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【視察レポート】ボスポラス海峡クルーズに乗船&新市街の街歩き(トルコ・イスタンブール/2023年12月視察⑩)

トラベルコンサルタントの佐々木です。2023年12月、ティースタイルのトラベルコンサルタント5名でトルコ視察に行ってまいりました。今回はトルコに来たら絶対外せない「ボスポラス海峡クルーズ」と、これから人気が出てきそうな「新市街」の街歩きや移動手段について、ご紹介させていただきます!

ボスポラス海峡と美しいモスクのある街並み

ボスポラス海峡と美しいモスクのある街並み

2023年に建国100周年を迎えたトルコ。市内にもそれを記念した「100タンブール」のオブジェが何か所かありました! そして、タクシム広場は新年に向けてのイルミネーションがたくさんあり、深夜にもかかわらず多くの人でにぎわっていました。

100タンブールのオブジェ

100タンブールのオブジェ

にぎわうタクシム広場

にぎわうタクシム広場

ボスポラス海峡とは、イスタンブールの東側であるアジアサイドと西側のヨーロッパサイドの間にある海峡で、その間を通るクルーズが「ボスポラス海峡クルーズ」です。また、ヨーロッパサイドはガラタ橋のかかる金角湾をはさんで、南側を「旧市街」、北側を「新市街」と呼んでいます。旧市街方面には、モスクがたくさんあってトルコっぽい雰囲気をお楽しみいただけます。一方、新市街では有名なガラタ塔なども見え、ヨーロッパっぽい雰囲気をお楽しみいただけるエリアです。

クルーズに乗船するとこの位置関係を把握しやすく、その後観光をする際に移動しやすいので、可能であればイスタンブール到着後、早めのタイミングで乗船することをおすすめします。

南側の旧市街

南側の旧市街

北側の新市街

北側の新市街

ボスポラス海峡クルーズは、約1時間半の行程です。乗船場所は「エミノニュ(Eminönü)」と呼ばれる、旧市街側のガラタ橋のふもとです。そして、ガラタ橋から出発して新市街のあるヨーロッパサイドとアジアサイドをつなぐ「ファーティフ スルタン メフメット橋」まで行って、また元の場所に戻ってくるというルートです。

クルーズのスケジュールは決まっており、平日、土・日曜によって本数が異なります。私が視察に行った際の平日は10〜19時まで1時間おき、土・日曜は10〜20時まで1時間おきに出航していました。クルーズの料金ですが、視察時は1人あたり150トルコリラ(≒850円)でした。こちらはキャッシュオンリーとなりますので、要注意です! 現金を用意しておきましょう。乗船時間より少し早めにチケットの購入し、集合をしておくことをおすすめします。

※2023年12月時点の情報です。本数や時間、クルーズの金額、お支払方法などは変動する可能性がございますので、ご了承ください。

こちらのお店でチケットを購入します

こちらのお店でチケットを購入します

カウンターで現金払いとなります。事前に両替を忘れずに!

カウンターで現金払いとなります。事前に両替を忘れずに!

クルーズの航路や乗船時間が書いてあります

クルーズの航路や乗船時間が書いてあります

私たちは15時のクルーズに乗船予定でしたが、チケットを購入したのは14時とまだ時間があったので、そのあとガラタ橋付近を散策してみました。ガラタ橋のふもとはイスタンブール名物「サバサンド」のお店がたくさん点在しています。また、ガラタ橋の上を歩くと多くの地元の方たちが、釣りを楽しんでいました。ちょっとのぞかせてもらうと、みんなバケツいっぱいになるほどイワシを釣っていました!

そして、ガラタ橋の下にはレストランが数多くあります。ゆっくり座ってサバサンドやトルコ料理を楽しみたい方は、ふもとの屋台風のお店よりもレストランがおすすめです。橋のふもとのお店は、みんな海に船を留めてその船の上で調理しています。日本ではなかなか味わえない雰囲気なので、イスタンブールに行った際はガラタ橋のサバサンド、試してみてくださいね。ちなみに、サバサンドの相場は100トルコリラ(≒550円)です。橋の下のレストラン内で食べても、だいたいどこも同じ値段でした。

サバサンドを船の中で作っています

サバサンドを船の中で作っています

結構ボリュームががあるので、ランチにおすすめ!

結構ボリュームががあるので、ランチにおすすめ!

橋の下にはレストラン、橋の上では釣りを楽しむ人々が♪

橋の下にはレストラン、橋の上では釣りを楽しむ人々が♪

それでは、いよいよクルーズに乗船です! クルーズの下の席は屋内になっており、冬の時期でも風の影響を受けずに暖かく過ごすことができます。窓が大きいので天候に左右されずに景色をお楽しみいただけます。2階に上がると屋外に椅子がたくさん置いてあり、とても見晴らしが良いです。景色を楽しむのであれば外の席がおすすめで、船尾は撮影スポットとなり混み合いますので、写真を撮影する際はお早めに場所取りをしてくださいね。

屋内の船内の様子

屋内の船内の様子

2階の屋外席

2階の屋外席

出発してすぐ、左手に新市街が見えてきます。そこからのんびりクルージングを楽しみます。ガラタ塔を遠くに見たり、乙女の塔やルメリ ヒサルという城壁を見たり、イスタンブールのハイライトを楽しむことができます。夕方の時間帯も美しそうですね。「あっ今、自分はアジアとヨーロッパの間にいるんだ!!」と感じることができますよ。

クルーズ船の中には売店があり、温かいチャイなどの飲み物やお菓子などを販売しています。お手洗いは船内にありますが、トルコ式(日本の和式のようなスタイル)となりますので、苦手な方や気になる方は、事前にホテルなどですませておくことをおすすめします。また、乗船してすぐはお手洗いの利用ができず、利用開始した後も行列になることもありますのでご注意ください!

ルメリ ヒサル

ルメリ ヒサル

有名な乙女の塔

有名な乙女の塔

次に、ヨーロッパサイドの新市街についてご紹介させていただきます。冒頭でもお伝えした通り、伝統的なモスクなどの建物が多く、有名な観光場所が集中する旧市街と異なり、新市街は比較的新しい建物が多く、ヨーロッパのような街並みが広がります。

新市街の楽しみ方は、個人的には「街歩き」かと思います。ヨーロッパっぽい雰囲気がある新市街の街並みは、おしゃれな本屋さんをのぞいたり(絵本などもたくさんありました)、美味しいアイス屋さんで休憩したり、ミシュランのお店でディナーを食べたりと、歩いているだけで楽しかったです。高級感のあるおしゃれな飲食店も新市街に多くありました。

ヨーロッパ調の建物が並びます

ヨーロッパ調の建物が並びます

おしゃれな本屋さん

おしゃれな本屋さん

トルコといえばの美味しいアイス屋さん「MADO」

トルコといえばの美味しいアイス屋さん「MADO」

メインの通りとなるイスティクラル通りには、ファッションのお店や飲食店などが並び、ローカルの方々や観光客の方々でにぎわいます。特に週末はとても混み合いますので、時間には余裕を持って移動しましょう(なかなか歩きづらそうです)。この日は雨が降っていましたが、それでも人は多かったです。スリなどに気を付けましょう。

実は私たちが比較した限り、両替所のレートが一番良かったのが、ここイスティクラル通りです。そのため、もし両替をする場合、新市街に行く機会があればそこで替えていただくと、比較的良いレートだと思います。イスティクラル通り沿いのお店は、全部同じレートでした(私たちが見た中では、グランバザールが一番レートが悪かったです。観光地からの距離とレートの良さが比例していました)。

ちなみに、以下写真にあるターキッシュデライトは、トルコの伝統的なお菓子で、現地語ではロクムと呼ばれています。日本の求肥に似た甘いお菓子で、お土産に購入する人も多いですよ。

両替屋さん

両替屋さん

ターキッシュデライトのお店

ターキッシュデライトのお店

乗ってみたかった、かわいい赤色のトラム

乗ってみたかった、かわいい赤色のトラム

イスタンブールでお土産を買う際、もちろんグランバザールやエジプシャンバザールで購入いただくのも楽しいのですが、トルコのお菓子や調味料など食品、ワインなども買って帰りたい場合、スーパーマーケットに行くのがおすすめです。私たちも新市街に宿泊していたので、ホテルから比較的近いスーパーマーケット2軒に行ってみました。

1軒目は有名なスーパーマーケット「ミグロス(Migros)」へ。ミグロスはトルコでも一般的で、ローカル色の強いスーパーマーケットです。店員さんは英語NGでした! イスティクラル通りの近くにも「ミグロスジェット(Migros Jet)」という小さなミグロスがありました。商品の種類が少なくても良ければ、ここは徒歩で行きやすいかと思います。ミグロスには果物や野菜などの生鮮食品の他、家庭で使いやすそうな香辛料や調味料、お土産に喜ばれそうなお菓子や紅茶、トルココーヒーなどが売られていました。今回私は、チャイを購入しました。特に香辛料は、エジプシャンバザールでも購入できますが、キロ単位での販売だったりして個人的に購入するには量が多く、ひるんでいたのですが、スーパーなら少量から購入できて便利でした。

2軒目は、帰り道に見つけた世界的チェーンの「カルフール(Carrefour)」へ。さすがカルフールだけあって、品揃えは抜群でした。ワインの種類やお菓子の種類もミグロスとは比較にならないほどたくさんあり、全然時間が足りませんでした! 中にはお肉屋さんもあり、いろいろな種類の加工肉などがあって見てるだけで楽しかったです。広さは、店内だけでもミグロスの2倍ほどの大きさでした。ただ、値段もミグロスより少し高めの設定。そのため、より安くお買い物したい方はミグロスがおすすめです。値段は少し高くても数多くの商品から選んで購入したい方はカルフールへ行くと選択肢が多く楽しめると思います。

ミグロスの外観。ミグロスジェットじゃなくても小さめ

ミグロスの外観。ミグロスジェットじゃなくても小さめ

ミグロス店内、チャイなどの紅茶やトルココーヒーのコーナー

ミグロス店内、チャイなどの紅茶やトルココーヒーのコーナー

カルフールのお肉屋さん

カルフールのお肉屋さん

最後に、新市街での移動手段についてご紹介させていただきます。イスタンブールでの移動手段は、タクシー、トラム、バス、地下鉄(メトロ)などが一般的です。行く場所や目的などに合わせて使い分けていただくのがおすすめです。今回はタクシーとメトロについてご紹介させていただきます。

★タクシーについて

私たちは、イスタンブールでタクシーを利用しました。一般的なタクシー配車アプリは「iTaksi(アイタクシー)」と「BiTaksi(バイタクシー)」と言われてますが、「iTaksi」はなぜかアプリが利用できなかったので、私たちは「BiTaksi」というアプリを利用しました。

Uberなどと利用方法は同じで、クレジットカード番号など必要情報を入れると使うことができました。英語での表記でわかりやすかったです。1kmあたり約70円と金額も良心的で、場所やタイミングにもよりますが、呼んだらすぐ来てくれました。アプリで距離や金額なども事前に確認でき、今、車がどこにいるかもわかるので安心です。

スーパーへ行くためにタクシーを利用

スーパーへ行くためにタクシーを利用

アプリで距離や金額も確認でき、安心

アプリで距離や金額も確認でき、安心

★メトロについて

メトロはいろいろな路線があるので、路線図で乗り換えなどのチェックが必要です。タクシー以外の公共交通機関を利用する場合、絶対に購入必須なのが交通系ICカード「イスタンブールカード」です。このカードは購入できる場所が限られているので、要注意です。私たちはイスティクラル通りにあるメトロのシシャネ(Sishane)駅で購入しようとしましたが、まさかの現金不足で買うことができず…。券売機の視察だけしてきました。日本語の表記もあるので、とってもわかりやすかったです。

イスタンブールカードにチャージをしてメトロを利用すれば、新市街から旧市街へも移動しやすいです。トラムなども利用可能なカードなので、新市街宿泊の際は1枚あると便利かと思います。特にイスタンブール内は渋滞がひどいので、移動は公共交通機関がおすすめです。個人で移動する場合、新市街内はタクシー、旧市街へ移動する際はメトロなどを利用するなど使い分けていただくといいと思います。メトロは深夜1~2時頃まで運行がありますが、利用時はお気を付けください。

イスティクラル通りのシシャネ駅

イスティクラル通りのシシャネ駅

駅の券売機

駅の券売機

券売機には日本語の表記もありました

券売機には日本語の表記もありました

佐々木 絵里

トラベルコンサルタント 佐々木 絵里

今回は、イスタンブールのボスポラス海峡クルーズと新市街ついてご紹介をさせていただきました。イスタンブールのハイライトを見ることができるボスポラス海峡クルーズは、滞在中1度は乗っていただきたいです。個人的には夕暮れ時が雰囲気が良いかなと思いました。クルーズをチャーター(貸切)する場合はお金はかかりますが、旧市街から新市街に40分でのんびり移動を兼ねてクルーズを楽しむこともできるので、ご興味があればぜひご相談ください。

新市街は歩くだけで楽しい街並み、高級レストラン、ローカルのスーパーマーケットなどもあり、旧市街とはまた違った雰囲気を味わえるので、お時間がある方や良いホテルに宿泊したいという方にはとてもおすすめです。

トルコ旅行のお問合せは、ぜひティースタイルまでお気軽にご相談ください。お待ちしております!


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