Bwindi Impenetrade National Park REPORTブウィンディ原生国立公園 視察ブログ
【視察レポート】野生のマウンテンゴリラに会いに行く! ゴリラトレッキング(ウガンダ・ブウィンディ原生国立公園/2024年5月視察⑤)
こんにちは! トラベルコンサルタントの藤原です。東アフリカのケニア、タンザニア、ウガンダ、ルワンダを視察してまいりました。今回は、「ゴリラトレッキング」の体験レポートを、お届けしてまいります。前回のレポートでは、チンパンジートレッキングの様子をご紹介していますので、ぜひ最下部のリンクより合わせてご覧ください。
ゴリラトレッキングといえば、ルワンダを想像される方も多くいらっしゃるかもしれませんが、実はウガンダにもゴリラトレッキングをできる場所がございます。ルワンダのゴリラトレッキングよりもコスパよく行えるので、少しでもご予算をおさえてゴリラトレッキングをしたい!という方におすすめです。
ゴリラトレッキングは、ブウィンディ原生国立公園の一角にあるトレッキングセンターからスタートです! このセンターの前にゴリラの銅像が建てられていましたが、このゴリラの名前は「ラフィキ」です。ブウィンディ原生国立公園に生息するウガンダで有名なシルバーバック(背中が銀白色の雄)のマウンテンゴリラです。2020年6月に密猟者とみられる人物に殺されるという悲しい事件がありました。銅像になるほど、ラフィキは勇敢でたくさんのゴリラや人間に信頼されていたのだと感じました。
◆ゴリラトレッキングについての説明
まずはブリーフィングを受けます。注意事項や、どんなゴリラのコミュニティが生息するかなどの説明をされます。前回のレポートで紹介したチンパンジートレッキングの際に行われた説明とだいたい同じでした。
ゴリラの場合は鳴くことが少ないため、トレッキングは糞や足跡を頼りに散策します。また、チンパンジートレッキング同様、ゴリラを見つけてから1時間一緒に過ごすことができます。見つけたタイミングから、マスクの着用を義務付けられます。
◆ゴリラトレッキングに出発!
ブリーフィングを受けた後は、チーム分けをしてチームごとにそれぞれの場所へと向かいます。私たちは、車に乗って移動しました。場所はその日によって違うので、案内場所までは乗ってきた車で移動します。
車で走行すること20~30分、ポイントに到着しました。チームは10名弱が1チームで、トレッカーも数名ついてくれます。その際、荷物を持ってくれるポーターさんを雇うことも可能で、同行されているカップルやファミリーで1名のポーターさんを付けられます(約20USドル 現金払い)。
宿泊しているロッジで作っていただいたランチボックスは、とてもありがたい存在でした。絶景の中でいただくサンドイッチは格別でした! 持っていくには重たいかと思いましたが、ポーターさんのおかげで助かりました。かなりアップダウンの激しい道なので、身軽に動くことを考えると、ポーターさんがいてくれた方が良いかと思います。
こんな険しい道も歩きます!(笑) かなりアップダウンの激しい道を歩くので、体力に自信のある方におすすめのトレッキングとなります。
歩くこと1時間ほど…ゴリラのファミリーに出会えました! 周りの様子やゴリラの近さが分かりやすい、臨場感あふれる動画となっておりますので、ぜひご覧ください! シルバーバックの、リーダーゴリラです。危害を加えなければ襲ってくることはめったにないので、騒がずにゴリラに道を開けてあげましょう(笑)。
ゴリラのファミリーはだいたい近くにいるので、1頭見つけると他の家族も近くにいることが多いです。
急に近くを歩こうと方向転換するゴリラさん。こちらが驚いてた立ち止まりました(笑)。
ゴリラさんたちと1時間ほどたっぷりご一緒させていただいた後は、帰路へと向かいます。行きもアップダウンが激しかったので、休みながら無理せずに。毎日こんな道を歩いていたら足腰も強くなりますね。
出発した場所に戻ってこられました。ゴリラに出会えたことも素晴らしい経験となりましたが、険しい道を歩いて普段見られない景色を見たことも、特別な経験となりました。
◆トレッキングにおすすめの服装
最後に、トレッキングにおすすめの服装をご紹介します。以下のポイントを参考に、荷造りを行ってみてください(前回のチンパンジートレッキングの服装と同様です)。
1. 歩きやすい靴(防水や汚れに強いトレッキングシューズの方がおすすめです)
2. 長い靴下(現地の方からは、ボトムスのすそを覆うようにとアドバイスされます)
3. マスク(人間からのウィルス感染を防ぐためとか…現時点では必要です)
4. 雨具(こちらはもしものためです)
5. 厚手のボトムス(壮大なジャングルの中を歩くので、薄手の場合、木々などでケガをしやすくなります。今回私はすそをを絞れるタイプのものにして大正解でした)
6. トップス(ある程度肌を保護するような長袖で、暑ければ薄手のシャツなどをはおるのがおすすめです)
7. 虫よけ(衣類は、黒系は虫が寄り付きやすいので避けてください。原色などではなくアースカラーなどがおすすめです)
トラベルコンサルタント 藤原 彩
ウガンダは、絶滅の危機に瀕している、希少なマウンテンゴリラの野生種を保護している国として有名です。このマウンテンゴリラに会いに行くというトレッキングの取り組みがあることで、もともと住んでいたバドワ民族の協力を得てゴリラを見つけることができたり、故意に動物達を殺そうとする密猟者から守れたり、共存することで絶滅の危機から救ったりできます。
動物の聖域に入り過ぎることは良くないことですが、大自然や野生の動物と触れ合うことで、多くの学びや今、自分達人間にできることを考え、次の行動へと移せる場になれば良いいかと感じました。
ティースタイルでは環境保護や動物保護と向き合う時間になる旅行もご提案させていただきます。ご旅行慣れされている方も、ご満足いただけること間違いなしです。野生のマウンテンゴリラやチンパンジーに出会いたい方、ユニークなご旅行をご希望の方は、ぜひティースタイルにお問い合わせくださいませ。
トラベルコンサルタント 藤原 彩のご紹介
ウガンダのキバレ国立公園では、野生のチンパンジーを観察するチンパンジートレッキングにも参加してきました。ぜひこちらもご覧ください。
【視察レポート】野生のチンパンジーに出会えるトレッキング体験(ウガンダ・キバレ国立公園/2024年5月視察④)※上記内容は2024年5月時点のものとなります。内容は変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。