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【視察レポート】ウィズコロナ時代に行くモルディブ旅行の最新情報(リゾート・帰国編/2020年8月視察③)

トラベルコンサルタントの須沢です。2020年8月に行ったモルディブ視察の様子を「出発前・出国編」、「機内・トランジット編」、「リゾート・帰国編」の合計3回に分けてレポートします。

今回は第3弾の「リゾート・帰国編」として、モルディブ到着からリゾートの様子、そして帰国までの状況を主に新型コロナ対策についてスポットを当てながらレポートさせていただきます。日本出発からモルディブ到着するまでの様子は、文末にあるリンクから前回までのレポートをご覧ください。また、モルディブ入国時から日本帰国までの様子など、インタビュー動画でも説明していますので、以下の「動画」よりご覧ください。

モルディブまでの飛行機の機内でいつも通り入国カードと、別に健康申告書を記載するようにと紙が渡されました。用紙を見る限り、これまで中国人も多く訪れるモルディブなので、中国の滞在などを少し厳しく見るためのものでしょうか。中国語の記載もありました。

機内で配られた健康申告書

機内で配られた健康申告書

通常と同じ入国カード

通常と同じ入国カード

飛行機から降り、入国審査では記載した入国カード、健康申告書、ホテルの予約確認書を提示すると、パスポートに30日以内の滞在が認められるスタンプが押されます。荷物を受け取り、出口を出るとリゾートや現地係員がホテルや旅行会社のボードを掲げての出迎えになります。

以前は本当に多くのリゾートスタッフが迎えていたのですが、今回は数えるほど。マスク着用のスタッフとミートして荷物を預けます。少し空港内を見て回りましたが、到着フロアにあるお店は何もやっていない状態でした。

出口を出るとスタッフの出迎えがあります

出口を出るとスタッフの出迎えがあります

到着ロビーのお店もすべて閉まっています

到着ロビーのお店もすべて閉まっています

国内線ターミナルもすぐ隣にあるため行ってみましたが、1日のフライトがこの日は3本のみ。国内線を使って行くことができるリゾートも現在は多くが水上飛行機でリゾートへ送迎をしているようでした。ただ水上飛行機は通常時よりも手荷物の重量規定が厳しくなり、3kg以内しか手荷物として持ち込めず、それ以外は預け入れ荷物となります。25kg以上になると別途追加料金が発生するため注意が必要です。

国内線もほとんど運航していませんでした

国内線もほとんど運航していませんでした

水上飛行機のチェックインカウンター

水上飛行機のチェックインカウンター

今回は歩いてリゾートの送迎スピードボートの乗り場へ移動します。預けた荷物はスタッフが運んでくれます。空港すぐ前まで歩くだけなので2、3分もかかりません。スーツケースをスピードボートに乗せる際に、スーツケースの持ち手2か所を消毒しておりました。この点が今回一番スタッフが気をつけていた部分でしょうか。通常はこのような消毒はありませんでした。

おそらくこれまで多くのスタッフがスーツケースを触れている可能性が高いということで、リゾートスタッフも最大限ケアをしているのだと思います。スピードボートにも消毒ジェルが用意されており、除菌をしてから乗船、そのままリゾートへ移動となりました。

スピードボートの中ですが、最初マスクをしていたものの、天気にもよりますが波が高い時などはマスクをしているとかなり酔いやすくなるかと思いますので、このあたりはある程度、判断して外すなどしたほうがよさそうです。スピードボート内は風が常に通っているので、密になる可能性は少ないです。

スタッフがスーツケースなど運んでくれます

スタッフがスーツケースなど運んでくれます

ボートに乗る前に持ち手を除菌しています

ボートに乗る前に持ち手を除菌しています

抜群の換気ができているスピードボートでリゾートへ

抜群の換気ができているスピードボートでリゾートへ

今回視察に訪れたリゾートは、首都マーレからスピードボートで約1時間、北マーレ環礁にある「ラックス* ノース マーレ アトール LUX* North Male Atoll」でした。モルディブには「ラックス*」が2軒ありますが、どちらも現在営業を開始し、観光客を受け入れております。今回びっくりしたのはお部屋の埋まり具合も45%と良く、主にヨーロッパや中東からのゲストが多いようでした。特に家族連れのゲストが多かったように見受けられました。

リゾート到着後、そのままカートで部屋に移動、バトラーとともに部屋内でのチェックインとなりました。チェックイン時に通常時は必要事項を記入するのみでしたが、今回は別に1枚、リゾートが独自に用意している健康調査票を記入する必要がありました。機内などで記載したものと内容はそれほど変わりませんが、最近身近で感染者や濃厚接触者との接触がないかなどの項目がありました。

なおリゾート内ですがゲストはマスク着用はお客様にお任せする、ということを最初に言われました。スタッフはもちろん全員マスク着用ですが、ほとんどのゲストはマスクから開放され、久しぶりにリラックスしていた方が多いようでした。

バトラー運転のカートでお部屋まで移動

バトラー運転のカートでお部屋まで移動

チェックインは宿泊する部屋で行いました

チェックインは宿泊する部屋で行いました

リゾート独自の健康調査票を記入しました

リゾート独自の健康調査票を記入しました

まずはレストラン、朝食時に全ゲストが利用するメインレストランでは必ず毎朝非接触型の温度計で検温がされます。特に記録しているわけではなかったようですが、毎日ゲストの体調管理を朝食時にしているのは素晴らしいです。そして、レストランの入り口には除菌ジェルがあり、こちらで消毒してから席に案内となります。

毎朝朝食の際に検温がありました

毎朝朝食の際に検温がありました

レストラン入り口は除菌ジェルが設置されています

レストラン入り口は除菌ジェルが設置されています

またレストランの入り口には以下写真にあるようなQRコードが3つ記載されたボードが置かれています。実は人が多く触れるであろう紙のメニューを使っておらず、現在はお客様が自身のスマホでQRコードを読み込むことで、自身のスマホからメニューを確認できるようになっておりました。朝食メニュー、昼・夜共通メニュー、ドリンクメニューの3種類でした。

通常時の朝食はセミアラカルト(一部ビュッフェで、アラカルトでの注文もあり)の形式を取っているようですが、現在は完全にアラカルトのみ。ビュッフェ台は閉まっておりました。もちろんメニューに載っていなくても、野菜だけ食べたい、チーズだけ食べたいなど、リクエストすれば可能な限り用意してもらえます。

紙のメニューがなく全てQRコードを読み取って自身のスマホで見る形です

紙のメニューがなく全てQRコードを読み取って自身のスマホで見る形です

朝食のビュッフェはなくなっていました

朝食のビュッフェはなくなっていました

レストラン内は半分屋外になっているので非常に風通しも良く、テーブルの間隔も空いているので密になることはありません。テーブルの間隔については特別コロナに関係なく、モルディブのほとんどのリゾートは通常時でも隣のお客様とすごく近い場所で食事を取ることもないので、安心してお食事をお召し上がりいただけます。また食事が終わったお客様が帰るとすぐにスタッフがテーブルを消毒していたのが印象的でした。

オープンエアなレストランで換気も抜群です

オープンエアなレストランで換気も抜群です

お客様が帰るとスタッフはすぐに消毒していました

お客様が帰るとスタッフはすぐに消毒していました

ウォータースポーツセンターではダイビング器材、シュノーケリングセット、そしてその他のウォータースポーツグッズなどについても「しっかりと洗っているから大丈夫だよ」とスタッフに声をかけられました。このあたりリゾート側でも用具の手入れなどは通常時でもしっかりとしているので、安心して遊ぶことができます。

ちなみにアクティビティなどのメニューに関してもレストラン同様、QRコードを読み取って自身のスマホで確認する形式でした。

ウォータースポーツも安心して利用可能です

ウォータースポーツも安心して利用可能です

ダイビング器材、シュノーケリングセットもしっかりと洗っています

ダイビング器材、シュノーケリングセットもしっかりと洗っています

こちらでもメニューはすべてQRを自身のスマホで読み取る形でした

こちらでもメニューはすべてQRを自身のスマホで読み取る形でした

今回は復路もエミレイツ航空搭乗のため、英文のPCR検査陰性証明書が必要でした。そのため、リゾートのハウスドクターによって自分の部屋で鼻咽頭拭い液パターン、いわゆる唾液での検査ではなく鼻の奥と喉の奥を拭う形式で検体が採られました。検体はマーレの病院に送られ検査をし、陰性であれば検査の翌々日には英文の陰性証明書がリゾートに届きゲストの手に届けられるという手順です。

リゾートによっても金額は多少違うかと思いますが、今回は英文の陰性証明書付きでUS150ドルでした。

ハウスドクターが部屋でPCR検体を取ります

ハウスドクターが部屋でPCR検体を取ります

検体はマーレの病院に送られ検査されます

検体はマーレの病院に送られ検査されます

リゾート滞在が終わり、往路と同じくマーレ空港までスピードボートで送迎となります。なお忘れてはいけないのが帰国便に乗る24時間以内に、入国時同様インターネット上から健康調査サイトにアクセスし入力、終わった際に発行されるQRコードを保存しておく必要があります。実際に出国時にはチェックインをする前に体温のサーモグラフィと空港係員がQRコードをスキャンするエリアがありました。

今回宿泊したラックス* ノース マーレ アトールでは親切なことに、チェックアウト前日に、登録してあったメールアドレス宛に健康調査サイトの入力を忘れないようにというリマインドメールが送られてきました。このあたりは宿泊するリゾートによっても違うと思いますので忘れないようにしてください。

チェックインについてはやはりこちらでも目的国での必要書類などの確認があるため、通常以上に時間がかかりました。日本で自主隔離などがある旨を理解しているかと確認されてチェックインが終わり、出国審査に進みました。

体温をサーモグラフィーで検査していました

体温をサーモグラフィーで検査していました

チェックインに関しては日本同様時間がかかります

チェックインに関しては日本同様時間がかかります

チェックインカウンターはアクリル板と消毒ジェル完備

チェックインカウンターはアクリル板と消毒ジェル完備

無事出国審査を抜けると免税店、ショップエリアとなります。到着エリアでは一切ショップがオープンしていませんでしたが、出国エリアではほぼすべてのショップがオープンしていました。元からモルディブの空港にショップはそれほど多くはありませんが、以前に訪れた時よりも若干店が増えていたりしました。

免税店もオープンしていました

免税店もオープンしていました

お土産屋さんも商品がばっちり揃っています

お土産屋さんも商品がばっちり揃っています

今までになかったおしゃれなショップもありました

今までになかったおしゃれなショップもありました

復路も往路同様、ドバイで長いトランジット時間を経て成田空港に帰国しました。ドバイから成田への機内で配られたのが通常の税関申告書に加えて、検疫所からのお知らせと質問票の2枚です。タイミングによって検査方法、時間などは変わってくるかと思いますが、私が帰国したときの様子をご参考までにお伝えします。

検疫所からのお知らせ

検疫所からのお知らせ

質問票

質問票

飛行機がゲートに到着後、空港内を歩いて一旦同じ飛行機に乗っていた搭乗者が一箇所に集められ、ソーシャルディスタンスを取りながら椅子に座って抗原検査を待ちます。抗原検査まで約2時間。抗原検査を終えて検査結果を受け取るまでも同様に約2時間。結局到着ゲートの外に出たのは、飛行機到着から約4時間強かかりました。このあたりは前後の到着便、到着人数によって検査時間や待ち時間も変わってくるとのことですが、やはりここでもかなり待ち時間がありました。

加えて水際対策として空港からの帰り道は公共交通機関を使うことができないこと、そして帰宅後は14日間の自主隔離が行われ、随時保健所からの健康調査連絡が電話などでくることになります。

※検査方法や書類などは8月時点のものですので、変更される可能性がございます。

須沢 悠

代表取締役 須沢 悠

無事2週間の自主隔離が終わり、こちらのレポートをアップさせていただくことになりました。ご覧いただいてわかるように、本当に海外旅行へのハードルはまだまだ高いと実感しております。一方でドバイやモルディブのリゾートなど、すでに観光客を受け入れている場所でどのような対策をしているかなど、現地の生の情報を知ることができました。

日本帰国時の水際対策が行われる限りは、なかなか一般の方が海外旅行に気軽に行ける状態にはならないかと思います。ただ私達も無事渡航できる日が来た時に、お客様を安心して送り出せるよう情報収集に努めております。私が体験した今回の渡航で一人でも不安に感じていたお客様が正しい情報を得て、今後の旅行に備えていただければ幸いです。

ご不明な点などあればお気軽にティースタイルにお問い合わせくださいませ。


代表取締役 須沢 悠のご紹介

これでひとまず3つの視察レポートは終了になりますが、今回モルディブで宿泊した「ラックス* ノース マーレ アトール」について、ホテルレポートとして次回ご紹介させていただきます。

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