セレンゲティ視察ブログ
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【視察レポート】タンザニアで絶対外せないセレンゲティ国立公園でバルーンサファリ体験(タンザニア/2024年10月視察④)

2024年10月に、タンザニア視察を行いました須沢です。今回は、タンザニアのサファリで絶対に外せないセレンゲティ国立公園をご案内いたします。あわせてセレンゲティ国立公園内で宿泊したロッジと、早朝に体験した「バルーンサファリ(熱気球)」についてもご紹介いたします。

セレンゲティ国立公園でのサファリ(ライオンの子供たちに遭遇)

セレンゲティ国立公園でのサファリ(ライオンの子供たちに遭遇)

前日、ンゴロンゴロ保全地域手前に宿泊した私たちは、ンゴロンゴロクレーターでのサファリ後に、そのままセレンゲティ国立公園に移動しました。

セレンゲティは、地球上最も哺乳動物が生息する場所としても知られており、とにかく、ビッグ5(ライオン、ゾウ、ヒョウ、バッファロー、サイ)と呼ばれる大型の動物を始めとして、その種類、量ともに、タンザニアでサファリをするからには絶対に外せない場所になっています。

と、これだけ言いながら、私たちは1日セレンゲティで過ごせたかどうかという、今回はかなり強行日程でした。

セレンゲティ国立公園のゲート

セレンゲティ国立公園のゲート

広大なサバンナ

広大なサバンナ

セレンゲティ国立公園は、国立公園ということで車は決められた道しか通れず、動物が遠くにいたとしてもオフロード走行ができないため、どれだけ近くで動物を見られるかは、言わば運次第となります。それでもなんと!初日宿泊するロッジに行く途中に、今まで見た中でも最も近い距離で、ライオンの家族に遭遇することができました。

今回は、運よく、道路にたまった水をライオン家族が飲みに来たため、車のほぼ目の前などで、ライオンの家族を見ることができました。若干の怖さはあるものの、一定の距離を保ちながら見守ります。

ライオンの家族

ライオンの家族

水を飲みに来たライオン

水を飲みに来たライオン

かわいいライオンの子供たち

かわいいライオンの子供たち

暗くなる前に宿泊するロッジに、と急いだのですが、結局到着は夜になってしまいました。ただ私は、夜になる前、夕焼けの時間帯の大地と、動物が見えるこの時間帯の景色が大好きです。どうしても疲れて寝てしまいがちな、ロッジに行く最後の道すがらですが、ぜひ機会があれば、この美しい景色をお楽しみいただきたいと思っています。

ロッジに向かう車内から

ロッジに向かう車内から

眠気をこらえて見ていただきたい美しい景色

眠気をこらえて見ていただきたい美しい景色

セレンゲティ国立公園内で宿泊したのは、アカシアコレクション(Accasia Collection)のひとつである「エンキラリ ウィルダネス キャンプ Enkirari wilderness camp」です。レセプションエリアで諸注意と夕食の時間の案内、そして、翌朝行われるバルーンサファリのスケジュールの説明が行われました。到着したのが、日が落ちた時間だったこともあり、部屋にチェックイン、シャワー、そして夕食と、あわただしく時間が過ぎていきました。

エンキラリ ウィルダネス キャンプ

エンキラリ ウィルダネス キャンプ

レセプションエリア

レセプションエリア

さまざまな説明が行われました

さまざまな説明が行われました

お部屋は、ラグジュアリーテント型のキャンプです。広々としたお部屋にベッド、そして一切座る時間もありませんでしたが、ソファエリアがあります。携帯やカメラも充電可能。飲料水も用意されています。トイレとシャワーは、以下の写真のように、一見“なんだこれは”という見た目でしたが、何ら不自由することはありませんでした。

広々としたお部屋にはベッドとソファエリア

広々としたお部屋にはベッドとソファエリア

お部屋で充電も可能です

お部屋で充電も可能です

一方はトイレ、一方はシャワーです

一方はトイレ、一方はシャワーです

日が暮れてから部屋に出る場合には、近くに動物がいる可能性があるため、安全のために、部屋に用意されているトランシーバーでスタッフを呼んでから一緒に移動します。ちなみに、夕食後、部屋に帰る途中に見える距離にバッファローがおり、このためにスタッフが同行するんだなと、改めて実感した瞬間でした。

翌朝は、早朝から「バルーンサファリ」へ。朝4時過ぎには出発だったため、まだまだ真夜中の3時台に起床、チェックアウトをし、寝ながら車に揺られ、熱気球の出発場所に移動しました。

今回乗った熱気球は、セレンゲティ バルーン サファリ(Serengeti Baloon Safaris)という会社のもの。セレンゲティでは、いくつかバルーンサファリを行っている会社があり、宿泊している場所などによってもご案内が異なります。

オプションとしてご案内することが多いこちらのバルーンサファリ。もちろん事故のリスクなどがゼロとは言えないアクティビティですので、自己責任にはなりますし、金額も高額になります。そして、天候にも左右されるため、フライトできない可能性もございます。ただ個人的には、それでもぜひ追加していただきたいオプショナルアクティビティです。

気球に火を入れます

気球に火を入れます

日の出もきれいに見えました

日の出もきれいに見えました

テイクオフ!

テイクオフ!

セレンゲティのバルーンサファリは、広大なサバンナを、それほど高度が高い場所を飛ぶわけではなく、肉眼で動物が確認できるくらいの比較的低空飛行が続きます。シマウマが駆け抜けている様子、キリンが歩いている様子などなど、地上から見る景色とはまったく違う視点なので、すごく新鮮でした。

空からの眺めは、常に写真を撮っていたくなるような美しい光景が続き、誰もが気球に乗ってよかったと口にするような体験でした。私も、バルーンサファリ自体は初めてだったのですが、また機会があれば、絶対に乗りたいと思うアクティビティでした。

息を飲む空からの絶景に見とれるばかり

息を飲む空からの絶景に見とれるばかり

バルーン会社から送られてきた上空での写真

バルーン会社から送られてきた上空での写真

広大なサバンナに映るバルーンの影

広大なサバンナに映るバルーンの影

フライト後には、バルーンのキャプテンがスパークリングワインを開けてみんなで乾杯。少し飲んだあとは、車に乗って朝食会場へ。その道すがら、少し遠かったのですが、チーターを見かけました。こういったふとした瞬間にも動物が現れる環境が、さすがセレンゲティだなと感じました。

キャプテンがスパークリングワインを振舞います

キャプテンがスパークリングワインを振舞います

みんなで乾杯

みんなで乾杯

朝食会場に行く道すがら見ることができたチーター

朝食会場に行く道すがら見ることができたチーター

朝食会場はサバンナの真ん中でしたが、木陰に完璧にセッティングされておりました。私は、アボカドトーストを選びましたが、屋外の素晴らしい環境も伴い、すごくおいしい朝食になりました。

食事の最後には、キャプテンからひとりひとり名前を呼ばれて、フライト証明書が渡されます。何てことはないのですが、旅の記念にこういったものがあると思い出にも残るので、素晴らしいサービスだなと感じました。

おいしかったアボカドトースト

おいしかったアボカドトースト

最後に渡されるフライト証明書

最後に渡されるフライト証明書

木陰に完璧にセッティングされた朝食会場

木陰に完璧にセッティングされた朝食会場

このあとは車を乗り換え、サファリをしながら移動の予定だったのですが、途中大雨にあい、ひたすらンゴロンゴロのロッジに向かったのでした。

須沢 悠

代表取締役 須沢 悠

セレンゲティ国立公園でのサファリ&バルーンサファリはいかがでしたか?

タンザニアでサファリをする方であれば、ヌーの大移動、ヌーの川渡りを1度は見てみたいと思う方も多いのではないでしょうか。セレンゲティ国立公園を走る、マラ川を渡るヌーの大群は、タイミング、そして運次第なので、絶対に見られるものではありません。

ただ、この広大なセレンゲティ国立公園のサファリ、本当におすすめです。ビック5を始めとして、さまざまな動物がいる公園、ガイドによると、3日くらい滞在すれば、ある程度有名どころの動物は、ほとんどの種類が見られるはずということでした。

タンザニア国立公園には、いくつもサファリエリアがありますが、動物をなるべく多くの種類、数多く見たい場合には、なるべくセレンゲティ国立公園での滞在を長く取ることをおすすめします。連泊することで移動時間も少なくなり、ロッジ、キャンプ滞在もきっと快適になるはずです。

動物メインでのご旅行ご検討の方は、少しでも長くセレンゲティ滞在をご検討ください。そして、タンザニア旅行のご計画は、ぜひティースタイルにご相談ください。


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