タンザニア視察ブログ
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【ホテルレポート】サンクチュアリ クシニ(タンザニア・セレンゲティ/2019年3月視察⑤)

木陰でくつろぐワイルドビーストの大群

木陰でくつろぐワイルドビーストの大群

こんにちは。ティースタイルの小泉です。
タンザニアのンゴロンゴロ保全地域で動物の楽園に感激した後は、いよいよセレンゲティ国立公園へ向かいます。
(前回のレポート、ンゴロンゴロ保全地域での視察情報も公開中です。最下部のリンクよりご覧くださいね。)

早朝暗いうちからテントを出発、Manyara Airstripから9時のフライトに乗りました。

これが小さなManyara空港です

これが小さなManyara空港です

セスナにソフトバッグを積んで乗ります

セスナにソフトバッグを積んで乗ります

セレンゲティの平原が見えてきました

セレンゲティの平原が見えてきました

到着したAirstripにはスタッフがウェルカムドリンクの用意をしてくれていました

到着したAirstripにはスタッフがウェルカムドリンクの用意をしてくれていました

フライト約1時間、着陸後スタッフの歓迎を受けて、宿泊するロッジ「サンクチュアリ クシニ Sanctuary Kusini」へ向かいました。
その道中、早速すごいシーンを目にしました。まずはご覧ください、この迫力!

黒い塊が一斉に走り出します。ワイルドビースト(ヌー)です。200万頭以上といわれています。よく見るとシマウマもたくさん混じっています。
彼らは生き残るために、天候に合わせて3か月ごとに移動を繰り返す究極のエコシステムを自ら作り上げているのです。4月から6月はシンギタのある北西部のグルメティ、7月から9月は最北のマサイマラ、秋は東部を南下し、冬はンゴロンゴロを経て2月出産ラッシュを迎え、私たちが訪れた南部の3月は、ちょうどたくさんのベビーを連れた大群が切れ目なくあちこちに集団を作っている様子を見ることができます。

クシニ(Kusini)とは南という意味だそうで、確かにセレンゲティ国立公園の南部に位置し、セレンゲティの代名詞とも言える動物の移動(animal migration)の重要なルートのひとつがここ、クシニ なんです。

サンクチュアリ クシニには2泊、これからたっぷりお世話になるドライバーズガイドのフェルベルトさんが親切でていねいにガイドをしてくれました。
圧巻のワイルドビーストを始め、絶滅危機に瀕するサイやチーターの子供たち、また肉食動物の捕食シーンにも遭遇しました。またとない貴重な体験です。

それではゲームドライブの様子をご紹介しましょう。

ケンカを始めるゾウ

ケンカを始めるゾウ

ゾウのグループ

ゾウのグループ

ホロホロチョウ

ホロホロチョウ

ハエを払う馬のしっぽがサファリカーに備え付け

ハエを払う馬のしっぽがサファリカーに備え付け

シマウマとワイルドビーストの集団

シマウマとワイルドビーストの集団

ダチョウとコラボするシマウマ

ダチョウとコラボするシマウマ

座るキリン

座るキリン

低木の枝を食べるキリン

低木の枝を食べるキリン

20頭しかいないサイを2頭見られてラッキー

20頭しかいないサイを2頭見られてラッキー

美しいインパラのオス

美しいインパラのオス

カラフルな鳥たち

カラフルな鳥たち

ガイドのフェルベルトさんとベストビューの丘で

ガイドのフェルベルトさんとベストビューの丘で

ハイエナがシマウマを食べ、ハゲワシが取り囲む

ハイエナがシマウマを食べ、ハゲワシが取り囲む

ワイルドドッグの朝ごはん風景、子供が餌食に…

ワイルドドッグの朝ごはん風景、子供が餌食に…

どこまでも広がる平原にワイルドビーストの群れ

どこまでも広がる平原にワイルドビーストの群れ

時には走り、時にはのろのろ、木陰でくつろぐワイルドビースト

時には走り、時にはのろのろ、木陰でくつろぐワイルドビースト

チーター カブ(子供)4匹を見られて超ラッキー!

チーター カブ(子供)4匹を見られて超ラッキー!

ライオンプライド(群れ)の水飲み現場

ライオンプライド(群れ)の水飲み現場

さて、サンクチュアリ クシニのラグジュアリーロッジをご覧ください。
わりと近くにライオンがいるため、夜に近くまで来ることもあるとか。朝晩のロッジ内の移動はもちろんスタッフのガイド付きです。日中は35度にもなるため、涼しい場所で一休み。

早朝ゲームドライブ前、メインロビーからの朝日

早朝ゲームドライブ前、メインロビーからの朝日

ロビーラウンジのソファは広々、解放感あります

ロビーラウンジのソファは広々、解放感あります

バーラウンジ

バーラウンジ

ディナーの前に火を囲んで食前酒とカナッペをいただきます

ディナーの前に火を囲んで食前酒とカナッペをいただきます

ロッジ前の日向に出没するレインボートカゲ?

ロッジ前の日向に出没するレインボートカゲ?

12室のテント

12室のテント

テント内のベッド

テント内のベッド

足元の大型扇風機が貴重

足元の大型扇風機が貴重

ダブルシンクとシャワーブース、トイレブースがあります

ダブルシンクとシャワーブース、トイレブースがあります

朝食、昼食、夕食にワインなども含まれるのが通常のサファリステイです。

素朴ながらどれも優しいお味、特にスイーツはこってり甘くおいしいです

素朴ながらどれも優しいお味、特にスイーツはこってり甘くおいしいです

私たちは今回3か所の異なるエリアでゲームドライブ(サファリ)を体験しました。
クレーターの楽園で一生を終えるンゴロンゴロの草食動物、高台のシンギタから臨むグルメティのサンクチュアリー、そしてここセレンゲティの果てしない平原に縦横無尽に散らばるワイルドビーストの大群・・とどれをとってもそれぞれの迫力があり、野生動物の生態系を目の前でじっくりと見ることができ、本当におもしろい数日を過ごせました。

ゲームドライブは早朝と夕方にあります。朝の顔は、ハンティング後の現場に遭遇することが多く、衝撃ですが、これは厳しい自然の摂理であると冷静に観察するようになりました。人間が動物を虐待する、人間同士が殺しあうことには到底耐えられません。でも野生動物の世界では、お互いが生き残るための知恵を結集して共存しています。ガイドさんたちはみな、動物たちの賢さに敬意を払っているのがよく伝わってきました。

また、夕方から夜にかけてのゲームドライブでは、それは美しいサンセットを堪能できます。今日も平和に過ごせました、というふうに静かに一日を終えようとしています。肉食動物は夜のハンティングに備えて草むらからスタンバイしています・・。

長い長いゲームドライブの間、壮大な平原やサバンナに吸い込まれるように、あちこちの風景や動物たちを見て過ごします。樹木や動物たちのただただ美しい姿に感動したり、いろんなことを考えたり、またくよくよ思い悩むことが気にならなくなったり、ああずっとこのままこうしていたい、と逃避思考になったり、、といろいろですね。

広大な平原に沈む夕日が美しい

広大な平原に沈む夕日が美しい

動物好きならなおさら、動物好きじゃなくてもこのサファリ体験は非日常を100パーセント満喫できる、とにかくおもしろい旅のスタイルになると信じています。皆様もぜひ、アフリカの大地に身を任せてみませんか。野生動物の世界にお邪魔してみましょう!

サンクチュアリ クシニ 紹介ページ タンザニアのページへ

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前回の「ンゴロンゴロ保全地域」のレポートはこちら タンザニア 視察ブログ一覧へ