ンゴロンゴロ視察ブログ
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【視察レポート】世界最大級のカルデラに動物たちが生息するンゴロンゴロ保全地域でサファリ体験(タンザニア/2024年10月視察③)

2024年10月に、タンザニア視察を行いました須沢です。今回お伝えするのは、ンゴロンゴロ保全地域でのサファリと、併せて前日に宿泊したロッジもご紹介いたします。ンゴロンゴロ保全地域には、世界最大級のカルデラがあり、そこには、多種多様の動物が暮らしており、タンザニア国内でも有数のサファリエリアとして知られています。

そもそもは、このエリアも国立公園だったようなのですが、国立公園にしてしまうと人が居住することができなくなり、原住民として有名なマサイ族が居住できなくなるため、マサイ族を守るために、国立公園でなく“保全地域”というくくりなのだそうです。

ンゴロンゴロ保全地域でのサファリ(ヌーの群れ)

ンゴロンゴロ保全地域でのサファリ(ヌーの群れ)

タンザニアにサファリ旅行をする方のほとんどが、セレンゲティ国立公園を目指します。その際、国内線、セスナを使わずに陸路移動をされる場合は、セレンゲティ国立公園にたどり着くまでに、ほとんどの方が、ンゴロンゴロ保全地域を通ります。

タランギレ国立公園同様、こちらも最初のゲートがあり、そこからしばらく車で行くと入園料を払う本ゲートがあります。その本ゲートを抜けると本格的なエリアに入ります。

ンゴロンゴロ保全地域の最初のゲート

ンゴロンゴロ保全地域の最初のゲート

入園料を払う本ゲート

入園料を払う本ゲート

ンゴロンゴロは、クレーターと呼ばれるだけあり、まわりが山に囲まれてるイメージで、直径が最大19kmもあるカルデラ部分では、基本的に、平坦で広大な台地が広がっています。山の部分から車でカルデラに下っていくのですが、上からでもカルデラにいる動物たちが見て取れました。

カルデラを上から見ると…

カルデラを上から見ると…

上からでも何かの群れが見えました

上からでも何かの群れが見えました

最初に現れたのは、大迫力のゾウ。それも車から手が届くくらいの距離で見ることができました。よく、安全なのか?と聞かれますが、こちらから危害を加えたり、何かアクションさえしなければ、動物もこちらに向かって危害を加えてくることはありません。人間と動物が、いい距離を保ちながら生活をしているからこそ、サファリというものが成り立ちます。

皆様も、サファリ旅行に行く際には、あくまでも人間が動物の世界にお邪魔させていただいている、という気持ちを忘れないようにすれば、安心安全にサファリを楽しむことができます。

ゾウも大きさがばらばらですが、今回見た中でもかなり大きなゾウ

ゾウも大きさがばらばらですが、今回見た中でもかなり大きなゾウ

サファリカーとの距離がわかるはずです!

サファリカーとの距離がわかるはずです!

今回、ンゴロンゴロ保全地域ではなかなかサファリでも見ることができない動物を、かなり近い距離で見ることができました。その名も「カラカル」。私も、名前を聞いてもまったくピンとこない動物でした。見ての通り、ネコ科の動物で、胴体は1mもないくらいの小さな動物です。

一緒にサファリをしていた中で経験値の高い方も、このカラカルを見ることができるのは相当ラッキー、というくらいの、サファリではなかなか見ることができない動物を見ることができました。私も、南部アフリカなどで比較的多くサファリを経験してきましたが、このカラカルにお目にかかるのは初めてでしたし、その名前を聞くのも初めてでした。

ちょうど近くにいたねずみだかをハントしている最中だったのですが、我々が凝視しすぎたのかハントは失敗に終わっていました。笑

なかなか見ることができない、カラカルという小さな動物に遭遇

なかなか見ることができない、カラカルという小さな動物に遭遇

ハントは失敗に終わっていました…

ハントは失敗に終わっていました…

もちろん、カラカルは偶然でしたが、その他の動物もたくさんいます。サファリを続けていくと、よく見る動物についてはなかなか写真を撮らなくなるのが“サファリあるある”で、経験者はすごく納得していただけることかと思います。写真ではかなり小さくなって見にくいため載せていませんが、少し遠くからではありましたが、ライオンの姿も目にすることができました。

どこにでもいるシマウマ。いつ見ても美しい

どこにでもいるシマウマ。いつ見ても美しい

フラミンゴ

フラミンゴ

テーブルと椅子が用意されたエリアが設置されており、ここでランチをいただきました。このタンザニア特有(?)のランチサイトでのランチ、個人的にはすごく好きな時間です。

テーブルと椅子が用意されたランチサイト

テーブルと椅子が用意されたランチサイト

ランチ

ランチ

この日の前日に、ンゴロンゴロ保全地域の手前のロッジに宿泊したのでご紹介します。前回同様、今回サファリツアーを行った現地旅行会社、ゴシェニサファリ(Gosheni Safari)が所有する「ザ キャッスル アット ンゴロンゴロ The Castle at Ngorongoro」というロッジです。

かなり山道を入った高台に位置しており、非常に眺めはいいですが、ロッジまでの道もなかなか険しいため、雨季の滞在は避けることをおすすめします。

高台にあるザ キャッスル

高台にあるザ キャッスル

プールから見る景色も絶景です

プールから見る景色も絶景です

ロッジというかホテルに近い建物なので、水まわりなどは、シャワーも熱いお湯がしっかりと出て、快適に過ごすことができます。お部屋も広々として、リラックスできました。ただWi-Fiは、部屋によって入る入らないがありましたので注意が必要です。

広々としたお部屋

広々としたお部屋

ソファでもリラックスできます

ソファでもリラックスできます

水まわりも快適

水まわりも快適

レストランは別棟にあり、歩いていく形になります。特に動物が出ることもないため、ひとりで歩くことも可能です。この日は、ビュッフェ形式は変わらずでしたが、バーベキューだったため、その場で焼いた牛、鳥、ラムなどもいただきました。

レストランは別棟です

レストランは別棟です

この日はバーベキューナイト

この日はバーベキューナイト

ビュッフェ形式の夕食です

ビュッフェ形式の夕食です

ンゴロンゴロ保全地域は、この場所自体のサファリを希望するというよりも、セレンゲティの道すがら通る方がほとんどかと思います。ただ、私個人としては、この山に囲まれた広大なカルデラ地形の中に、さまざまな動物が共存している光景がとても好きでした。

これまでサファリで行った場所の中でも、この風景、ピースフルな空気がとても印象的で、今後もぜひお客様に積極的におすすめしたい場所になりました。もちろん、たくさんの動物にも出会うことができるため、サファリも十分お楽しみいただけるかと思います。

須沢 悠

代表取締役 須沢 悠

個人的に、タンザニアのエリアで最も好きなエリアが、ンゴロンゴロ保全地域のクレーターでした。タランギレともセレンゲティとも違う、山に囲まれたカルデラ地形、その中にいるたくさんの動物たち、どこでどう寝るのだろう、ほかの動物に狙われないのかな、などいろいろなことを考えながら行うサファリもすごくおもしろかったです。

この空気感を、ひとりでも多くの方にぜひ味わってほしいなと思いました。

サファリ体験をお考えの方は、タンザニアのンゴロンゴロ保全地域もご検討くださいませ。そして、タンザニア旅行のご計画は、ぜひティースタイルにご相談ください。


代表取締役 須沢 悠のご紹介
タンザニア旅行・観光情報の詳細をチェックする ザ キャッスル アット ンゴロンゴロ 公式HP