Masai Mara TOPICマサイマラ トピックス
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【2024年最新】マサイマラ国立保護区サファリツアーの5つの魅力! 野生動物の世界を体感
♦マサイマラ国立保護区の「視察レポート」
♦マサイマラ国立保護区の概要
*グレートリフトバレー ~アフリカの大地を裂く大地溝帯~
*マラトライアングル ~タンザニアと国境を接する三角地帯~
♦マサイマラ国立保護区で見られる動物
♦マサイマラ国立保護区&周辺エリアの見どころ5選
1.ヌーの大移動
2.ジラフセンター
3.シェルドリック動物孤児院
4.マサイ族の村
5.カズリビーズ工場
♦マサイマラ国立保護区周辺のサファリ7選
1.ナクル湖国立公園
2.アンボセリ国立公園
3.アバーディア国立公園
4.ナイバシャ湖
5.ケニア山国立公園
6.サンブル国立保護区
7.オルペジェタ自然保護区
♦おすすめのアクティビティ
♦マサイマラ国立保護区サファリツアーのおすすめモデルプラン
♦マサイマラ国立保護区のホテル・ロッジ・キャンプ
♦マサイマラ国立保護区+αでさらに魅力的な旅に
♦マサイマラ国立保護区のサファリ体験に役立つ基本情報
*マサイマラ国立保護区のベストシーズン
*日本からのアクセス
*ケニア・サファリのおすすめ旅行日数
*治安情報
*予防接種(ワクチン)情報
*ビザ情報
*マラリア予防
*マサイマラ国立保護区の基本データ
♦マサイマラ国立保護区サファリ体験のよくある質問
Q. サファリへ行くときの服装や、持って行った方が良いものはある?
Q. ケニア旅行の旅行費用の相場・料金は?
Q. チップは必要?
Q. 水道水は飲めるの?
Q. インターネットはつながる?
Q. 電源プラグは何タイプ?
Q. 食事はどのようなものが出されますか?
ケニアが誇る野生動物の楽園、マサイマラ国立保護区(Masai Mara National Reserve)。特にケニア最大のライオンの生息地として知られる広大なサバンナには、ビッグ5をはじめとする多種多様な野生動物が生息しています。
7月から10月にかけては、150万頭を超えるのヌー、そして何十万頭にも及ぶシマウマの大移動が見られ、壮大な自然のドラマを目撃できるチャンスです。
さらに、朝焼けのサバンナを眺めるバルーンサファリや、伝統的な衣装に身を包んだマサイ族との交流など、ユニークな体験も魅力のひとつ。自然界が織りなす迫力満点の野生動物の姿を、ぜひ間近で体感してみてはいかがでしょうか。マサイマラで過ごす時間は、自然の壮大さを肌で感じるきっかけとなるでしょう。
※紹介する動物は必ずしも見られるとは限りません。あらかじめご了承いただけますようお願いいたします。
♦マサイマラ国立保護区に行かれた「お客様の声」
ティースタイルのホームページでは、今まで実際にマサイマラ国立保護区を訪れたお客様の感想を「お客様の声」として紹介しています。
ケニアをじっくり満喫するもよし、ほかの国と組み合わせてご希望がたっぷりつまった旅をするもよしです。スケジュールも公開しているので、ぜひお客様それぞれに合った楽しみ方を選んでみてください。
♦マサイマラ国立保護区の「視察レポート」
またティースタイルでは、トラベルコンサルタントが実際に現地に足を運び、マサイマラ国立保護区の視察をしています。
以下の「ホテルレポート」ではお客様にご紹介するホテルの内部やホテルまでの道のりで見られる野生動物の姿を紹介。ホテル選びそしてスケジュールを組む際の参考になると幸いです。
♦マサイマラ国立保護区の概要
マサイマラ国立保護区は、ケニア南西部に位置するケニアで最も有名なサファリのひとつです。
名前はマサイ族の「マサイ」とマラ川の「マラ」に由来しており、マサイ族に敬意を表して名づけられました。「マラ」は、マサイ語で「まだら」を意味し、背の低い木がポツポツと点在しているサバンナの光景を表しています。
マサイマラ国立保護区の面積は1,510k㎡。南はタンザニアと国境を接するマサイマラ国立保護区は、セレンゲティ国立公園からマラ川を渡ってくる150万頭を超えるヌーやシマウマの大移動が見られることでも有名です。
野生動物たちにとって国境は関係ありません。ビッグ5(※)を含む多種多様な野生動物たちが、広大なサバンナを歩き回っており、特にケニア最大のライオンの生息地としても知られています。
※ビッグ5:ライオン・ゾウ・ヒョウ・サイ・バッファローの5種類の大型野生動物のこと。
マサイマラ国立保護区への行き方
<車の場合>
・ナイロビから車で約5~6時間
<飛行機の場合>
・ナイロビウィルソン空港(WIL)から空路で約45分~1時間
*グレートリフトバレー ~アフリカの大地を裂く大地溝帯~
グレートリフトバレーとは、アフリカ大陸東側に広がる南北およそ5,600km、幅は最大100kmにも及ぶ大地の裂け目であり、マサイマラ国立保護区はグレートリフトバレー内に存在します。
地殻変動により生み出されたというこの裂け目は、サイマラ国立保護区やセレンゲティ国立公園のアフリカ最大級のサバンナのみならず、アフリカ最高峰のキリマンジャロ山(標高5,895m)やナクル湖やヴィクトリア湖など数々の自然を形成しました。
グレートリフトバレー内にあるナクル湖をはじめとする3つの湖は、絶滅の危機に瀕している13種の鳥類の生息地です。3つの湖を行き来する最大400万羽ものフラミンゴをはじめ、世界でも鳥類の多様性を誇るとされており、ケニア大地溝帯の湖沼群として世界遺産にも登録されています。
また、この世界遺産にはクロサイやロスチャイルドキリンなどを含む多くの哺乳類も生息。重要な生態学的プロセスの研究の貴重な場所となっています。
*マラトライアングル ~タンザニアと国境を接する三角地帯~
マサイマラ国立保護区はマラ川を境に東部エリアと西部エリアに分かれており、西部エリアに当たるのがマラトライアングルです。タンザニアとの国境に囲まれており、その名の通り三角の形をしています。
マラ川とオロロロの丘に挟まれたマラトライアングルはマサイマラ国立保護区の約3分の1を占め、世界で最も野生動物の密度の高い場所のひとつです。運がよければ2k㎡以内でビッグ5すべてが見られることも!
また、セレンゲティ国立公園からマサイマラ国立保護区へ移動する150万を超えるヌーや、シマウマの大移動を見られる最適の場所であり、その大群が出入りする場所としても有名です。バルーンサファリの出発地点でもあるので、圧巻の大移動を空から眺めてみてはいかがでしょうか。
なお、ナイロビからは車で約10時間かかるため、空路で訪れるのが一般的です。
♦マサイマラ国立保護区で見られる動物
マサイマラ国立保護区は、ケニアで野生動物の生息数No.1と言われるほど、ビッグ5(ライオン・ゾウ・ヒョウ・サイ・バッファロー)をはじめとする多種多様な動物たちの生息地です。ビッグ5に止まらず、ビッグ9(ビッグ5+チーター・キリン・カバ・シマウマ)まで見られることでも知られています。
なかでもライオンやチーターなど大型のネコ科動物の遭遇率が高く、灌木が少なく広い大草原が見渡せる広大なサバンナでは、大迫力の捕食シーンが見られることも! 加えて、陸上動物の中で最も背が高いと言われるマサイキリンの遭遇率も高いです。ケニア北部に見られるアミメキリン(多角形の斑点模様)とは異なるギザギザの斑点模様を観察してみてはいかがでしょうか。
また500種類以上の鳥類の生息地としても知られており、世界でも有数のバードウォッチングのスポットとしても人気の場所です。
では、マサイマラ国立保護区で見られる主な野生動物の遭遇率と、その他の動物の種類を以下でまとめていますので、ぜひご覧ください。
マサイマラ国立保護区で見られる野生動物の遭遇率
★ビッグ5
ライオン(〇)/ヒョウ(△)/ ゾウ (〇)/ シロサイ(×)・クロサイ(▲)/ バッファロー(〇)
★その他の動物
チーター(〇)/キリン(〇)/シマウマ(〇)/ヌー(〇)/カバ(〇)/ハイエナ(〇)/リカオン(▲)
<マークの見方>
◎→豊富に見られる
〇→見られる
△→時々見られる
▲→珍しい
×→見られない
その他の野生動物の種類
・ツチブタ
・アードウルフ
・ケープノウサギ
・アンテロープ
・シママングース
・オオミミギツネ
・ショウガラゴ(別名ブッシュベビー)
・ブッシュバック
・エランド
・アヌビスヒヒ(別名オリーブヒヒ)
・トムソンガゼル
・トピ
・サバンナモンキー(別名ベルベットモンキー)
・イボイノシシ
・ウォーターバック
など
♦マサイマラ国立保護区&周辺エリアの見どころ5選
マサイマラ国立保護区&周辺エリアの見どころを5つ紹介します。
マサイマラ国立保護区のハイライトとしても有名なヌーの大移動をはじめ、キリンやサイなどの絶滅危惧種を保護する施設、そしてマサイ族や工芸品などケニアの伝統や文化に触れられるスポットまで!ぜひプランニングの参考にしてみてください。
1.ヌーの大移動
150万頭を超えるヌーの大群が、毎年7月~10月にかけてマサイマラ国立保護区にやってきます。グレート・マイグレーションとして有名な大移動の移動距離は800~1,000kmにも及び、何週間にもわたる長い旅がはじまるのです。
ヌーをはじめシマウマやその他の動物を含めると数は200万頭以上。タンザニアのセレンゲティ国立公園からマサイマラ国立保護区へ向けて時計回りに移動しており、セレンゲティの広大なエリアを移動した後7月~8月頃にマサイマラにやってきます。
なかでも圧巻なのがヌーの川渡り。ワニの潜むマラ川やタレク川の水に飛び込む姿は、まさに命を懸けた光景です。この川渡りを旅のハイライトにする観光客も多くいます。
2.ジラフセンター
ジラフセンターは、ケニアに生息するキリンの中でも珍しい、絶滅が危惧されている「ロスチャイルドキリン(別名ウガンダキリン)」がいることで有名な動物保護施設です。東アフリカの草原(ケニアとウガンダ)のみに生息する亜種、ロスチャイルドキリンの悲惨な状況を知り、1979年に設立されました。
長い舌を巻きつけてトゲだらけのアカシアの枝から葉をとる食事風景を間近で観察できたり、自分の手から餌をあげる体験ができたり、テラスではキリンの同じ目線に立てたりと、大人から子供まで楽しめる場所です。
ティーハウスで朝食をとりながら、キリンを観察するのもいいですね! ジラフセンターは安全に管理された保護施設内でキリンと触れ合える、人気のスポットです。
3.シェルドリック動物孤児院
シェルドリック動物孤児院は、主に事故や象牙目的の密猟により、親を失ったゾウやサイの孤児を保護して野生に戻す取り組みをしている動物孤児院です。
孤児になったゾウたちが、大好きなミルクの入った哺乳瓶を求めて森から駆け出してくる姿、ミルクを飲む姿を観察できます。水浴びをしたり、仲間とじゃれあったり、転げまわったりする姿を眺めることもできますよ。
また飼育員による孤児たちのストーリーや性格について、そしてケニア全土で団体が行っている活動についての紹介も! シェルドリック動物孤児院は、12月25日を除く毎日1時間だけ公開されていますが、予約必須です。ジラフマナーにも近いので、一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。
4.マサイ族の村
サファリ中にマサイ族の人々を見かけても写真を一緒に撮ったり触れ合ったりすることは許されていません。しかし観光用のマサイ村、もしくは一部のマサイ族の村では観光客が受け入れられ、マサイの暮らし体験や文化交流ができる場となっています。
家づくり体験や火起こし体験、ビーズを使ったアクセサリー作り体験など、今も現代文化の影響をほとんど受けずに伝統文化を守り暮らしているマサイ族の文化や生活様式を垣間見られます。
マサイ族と言えば高いジャンプ力で有名ですが、モランとして知られる「戦士」とジャンプ力を比べる体験ができることも。
なお、観光用のマサイ村では、骨とう品やお土産を買うことを強引に求められることもありますが、いらなければはっきりと断りましょう。
5.カズリビーズ工場
カズリビーズ工場は、ケニア発祥の陶器ビーズ工場です。カズリとは、スワヒリ語で「小さくて美しい」を意味する言葉通り、非常に鮮やかな色彩で、ひとつひとつ手描きでデザインされた美しいビーズが生み出されています。
このカズリビーズ工場では、シングルマザーや多くの失業した女性たちを助けてきました。そして今や300人以上の女性を雇用し、その女性たちによって美しいビーズが生み出されています。
粘土の形成から色付け、窯での焼き上げに至るまで、ビーズが出来上がるまでの工程を見学可能。出来上がったビーズでネックレスやブレスレット、イヤリングなどのアクセサリーが作られます。
気に入ればショップでも購入できるので、観光の合間に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。ビーズ以外にも同じようなカラフルなデザインの陶器も作られていますよ。
♦マサイマラ国立保護区周辺のサファリ7選
マサイマラ国立保護区周辺のサファリを7つ紹介します。
ビッグ5の遭遇率が高かったり、シロサイやクロサイ、ロスチャイルドキリンなどの絶滅危惧種に指定された珍しい動物が見れたり、ロッジの部屋から「居ながらサファリ」を楽しめたり、公園によって特徴は様々です。
ぜひ訪れるサファリ選びの参考にしてみてください。一部、見られる主な野生動物の遭遇率も紹介しています。
1.ナクル湖国立公園
ナクル湖国立公園(Lake Nakuru National Park)は、シロサイとクロサイの生息地として有名です。大切に保護されているため遭遇率はNo.1。サイを見るのに最適な場所として知られています。
また湖の西側から広がるアカシアの森にはロスチャイルドキリンも生息。絶滅危惧種の珍しい動物たちを観察できる重要なスポットです。他にもベルベットモンキーやオリーブヒヒなどの猿やカバ、ペリカン、時にはライオンやヒョウも目撃できるかもしれません。
ナクル湖はグレートリフトバレーのソーダ湖のひとつで、かつてはフラミンゴの群れの鮮やかなピンク色が湖岸を埋め尽くしていました。現在は水位の変動によりフラミンゴの個体数は減少していますが、今なお400種を超える鳥類が観察できるバードウォッチングの地としても有名です。
湖に生える豊富な水草や藻などを求めて数多くの鳥類が集まる場所として、世界遺産にも登録されています。
<ナクル湖国立公園への行き方>
・ナイロビ市内から車で約3時間
ナクル湖国立公園で見られる動物
★ビッグ5
ライオン(△)/ヒョウ(△)/ ゾウ (×)/ シロサイ(〇)・クロサイ(△)/ バッファロー(〇)
★その他の動物
チーター(×)/キリン(〇)/シマウマ(〇)/ヌー(▲)/カバ(〇)/ハイエナ(△)/リカオン(×)
<マークの見方>
◎→豊富に見られる
〇→見られる
△→時々見られる
▲→珍しい
×→見られない
2.アンボセリ国立公園
アンボセリ国立公園(Amboseli National Park)は、野生のゾウの大群と出会える確率が高いことで有名です。
アンボセリのゾウは、密猟から守られてきたため立派な象牙を持ち、朝と夕方には大きな群れが砂埃の舞う平原を歩き回っています。サファリカーの周りでリラックスした姿を見られることも! 雪をかぶったアフリカ最高峰のキリマンジャロの前を行進するゾウの姿は、絶好のフォトスポットです。特に夜明けや夕暮れには霧が晴れ、頂上が姿を現してくれるかもしれませんね。
またキリマンジャロを背景にライオンやチーターなどのネコ科の大型肉食動物や、ヌーやマサイキリン、シマウマ、バッファローなども見られます。アンボセリ国立公園は、高くそびえ立つキリマンジャロと
サファリを同時に楽しめる、ケニアで最も人気のある国立公園のひとつです。
<アンボセリ国立公園への行き方>
・ナイロビ市内から車で約4~5時間
・ナイロビウィルソン空港(WIL)から空路で約45分
アンボセリ国立公園で見られる動物
★ビッグ5
ライオン(△)/ヒョウ(▲)/ ゾウ (◎)/ シロサイ(×)・クロサイ(×)/ バッファロー(◎)
★その他の動物
チーター(△)/キリン(〇)/シマウマ(◎)/ヌー(◎)/カバ(〇)/ハイエナ(〇)/リカオン(×)
<マークの見方>
◎→豊富に見られる
〇→見られる
△→時々見られる
▲→珍しい
×→見られない
3.アバーディア国立公園
アバーティア国立公園(Aberdare National Park)は、緑豊かな森林に囲まれており、他の東アフリカのサバンナとはまったく異なる世界が広がる国立公園です。
ケニアの中でも珍しい、ロッジに居ながら水場にやってくる野生動物を観察できる場所としても知られています。夜間もライトが照らされており、運がよければクロサイが見られることも! ブザーの回数でどの動物がやってきたかわかるようになっています。
ゲームドライブはできませんが、ゾウやバッファロー、ヒヒ、ブッシュベビーなどのほか、美しく恥ずかしがりやなボンゴも姿を見せてくれるかもしれません。
また英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)が父ジョージ6世の訃報を受け「女王」なったことを知った場所として世界的に有名な、樹の上のホテル「ツリートップス」があるのもここアバーティア国立公園です。
<アバーディア国立公園への行き方>
ナイロビ市内から車で約3時間
アバーディア国立公園で見られる動物
★ビッグ5
ライオン(▲)/ヒョウ(▲)/ ゾウ (〇)/ シロサイ(×)・クロサイ(▲)/ バッファロー(〇)
★その他の動物
チーター(×)/キリン(×)/シマウマ(×)/ヌー(×)/カバ(×)/ハイエナ(〇)/リカオン(×)
<マークの見方>
◎→豊富に見られる
〇→見られる
△→時々見られる
▲→珍しい
×→見られない
4.ナイバシャ湖
ナイバシャ湖(Lake Naivasha)は、マサイマラ国立保護区に向かうルート上にある淡水の湖です。他のエリアでは体験できないボートサファリや、ペリカンをはじめとする400種を超える水鳥を観察できるバードウォッチングでも有名な場所です。
特にカバが多く生息しており、その数は1,500頭以上。また、湖畔ではサルの仲間、クロシロコロンブスがよく見られますよ。
またナイバシャ湖内にある三日月型のクレセント島には、キリンやシマウマ、インパラ、ウォーターバックなどの野生動物が生息。ネコ科の大型肉食動物がいないため、ウォーキングサファリも楽しめます。ナイバシャ湖のそばの小さな保護区、クレーターレイク動物保護区では運がよければヒョウにも遭遇できるかもしれません。
<ナイバシャ湖への行き方>
ナイロビ市内から車で約1時間半
5.ケニア山国立公園
ケニア山国立公園(Mount Kenya National Park)は、アフリカ第2の標高を誇るケニア山(標高5,199m)の、3,350m以上の地域にある動植物や周辺環境の保護のために設定された国立公園です。世界遺産にも登録されており、山を登るにつれて変化する独特の生態系を持っています。
標高の高さから、赤道直下にも関わらず万年雪や氷河に覆われているケニア山には、絶滅危惧種のクロサイやシロサイの他、アフリカゾウやヒョウ、ボンゴなどの珍しい動物が生息。130種を超える鳥類も観察できるので、バードウォッチングにも最適です。
また、ロッジの水場に集まる動物を観察する「居ながらサファリ」も人気のひとつ。大きな動物のみならず、ジャネットやマングースなどの小さな動物の観察も楽しめますよ。
<ケニア山国立公園への行き方>
・ナイロビ市内から車で約4時間
・ナイロビのウィルソン空港(WIL)から空路で約1時間
6.サンブル国立保護区
サンブル国立保護区(Samburu National Reserve)は、赤道を挟んで北半球に位置しているケニア北部の保護区です。厳しい不毛の山々とエワソ・ニロ川の肥沃な川岸に囲まれており、乾燥地域に適応した、この地域でしか見られない希少な野生動物が数多く生息しています。
サンブル国立保護区には、サンブルスペシャル5と呼ばれる独自のビッグ5が存在。陸上の動物の中で最も背が高く、キリンの種の中で最も網目模様がハッキリしたアミメキリンをはじめ、普通のシマウマより縞模様が細かいグレービー・シマウマ、後ろ足で立ち、届きにくい葉を食べられるゲネルク、その他ベイサオリックスとソマリダチョウです。
またゾウの群れやヒョウを観察するのにも最適で、絶滅危惧種のリカオンも見られるかもしれません。さらに400種を超える豊富な鳥類の生息も記録されています。
<サンブル国立保護区への行き方>
・ナイロビ市内から車で約6時間
・ナイロビのウィルソン空港(WIL)から空路で約1時間
サンブル国立保護区で見られる動物
★ビッグ5
ライオン(△)/ヒョウ(△)/ ゾウ (◎)/ シロサイ(×)・クロサイ(×)/ バッファロー(△)
★その他の動物
チーター(▲)/キリン(〇)/シマウマ(〇)/ヌー(×)/カバ(△)/ハイエナ(△)/リカオン(▲)
<マークの見方>
◎→豊富に見られる
〇→見られる
△→時々見られる
▲→珍しい
×→見られない
7.オルペジェタ自然保護区
オルペジェタ自然保護区(Ol Pejeta Conservancy)は、ナイロビから最も近いビッグ5が生息する保護区です(ヒョウは見られないかもしれませんが、シロサイの目撃情報は頻繁!)。特筆すべきは東アフリカ最大のクロサイの保護区であること! 地球上に残るわずか2頭の雌キタシロサイを24時間体制で保護しています。
また、マサイマラ国立保護区に次いで、ライオンやチーター、ハイエナなどの捕食動物を高い確率で観察可能。アミメキリンやグレービー・シマウマなど乾燥地域特有の動物も生息しています。
さらに、オルペジェタ自然保護区は景観も魅力的です。アバーディア山脈の麓と雪をかぶったケニア山の間に広がる保護区は、豊富な野生動物と絶好の背景をもあわせ持った、素晴らしいスポットと言えるでしょう。
<オルペジェタ自然保護区への行き方>
ナイロビ市内から車で3~4時間
オルペジェタ自然保護区で見られる動物
★ビッグ5
ライオン(△)/ヒョウ(▲)/ ゾウ (〇)/ シロサイ(〇)・クロサイ(〇)/ バッファロー(〇)
★その他の動物
チーター(△)/キリン(〇)/シマウマ(〇)/ヌー(△)/カバ(△)/ハイエナ(〇)/リカオン(▲)
<マークの見方>
◎→豊富に見られる
〇→見られる
△→時々見られる
▲→珍しい
×→見られない
♦おすすめのアクティビティ
マサイマラ国立保護区や周辺サファリで楽しめるアクティビティを6つ紹介します。
サファリの楽しみはゲームドライブだけではありません。特にバルーンサファリはマサイマラ国立保護区の醍醐味のひとつです。サファリを楽しむ方法はさまざまなので、定番のゲームドライブに他のアクティビティもプラスして、より思い出に残る旅を計画してみてはいかがでしょうか。
♦マサイマラ国立保護区サファリツアーのおすすめモデルプラン
マサイマラ国立保護区サファリツアーのおすすめモデルプランをご紹介します。
そのままご旅行計画を立てるもよし、アレンジしてご自分の希望を詰め込むのもよしです。ご予算にあわせてプランニングさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。
ナクル湖&マサイマラ国立保護区を周遊! 雄大な自然に触れるケニアのハネムーン7日間
マサイマラ国立保護区をメインに周辺サファリも合わせて「大自然の中で野生動物をたくさん見たい!」を叶えるプランをご用意しました。
想像を超える大自然の中で、非日常の世界を楽しめます。空ひとつ取っても、一日中見上げていても飽きないくらい、さまざまな顔を見せてくれますよ。ゲームドライブで雄大な自然に触れる旅! 動物たちを至近距離から観察できます。見晴らしが良いからこそ、野生動物が遠くにいてもシルエットでわかることも! ぜひご自分で体感してみてください。
♦マサイマラ国立保護区のホテル・ロッジ・キャンプ
マサイマラ国立保護区にあるホテルやロッジ、キャンプを合計6か所を紹介します。
マサイ族の村の住居をイメージしたカラフルな色合いのコテージや、星空の下で宿泊体験ができるホテルまで、ご希望に合わせてプランニングをご相談いただけます。ぜひお気軽にお申し出ください。
♦マサイマラ国立保護区+αでさらに魅力的な旅に
マサイマラ国立保護区+αでさらに魅力的な旅の組み合わせを紹介します。
マサイマラ国立保護区と組み合わせて訪れやすい2か国に加え、日本からの乗り継ぎ時間が長い場合におすすめな乗り継ぎ観光情報まで。ぜひ参考にしてみてください。
♦マサイマラ国立保護区のサファリ体験に役立つ基本情報
マサイマラ国立保護区のサファリ体験に役立つ基本情報を紹介します。マサイマラ国立保護区のベストシーズンからおすすめな旅行日数、入国に必要な情報まで解説しているので、ぜひご覧ください。
*マサイマラ国立保護区のベストシーズン
マサイマラ国立保護区では1年を通して野生動物を観察できますが、特に6月~10月の乾季は、野生動物を観察するには最適の時期です。この時期は動物たちが水辺に集まりやすく、見つけやすくなるのも理由のひとつ。
中でも7月~8月にはヌーやシマウマなどの大群が水や草を求めてセレンゲティ国立公園からやってくるため、マサイマラ国立保護区ではヌーやシマウマであふれた光景を見られる可能性が高まりますよ!
そして9月中旬くらいまではヌーの川渡りが行われるため、乾季の時期は多くの観光客がマサイマラ国立保護区を訪れる時期です。
*日本からのアクセス
日本からの直行便はないため、ドバイ(エミレーツ航空)やドーハ(カタール航空)、イスタンブール(ターキッシュエアラインズ)などを経由したフライトからお選びいただけます。
乗り継ぎを含めた日本からナイロビ(NBO)までの所要時間は最短19時間ほど。国際線でナイロビに到着したら、国内線空港であるナイロビウィルソン空港(WIL)に移動し、50分ほどの飛行時間でマサイマラに到着できます。
ナイロビから車で4~5時間かけて向かうこともできますよ。
*ケニア・サファリのおすすめ旅行日数
ケニア・サファリのおすすめ旅行日数は、7日間~10日間です。
日本からケニアのナイロビまでは乗り継ぎを含め最短でも19時間以上かかるため、飛行機での移動だけで片道丸一日かかります。マサイマラ国立保護区以外のアンボセリ国立公園やナクル湖国立公園など周囲に点在するサファリも訪れる場合に備え、丸5日間は滞在できる日程を立てておくと十分に楽しめますよ。
また、ケニアの他にタンザニアのサファリやザンジバル、モーリシャスの組み合わせをお考えの場合は、10日間以上の日程を考えておくと安心です。
*治安情報
マサイマラ国立保護区を含むサファリエリアの治安は比較的良好です。しかし、ナイロビの市内中心は一般的に治安が悪いと言われているので、ティースタイルのツアーではナイロビの市内の危険と言われるエリアを通らないようにルートを組んでいます。
さらに、ナイロビに宿泊する場合でも、治安が悪いと言われる市内のホテルは利用しません。安全な場所にあるホテルをご用意し、ご旅行中に治安に関するご不安がないよう日程を組ませていただいています。
その他、ご不安な点がございましたら、ご遠慮なくコンサルタントにご相談ください。
*予防接種(ワクチン)情報
ケニアの入国に必要な予防接種はありません。
しかし、ケニアはWHOの黄熱汚染国に指定されているため、乗り継ぎで他の国を経由する場合やケニアと組み合わせて複数の国に渡航する場合には、訪れた先でイエローカード(黄熱ワクチン接種証明書)が要求される場合があります。
どの国に渡航(乗り継ぎ含む)するかによってイエローカードの必要の有無は異なるので、複数国旅行する場合には必ずコンサルタントにワクチン(予防接種)が必要かどうかご確認ください。
※こちらの情報は、予告なく変更されることがあります。
*ビザ情報
日本人(日本国籍所持者)がケニアに入国するには、電子渡航認証(eTA:electronic Travel Authorization)システムでの事前申請と申請費用の支払いが必要です。2024年1月5日、ケニア政府によりこれまで必要としていた査証が廃止され、eTAが導入されました。
申請の処理期間は3営業日とされていますが、場合によっては3日以上の時間がかかる場合があります。余裕をもって申請しましょう。
また、ケニアを出国する航空券を所持していないと入国を拒否される場合があるので、出発前に往復の航空券を手配しておく必要があります。
【eTAの申請に必要なもの】
・ケニア到着予定日から6か月間以上の残存有効期間があるパスポート
※1ページ以上の空白ページがあること
・パスポート用の写真
・連絡先情報、メールアドレス、電話番号
・到着/出発の旅程の詳細
・宿泊先の予約確認書
・クレジットカード、デビットカード、その他の支払い方法
なおケニア以外の国も渡航する場合はそれぞれの国の入国条件(乗り継ぎを含む)をチェックする必要があるので、コンサルタントにご相談ください。
(2024年8月時点)
*マラリア予防
ナイロビにはマラリアを媒介するハマダラカ(蚊)は生息していませんが、他の場所ではマラリアが蔓延している地域もあります。マラリアに予防接種はないため、蚊に刺されないように対策することが重要です。
マラリアの原虫を持つ蚊はとくに夕方から朝方にかけて活動が活発化。長袖・長ズボンの着用や、虫よけスプレー、殺虫剤、蚊帳、蚊取り線香など蚊に刺されない予防を徹底しましょう。
長期滞在する場合には、マラリアの予防薬の服用も推奨されています。
*マサイマラ国立保護区の基本データ
・国名:ケニア共和国(Republic of Kenya)
・首都:ナイロビ(Nairobi)
・面積:1,510k㎡
・言語:スワヒリ語、英語
・宗教:伝統宗教、キリスト教、イスラム教
・通貨:ケニア・シリング(KES)。1ケニア・シリング=1.13円(2024年8月現在)
・日本との時差:6時間(日本が6時間進んでいます)。サマータイムなし。
♦マサイマラ国立保護区サファリ体験のよくある質問
Q. サファリへ行くときの服装や、持って行った方が良いものはある?
サファリを楽しむための服装と持ち物について、服装の色は動物を驚かせないよう自然の色調に溶け込むもの(カーキ・茶・緑色など)を選びましょう。長袖・長ズボン、そして気温の変化に対応するため、薄手の上着と防寒具を準備しておくことがおすすめです。
その他、強い日差しを避ける帽子やサングラス・ストール・日焼け止め、またカッパ・除菌ティッシュ・ハンカチ&ティッシュ・トイレットペーパー&サニタリー・水筒を持っていくと便利。
さらに、野生動物をより近くで観察したい方には、望遠ズーム付きのカメラや双眼鏡が役立ちます。
サファリにおすすめの持ち物や服装は、下記アフリカ旅行の「視察レポート」で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
【視察レポート】アフリカ・サファリ旅行が初めての方必見! 持ち物・服装・お土産情報(ケニア&タンザニア/2024年5月視察⑬) 【視察レポート】アフリカ旅行におすすめの持ち物と服装(南部アフリカ/2020年1月視察)Q. ケニア旅行の旅行費用の相場・料金は?
2024年6月時点の、ケニア旅行の旅行費用の相場・料金を以下で紹介しています。
【ケニア旅行の費用相場】
・アンボセリとマサイマラを訪れるケニア2都市周遊8日間 おひとり様 約60万円~。
・サファリとビーチどちらも楽しむケニア・タンザニア ザンジバル周遊プラン2カ国周遊8日間 おひとり様 約70万︎円~。
※ご旅行の時期、航空会社、ホテル、観光などの手配内容によって変動します
ただし、航空券代金や燃油サーチャージ、現地サファリの保護区への入園料、円安などの高騰により、今後価格が変動する可能性があります。
最新情報については、お気軽にコンサルタントへご相談ください。
Q. チップは必要?
ケニアにはチップを渡す文化があります。(USドル、もしくはケニア・シリングで)
【チップの目安】
・ホテルのポーター:1USドル程度/回
・ルームサービス:5USドル程度/回
・レストラン:請求額の10%程度(ツアーに含まれる食事に関してはチップは支払い済みです。ドリンク代のチップのみお支払いください。)
※サービス料が含まれていない場合
・ドライバーズガイド:最低20USドル程度/日
細かい現金が必要になるので、日本で事前にUSドルに両替しておくことがおすすめです。現地通貨に両替する場合は、事前に両替しておいたUSドルを、ケニア・シリングに両替するとスムーズ。日本円は限られた場所でしか両替できないので注意しましょう。
Q. 水道水は飲めるの?
水道水を飲むことはできません。うがいや歯磨きの際も、購入したペットボトルの水を飲むようにしましょう。また、シャワーを浴びる際も、水が口に入らないよう注意が必要です。
Q. インターネットはつながる?
ケニアの観光地では無料Wi-Fiを使ってインターネットを利用できる場所もありますが、接続状況や速度は不安定なことが現状です。またサファリやその他屋外では無料Wi-Fiが使えないため、Wi-Fiルーターをレンタル、もしくは現地のSIMを利用しましょう。
Q. 電源プラグは何タイプ?
マダガスカルでは一般的にB・B3・BF・Cタイプのプラグが使用されています。複数種類があるので、マルチタイプの持参がおすすめです。(日本のプラグはAタイプ)
電圧は220V~240V。製品ラベルに「100V-240V」の記載があれば、変圧器がなくともケニアでも使用可能です。
日本の電圧は100Vのため、日本でのみ使用可能な電気製品をケニアで使用すると破損につながるため、しっかりと表示を確認してから持参もしくは変圧器を使用しましょう。
Q. 食事はどのようなものが出されますか?
弊社が手配するケニア旅行では、基本的に食事はフルボード(朝昼夕食)です。主にコース形式とビュッフェ形式に分かれています。
【1日のお食事例】
朝食:英国式の朝食(オムレツ・フルーツ・タロイモ・ケールの炒め物など)
昼食:ランチボックス(グリルチキン・ナッツ類・フルーツジュース)
夕食:コース料理(スープ・サラダ・メイン料理・デザート)
※メインはお肉(牛肉・チキン・ラム肉が多め)・お魚・ベジタリアンメニューから選ぶことが多いです。
サファリでのお食事については、下記アフリカ旅行の「視察レポート」で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
サファリ旅行のその他の質問
アフリカ・サファリ旅行のよくある質問2024.09.10 updated
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