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【視察レポート】新しい魅力を発見! イスタンブール市内観光&グルメ情報(トルコ/2024年5月視察②)

こんにちは。トラベルコンサルタントの関です。2024年5月、トルコ視察旅行に参加してまいりました。今回の視察は、「王道の観光コースとはまた違った切り口の、観光や楽しみを発掘していこう!」というコンセプトのもと、通常の観光ではなかなか訪れることのない現地のコアなスポットなども巡ってまいりました。こちらのページが今後の皆様のトルコの新しい楽しみ方のご参考となればうれしいです!

建国100周年記念「100タンブール」の看板

建国100周年記念「100タンブール」の看板

アジアとヨーロッパの両大陸にまたがる、世界唯一の都市であるトルコのイスタンブールは、大きく3つのエリアに分かれています。

世界遺産にも登録されているイスタンブール歴史地区の中心地で、「アヤソフィア」や「スルタンアフメト モスク(通称:ブルーモスク)」などの見所があり、観光客でにぎわうエリアです。ほかにも、15世紀中頃から19世紀中頃までオスマン帝国の君主が居住した「トプカプ宮殿」、カパルチャルシュと呼ばれる「グランドバザール」などもございます。

旧市街の対岸に位置し、比較的新しいエリアとなります。国内外のブランドショップやレストラン、美術館も新しくオープンし、現在イスタンブールの中でも最も注目されているエリアです。

2021年に海岸沿いにオープンしたばかりの複合施設「ガラタポート」、新市街のランドマークとなっている丘の上の「ガラタ塔」、カフェやレストラン、ショッピングを楽しめるお店、5つ星ホテルなどが隣接する新市街の中心の「タクシム広場」などがございます。

現地ローカルの方々の暮らしに触れることのできる下町エリアです。旧市街、新市街とはまた違う、異国情緒を感じることができます。ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世が建設した鉄道駅「ハイダルパシャ駅」、海の上に浮かぶ伝説の塔「クズ塔(通称:乙女の塔)」、2019年3月に完成したトルコ最大のモスク「チャムルジャ モスク」などの見所がございます。

アジアとヨーロッパの境界線となっているボスポラス海峡。このボスポラス海峡を中心に、上記の3つのエリア「旧市街」、「新市街」、「アジアサイド」が分かれて位置しています。心地よい海風を感じながら、クルーズ船でゆっくりと観光することができます。

ボスポラス海峡クルーズを楽しむ方法としては、大きく分けて2つの方法がございます。エミノニュ桟橋から出航している「観光船」を利用する方法、グループなどで貸し切りで予約する「チャーター船」を利用する方法です。観光船の利用方法については、以前、弊社コンサルタント佐々木がご紹介している視察レポートがありますので、最下部のリンクよりご参照ください。

ボスポラス海峡クルーズを楽しむ方法としては、大きく分けて2つの方法がございます。エミノニュ桟橋から出航している「観光船」を利用する方法、グループなどで貸し切りで予約する「チャーター船」を利用する方法です。

観光船の利用方法については、以前、弊社コンサルタント佐々木がご紹介している視察レポートがありますので、最下部のリンクよりご参照ください。

今回私たちは、視察メンバーでチャーター船に乗船しました。当日はあいにくの曇り空でしたが、気持ちのよい海風を感じながら海からの景色を堪能することができました。

チャーター船に乗り込み、いざボスポラス海峡クルーズに出発です!

チャーター船に乗り込み、いざボスポラス海峡クルーズに出発です!

7月15日殉教者の橋と名付けられた吊り橋

7月15日殉教者の橋と名付けられた吊り橋

オルタキョイ桟橋広場の水辺に位置する、オルタキョイ モスク

オルタキョイ桟橋広場の水辺に位置する、オルタキョイ モスク

ユスキュダル地区にある、ベイレルベイ モスク

ユスキュダル地区にある、ベイレルベイ モスク

アジアサイドの船着き場に到着

アジアサイドの船着き場に到着

また、ボスポラス海峡クルーズのみでなく、旧市街や新市街、アジアサイドの観光も一緒になった、現地ツアーなどもございますので、お気軽にご相談ください。

今回の視察では、いくつかのモスクも訪問しましたので、ご紹介いたします。

イスタンブールのエミノニュ地区に位置するこのミフリマー スルタン モスクは、オスマン帝国時代の建築家ミマール・スィナンによって設計され、16世紀に建てられたモスクです。 オスマン建築の傑作とされ、その美しいドームやミナレット(尖塔)、内部の装飾などが特徴です。

ミフリマー スルタン モスク 外観

ミフリマー スルタン モスク 外観

ミフリマー スルタン モスク 内観

ミフリマー スルタン モスク 内観

ローブの貸し出しもありました

ローブの貸し出しもありました

同じエミノニュ地区に位置するリュステム パシャ モスク。こちらも建築家ミマール・スィナンによって設計され、1561年に完成しました。

贅沢にあしらわれたイズニックタイルの装飾が特徴で、繊細なデザインと美しい青に心が洗われました。

贅沢にあしらわれたイズニックタイルの装飾が特徴で、繊細なデザインと美しい青に心が洗われました。

スレイマニエ モスクは、シルケジ地区に位置している有名なモスクで、オスマン帝国の第10代スルタンであるスレイマン1世(スレイマン大帝)によって命じられ、建設されました。こちらのモスクも、ミフリマー スルタン モスクと同様に、建築家ミマール・スィナンによって設計されました。

スレイマニエ モスク 外観

スレイマニエ モスク 外観

スレイマニエ モスク 中庭

スレイマニエ モスク 中庭

このモスクは、オスマン帝国時代の建築の傑作とされ、その壮大なドーム、四つのミナレット(尖塔)、そして内部の装飾が特徴です。礼拝を告げるためのミナレットは、権威の象徴とされていたと言われています。また、モスクの周囲には学校、病院、宿泊施設などが併設されており、社会的な役割も果たしてきました。

旧市街にある7つの丘の1つの頂上に位置しているため、外壁から見下ろすことのできる新市街の景色が綺麗でした。

ミナレット

ミナレット

たくさんの観光客と礼拝の方が訪れていました

たくさんの観光客と礼拝の方が訪れていました

スレイマニエ モスク 外壁からの景色

スレイマニエ モスク 外壁からの景色

皆様、クズグンチュク通りはご存じですか? あまり馴染みのない地名かと思いますが、アジアサイドに位置するこのエリアは、カラフルな建物が立ち並ぶインスタ映えするスポットになっております。

こちらのエリアは19世紀から20世紀初頭にかけて、イスラム教徒以外にもユダヤ人コミュニティが多く住んでいたとして知られており、現在でもシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)や教会、モスクが共存する多宗教的なエリアとなっています。美しいオスマン様式の木造家屋や石造建築が残る歴史的な地区として、観光客に人気の地区です。

近年では、おしゃれなカフェやレストランなども増えており、観光客のみでなく現地の方々の憩いのエリアとして親しまれています。

クズグンチュク通りのカラフルな木造の家々

クズグンチュク通りのカラフルな木造の家々

また、2004年に動物保護法が制定され、地方自治体に対して路上で生活する犬や猫達の保護が義務付けられました。イスタンブールも「猫の楽園」と呼ばれており、このクズグンチュク通りでもたくさんの猫に出会うことができます。市民たちは地域ぐるみで餌を与えたり病気の猫の保護を行うなど、ボランティア活動が盛んに行っています。

車の上でリラックスモードの猫

車の上でリラックスモードの猫

猫ちゃんを探せ!

猫ちゃんを探せ!

「猫飛び出し注意」の看板

「猫飛び出し注意」の看板

おしゃれなカフェやレストランが集うクズグンチュク通りで、食べ歩き体験をしてきました!

キョフンサンドとは、ひき肉とスパイスを合わせて作ったキョフテ(ミートボール)をバゲットに挟んで食べる、ストリートフードです。カリっと焼かれたパンの触感に、レタスやパプリカ、キノコなどの野菜と焼きたてのお肉のうま味がジュワッとひろがる、そんな料理でした!

キョフテ屋さん

キョフテ屋さん

店先で調理してくれます

店先で調理してくれます

できたてのキョフテサンド

できたてのキョフテサンド

ラフマクンとは、薄いパン生地に野菜とひき肉をのせて焼き上げた、伝統的なトルコ風ピザです。イタリアのピザとは異なり、チーズなどは使用しないのが特徴です。

ドラマで取り上げられたこともある、老舗の人気店「エクメク テクネシ」

ドラマで取り上げられたこともある、老舗の人気店「エクメク テクネシ」

食べ歩きも可能です!

食べ歩きも可能です!

ラフマクンのお店「エクメク テクネシ(Ekmek teknesi)」公式HP

日本でも食べられることのできる、トルコのストリートフードの代名詞ともいえるケバブ。ケバブといってもさまざまな種類がありますが、皆さんがイメージする、焼きながら回転する串の塊肉を薄く切って提供するケバブをドネルケバブといいます。ドネルはトルコ語で回転するという意味です。

現地のお客さんでにぎわっていた「メテト ケズデ ドネル、クズグンジュク」

現地のお客さんでにぎわっていた「メテト ケズデ ドネル、クズグンジュク」

ドネルケバブの調理風景

ドネルケバブの調理風景

エスニックでスパイシーなお肉とポテトのケバブ

エスニックでスパイシーなお肉とポテトのケバブ

ドネルケバブのお店「メテト ケズデ ドネル、クズグンジュク(Metet Közde Döner, Kuzguncuk)」公式HP

その他にも、カフェやピラフ店など、素敵なお店がたくさんありました。

カフェ「クズグン カフヴェシ」  

カフェ「クズグン カフヴェシ」  

おいしそうなケーキの数々

おいしそうなケーキの数々

ピラフの有名店「ターリヒ ウンカパヌ ピラヴヂスı クズグンジュク」

ピラフの有名店「ターリヒ ウンカパヌ ピラヴヂスı クズグンジュク」

カフェ「クズグン カフヴェシ(Kuzgun Kahvesi)」 公式HP ピラフのお店「ターリヒ ウンカパヌ ピラヴヂスı クズグンジュク(Tarihi unkapanı pilavcısı kuzguncuk)」公式HP


猫たちが闊歩(かっぽ)するカラフルな木造の街並み、おしゃれなカフェやレストランが軒を連ねるクズグンチュク通りの雰囲気は、まるでジブリ映画に出てきそうな素敵な雰囲気でした。イスタンブール市内観光の新たなスポットとして、訪れてみるのはいかがでしょうか。

クズグンチュク通り

クズグンチュク通り

クズグンチュク通りを離れて、もう少しイスタンブール市内のグルメを堪能してきました。

言わずと知れた、イスタンブールで人気のB級グルメのサバサンド。こちらのお店はガラタ橋の西側にあり、海に浮かぶ船の上でサバを焼いてパンにはさんで提供されます。お店によって味が全然違うということなので、食べ比べてみたいですね♪

ガラタ橋近くにある有名店「デリヤ バルク エクメク」

ガラタ橋近くにある有名店「デリヤ バルク エクメク」

バゲットの中に、焼きサバとレタス、玉ねぎなどの野菜がはさまれています

バゲットの中に、焼きサバとレタス、玉ねぎなどの野菜がはさまれています

サバサンドのお店「デリヤ バルク エクメク(Derya Balık Ekmek)」公式HP

ムール貝の中に、いろいろなスパイスで味付けをしたご飯(ピラフ)を詰めたものです。海に近いイスタンブールならではのB級グルメです。レモンをかけて、美味しくお召し上がりください♪ なお、夏の暑い時期や体調がよくないときはお気をつけください!

レモンを絞ってお召し上がりください

レモンを絞ってお召し上がりください

今回訪問したお店

今回訪問したお店

オーダー後、店頭でスタッフが作ってくれます

オーダー後、店頭でスタッフが作ってくれます

関 啓吾

トラベルコンサルタント 関 啓吾

今回は、イスタンブールの定番観光と新しいスポットのご提案ということで、アジアサイドにあるクズグンチュク通りと食べ歩きのご紹介もさせていただきました。クズグンチュク通りのカラフルな街並みは、写真映えはもちろん、現地の方も訪れるおしゃれなカフェやグルメなども数多くありました。のんびりと過ごしている猫たちにならい、気ままにゆっくりと街歩きしてみるのはいかがでしょうか?

ご興味がございましたら、経験豊富なティースタイルコンサルタントに、ぜひお気軽にご相談ください♪


トラベルコンサルタント 関 啓吾のご紹介
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ボスポラス海峡クルーズの観光船の利用方法(乗船の様子)は以下のレポートでご紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。

【視察レポート】ボスポラス海峡クルーズに乗船&新市街の街歩き(トルコ・イスタンブール/2023年12月視察⑩)