サンモリッツ視察ブログ
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【ホテルレポート】ヴァルトハウス シルス<後編> (スイス・サンモリッツ近郊[シルス]/2023年9月視察⑩)

2023年9月にスイスを視察してまいりました、トラベルコンサルタントの角です。スイスらしい雄大な景色が広がるエンガディン地方の名門ホテル第2弾として、私が初めてエンガディン地方を訪れた時(2017年)からずっとお気に入りのホテル「ヴァルトハウス シルス Waldhaus Sils」を、前編と後編に分けてご紹介します。今回の後編では、お部屋とスパエリアを中心にお届けします。なお、前編では、パブリックスペースやレストランなどをご紹介しておりますので、最下部のリンクから合わせてご参考になさってください。

ヴァルトハウス シルスは、スイスの高級アルペンリゾートで知られるサンモリッツの近く、シルス湖畔の静かな村、シルスマリアの森に佇む名門5つ星ホテルで、その姿には『眠れる森の美女』の物語を彷彿とさせます。

ヴァルトハウス シルス。まるで『眠れる森の美女』の世界(Photo by:Waldhaus Sils)

ヴァルトハウス シルス。まるで『眠れる森の美女』の世界(Photo by:Waldhaus Sils)

お部屋のカテゴリーは、大きく分けてクラシック、ノスタルジック、モダンの、3つのタイプに分かれています。事前に、カテゴリーと眺望(ビュー)のリクエストに応じてくれます。ギシギシと床がきしむ音や風情のある内装こそが、ヒストリック ホテルならではの体験です。

今回宿泊したお部屋は、クラシックタイプの「スーペリアダブル マウンテンビュー」です。

ベランダ付きで、西側にシルス湖、東側にとシルヴァプラナ湖と2方向を望めるお部屋でした。浴室にはバスタブとシャワーブースが備わり、バスアメニティは、イタリアのナチュラル スパブランド「Team Dr Joseph」です。

ベランダ付きで、西側にシルス湖、東側にとシルヴァプラナ湖と2方向を望めるお部屋でした。浴室にはバスタブとシャワーブースが備わり、バスアメニティは、イタリアのナチュラル スパブランド「Team Dr Joseph」です。

こちらのお部屋の様子を動画にてご覧ください。

1908年の創業当時をそのまま維持している「スイートルーム」です。ノスタルジックタイプはスイートルームのみです。とてもアンティークなインテリアですが、メンテナンスは欠かしていないので、支障なく宿泊できます。特にバスルームは、映画で見るようなアンティーク感が満載です。

すべて創業当時のインテリア

すべて創業当時のインテリア

ほっこりしたい暖炉スペース

ほっこりしたい暖炉スペース

創業当時からダブルシンクを設置していたとは!

創業当時からダブルシンクを設置していたとは!

猫足のバスタブ

猫足のバスタブ

グラス置き付きの石鹸皿がかわいい♪

グラス置き付きの石鹸皿がかわいい♪

トイレは新旧の折衷かな?

トイレは新旧の折衷かな?

こちらはモダンタイプの「スタンダードルーム」です。

創業1908年のホテルにとっては、モダンになるカテゴリーです 。地元のパイン材を使用した、居心地のいいお部屋です。

創業1908年のホテルにとっては、モダンになるカテゴリーです 。地元のパイン材を使用した、居心地のいいお部屋です。

各フロアの廊下には、“ご自由にお持ちください”のフルーツやミネラルウォーターが、常に用意されています。さり気ない「おもてなし」です♪

おもてなしのリンゴ

おもてなしのリンゴ

おもてなしのウォーター

おもてなしのウォーター

ホテルには、3階建て1,500㎡の敷地をもつ独立棟に「ヴァルトハウス スパ(Waldhaus Spa)」があります。スパ(温泉)やサウナ、リラクゼーションエリア、インドアプール、屋外ジャグジー、フィットネスジム、エステルームが備わり、宿泊ゲストは無料で利用できます(エステのトリートメントは有料)。スパエリアへは、お部屋にあるバスローブとスリッパでアクセスできます。

インドアプール(Photo by : Waldhaus Sils)

インドアプール(Photo by : Waldhaus Sils)

山のミネラルたっぷりの温泉

山のミネラルたっぷりの温泉

地元のパイン材を使用したサウナ

地元のパイン材を使用したサウナ

フィットネスジム

フィットネスジム

サンテラス

サンテラス

エステルーム

エステルーム

最後に、お部屋の窓辺で朝のリラックスタイム♪

ヴァルトハウス シルスのある「シルスマリア(Sils-Maria)」は、サンモリッツから約10km(公共バスで約10~15分)に位置する、シルス湖畔の静かな村です。神秘的な湖、谷、山々の織りなす美しい風景は、まさに日常とはかけ離れた別世界。かつて多くの文人や芸術家たちが、インスピレーションや安らぎを求めて訪れたこの地では、静かな癒しの時間を過ごせるでしょう。

湖畔の散策や、馬車に揺られてフェックス谷へ向かうのがおすすめです。

シルス湖畔

シルス湖畔

フェックス谷の小さな教会

フェックス谷の小さな教会

シルス マリアの村

シルス マリアの村

角 千春

トラベルコンサルタント 角 千春

旅先では、どのようなホテルに滞在するかも醍醐味のひとつですよね。エンガディン地方には、個性的で素敵なホテルがたくさんあります。そして、そのほとんどは家族経営で、スイス流の温かいおもてなしで迎えてくれます。特に、ウィンターツーリズム発祥のサンモリッツ周辺には、山深い地方とは思えない数の5つ星ホテルが点在しています。その数なんと10軒! エンガディンの美しい自然美に囲まれて、ラグジュアリーなホテルでゆったりと過ごすのは至福の時間です。

また、山岳ホテルや伝統的なプチホテルなどで複数の滞在スタイルを利用する、ホテル・ホッピングもおすすめです! とにかく、チェックインしたくなるホテルばかりです(*´ω`*)。そして、今回ご紹介したヴァルトハウス シルスは、老舗の5つ星ホテルとはいえ、敷居の高さをそれほど感じず、エレガントな中にもアットホームな気分にさせてくれる、居心地抜群なホテルです。エンガディン地方にご滞在の際には、シルスマリアのヴァルトハウス シルスで、優雅な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか? 

スイス旅行にご興味のある方は、ぜひティースタイルにお問い合わせください。


トラベルコンサルタント 角 千春のご紹介
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■関連ページ:

◆前編のレポートです。あわせてご覧ください。

【ホテルレポート】ヴァルトハウス シルス<前編> (スイス・サンモリッツ近郊[シルス]/2023年9月視察⑨)

◆エンガディン地方の名門ホテル第1弾はこちらです。

【ホテルレポート】グランド ホテル クローネンホフ<前編> (スイス・サンモリッツ近郊[ポントレジーナ]/2023年9月視察③) 【ホテルレポート】グランド ホテル クローネンホフ<後編> (スイス・サンモリッツ近郊[ポントレジーナ]/2023年9月視察④)