Mossman & Daintree REPORTモスマンとデインツリー 視察ブログ
【ホテルレポート】シルキー オークス ロッジ(オーストラリア・モスマン/2023年4~5月視察③)
トラベルコンサルタントの河原です。ケアンズから約80km、ポートダグラスから約20kmに位置するデインツリー国立公園の森に静かにたたずむ「シルキー オークス ロッジ Silky Oaks Lodge」を訪れましたので、ご紹介します。
ケアンズから車を走らせ約90分でシルキー オークス ロッジへ到着します。途中、ケアンズの町からパームコーブを経て、さとうきび畑や熱帯雨林へと移り行く景色が楽しめます。そして、ロッジに到着し、まずは厳重なセキュリティのゲートを抜け、駐車場で車を降りると、周囲にはさまざまな植物が生い茂り、カラフルな蝶々が飛び交い、何とも言えない森の香りと熱帯雨林の湿気に、世界最古の熱帯雨林の森への、非日常への期待が高まります。
レセプションへの通路を進むと、右手には森の中のおしゃれなプールが目に飛び込んで来ます! 一瞬、それがプールなのか、森の中の泉なのか、判断に迷うほどインパクトがありました。
レセプションを抜けて通されたのは、レストラン&バーとラウンジエリアです。ここで、ウェルカムドリンクとおしぼりサービスをいただきながら、お部屋のチェックインを行います。
レストランの下にはモスマン川が流れ、川のせせらぎと森の中でさえずる鳥たちの声がとても印象的です。木の温かみを存分に活かしたラウンジには、センスのいい家具がコーディネートされていて、まさに“大人の隠れ家”的な魅力にあふれています。
◆お部屋のご紹介
敷地内のあちらこちらに点在するロッジはすべて1棟独立型で、周囲の環境やお部屋のレイアウトによって複数のカテゴリーで構成されています。今回泊まらせていただくのは、モスマン川のかたわらに位置する「リバーハウス」というカテゴリーです。鍵をもらってお部屋へ向かいます。入り口のランプもロッジらしくていい感じです。
ドアを開けてお部屋に入ると、まず目に飛び込んでくるのが、バルコニーに設けられた大きなハンモックです。機能的に設計された室内は、ソファエリアやワーキングスペースのほか、クローゼットコーナー、バスルームに分かれています。窓を開けると川のせせらぎが響きます。
森に囲まれるように屋外に設置されたバスタブは、ハンモックと同じくらい?!かなりのインパクトがありました。このバスタブなら、私の必需品、炭酸入浴剤が活躍するのは間違いありません! バスルームにはタオルやドライヤー、ボディ&ハンドソープもあります。
クローゼットコーナーにはルームウェアやスリッパ、傘(熱帯雨林なので)のほかに、セーフティーボックスやBOSEのスピーカーも用意されていました。USBの挿し込み口もバッチリです。
1棟1棟にお部屋番号の他に名前が付けられているのも印象的でした。今回のお部屋番号と名前は「5 ワラルー」。後で調べてみると、ワラルー(WALLAROO)とはオーストラリアの内陸部に生息するカンガルー科の哺乳類のことでした。
◆熱帯雨林に囲まれた敷地内を散策
少しお部屋で休憩した後は、敷地内の視察を行いました。広大な熱帯雨林のジャングルに造られたこのリゾートには、トレイル(自然遊歩道)が設けられていて、ここを散策するだけでも世界遺産の森を存分に堪能することができます。要所要所に案内表示があるので迷うこともありません。
数多くの珍しい植物や動物、昆虫などにも会えるのも、ここに泊まる魅力のひとつです。カカオの実やワイルドターキー、カラフルな蝶やとんぼ、大きなクモにも遭遇しました。そしてどこにいるのかわかりませんが、たくさんの鳥たちのさえずりが心地よく響きます。
さえずりを聞きながら向かったのは「ヒーリングウォータースパ」です。この環境がすでにマイナスイオンであふれているのに、このような極上スパの施術を受けたら一体どうなってしまうのか?と心配なくらいのリラックス空間が設けられています。
建物に入るとアロマのいい香りが漂い、落ち着いた空間には、いくつかの個室と休憩スペース、シャワールームなどが設けられています。心の底からリラックスできる極上空間です。
その後少し坂を下ると、モスマン川のほとりに用意されたデッキチェアでヨーロッパの熟年夫婦が静かな時間を過ごしていました。坂を登ったトレイルの先には、テレビ室とジム、その前には有機野菜の菜園もありました。ここでスタッフさんに手渡された葉っぱを手のひらでぎゅっとこすると、ミントのいい香りが漂ってきました!
◆お食事のご紹介
お楽しみの夕食は、オーストラリアンテイストを交えたアジアンキュイジーヌです。しかも、あの優雅な川沿いのレストランが夜の灯りに照らされて、なんともいい雰囲気です。この空間でいただくだけでも十分贅沢ですが、すべてがちょうど食べやすい味付けで、どんどん食が進みました。私は飲めませんが、スタッフさんがワインのセレクトもサポートしてくれます。
一方、朝食は必要最低限のビュッフェメニューと、メインはアラカルトのオーダー方式です。
朝からこんなにも贅沢なお食事をいただいて、今日もいい1日になりそうです!
トラベルコンサルタント 河原 広治
このすばらしい環境に囲まれたシルキー オークス ロッジ、いかがでしたでしょうか。あいにく日本語を話せるスタッフさん(2023年4月現在)はいらっしゃいませんでしたが、言葉が通じなくても十分にここでの時間をお楽しみいただけると私は確信しました。皆さまも機会があればぜひ、ラグジュアリー・ロッジズ・オブ・オーストラリア(※)メンバーのシルキー オークス ロッジにご滞在ください。
そして、旅のご計画の際にはどうぞお気軽にティースタイルにご相談ください。
(※)ラグジュアリー・ロッジズ・オブ・オーストラリアには、オーストラリアの最高級のロッジやキャンプが加盟しています。
トラベルコンサルタント 河原 広治のご紹介
◆シルキー オークス ロッジに滞在した際に参加したアクティビティのレポートも公開中です。ぜひこちらもあわせてご覧ください。
【視察レポート】シルキー オークス ロッジ発! 世界遺産の森の中を流れるモスマン川でリバーラフティング体験(オーストラリア/2023年4~5月視察⑨)