Limpopo REPORTリンポポ州 視察ブログ
【ホテルレポート】レポゴ ロッジ(南アフリカ・リンポポ州[ラパララ自然保護区]/2024年4~5月視察①)
こんにちは! トラベルコンサルタントの野口です。南アフリカのラパララ自然保護区に位置する「レポゴ ロッジ Lepogo Lodges」へ視察に行ってきましたので、ご紹介させていただきます。ただ、レポゴ ロッジは、ノカ キャンプ(Noka Camp)とメロテ ハウス(Melote House)に分かれており、今回、視察でお伺いしたのは「ノカ キャンプ」と呼ばれるロッジです。メロテ ハウスは貸切専用のロッジで、最大16名様まで宿泊可能です。
ノカ キャンプの1番の魅力は、川を見下ろす絶景のロケーションと、素晴らしく美しいお部屋です! これまでたくさんのロッジを訪れましたが、iPadのスイッチひとつで一斉に開く窓や完璧にコントロールされた空調など、最もハイテクで快適なロッジと感じました。
今回は、そんな大自然の中に大自然のために作られつつも、先端的で洗練された体験ができるレポゴ ロッジのノカ キャンプ情報をお届けします。
◆ロッジまでのアクセス情報
ラパララ自然保護区は、ビッグ5であるライオン、ヒョウ、ゾウ、サイ、バッファローのすべてが見られるエリアとしても知られています。そのラパララ自然保護区に位置するレポゴ ロッジは、その収益のすべてを保護区の保全活動のために寄付しており、現地の生態系を守るために作られたロッジです。
この自然保護区はまだロッジもあまり多くないエリアで、私も何度も南アフリカに足を運んでいますが、今回初めての訪問となりました。まずはヨハネスブルグのO・R・タンボ国際空港から送迎車で約3時間半ほど移動し、自然保護区の入口でオープンサファリカーに乗り換えて、レポゴ ロッジのノカ キャンプに向かいます。
◆施設のご紹介
メインロッジからはサファリの大自然と、このエリアの代名詞とも言えるパララ川の壮大な景色が望めます。写真では分かりづらいですが、目下に川が流れています。サファリには景色を売りとしたロッジが多くありますが、これだけ壮大な景色が味わえるロッジは、南アフリカにはなかなかありません。どこまでも続く大地に地平線の存在を感じます。
ゲームドライブの待ち合わせなどでも使うメインエリアには、居心地の良いソファが設置されており、スタッフの方にドリンクをオーダーすることもできます。そして、パララ川を見下ろすデッキテラスからは、時折姿を現すサファリの動物たちを見ることができます。
◆お部屋のご紹介
今回は「ヴィラスイート」のお部屋タイプをご紹介します。各ヴィラにつながる道にも時々動物が顔を見せるため、特に夜間はスタッフの方と行動する必要があります。
お部屋の中は、一面がすべてガラス張りになっていて、壮大な景色をそのまま楽しむことができます。写真では説明が難しいですが、窓やブラインドには自動開閉機能が備わっており、iPadのワンタップで開け閉めすることができます。
お部屋は広々としており、少しも窮屈さを感じません! 眺めも素晴らしいです。
テラスの柵もガラス張りになっていて、景色の邪魔をしません。視界をさえぎるものが何もないので、パララ川とサファリを遠くまで見渡すことができます。また、すべてのお部屋に専用プールも付いています!
お部屋の中は細部までデザインが行き届いており、見飽きることがありません。また、ミニバーには、さまざまなソフトドリンクとワインをはじめとしたお酒がそろえられており、お部屋だけでも充実した時間を過ごせます。
このほか、「ファミリーヴィラ」という2ベッドルームのお部屋も1室あります。
◆ダイニングのご紹介
ダイニングエリアは、部屋数も多くないため小さめの造りですが、大きな窓の向こうには壮大な景色が広がっており、開放感にあふれています!
◆ゲームドライブ
ゲームドライブでは、他のエリアでは見るにの苦労したサイを何度も目にすることができたり、普段あまり姿を見せないジャッカルやブッシュピッグなども見られ、いつもと少し違ったゲームドライブを楽しむことができました。
一方で、ゾウやキリン、アンテロープといった動物は、クルーガーなどのエリアに比べて多く見られなかったように思うので、サファリが初めて!という人よりは、他でサファリをしたことがあるけれども、また少し違ったサファリや、より一歩踏み込んだ体験を楽しみたいという方におすすめかもしれません。
また、ボートクルーズやウォーキングサファリなど、ゲームドライブ以外のアクティビティが充実している点も魅力です!
ナイトドライブでは、ライオンに出会えたほか、現地の方もなかなか見ることができない小型のブタなど、通常のゲームドライブでは見ることが難しい動物たちに出会うことができました。サファリの途中では、1,000年以上も前にブッシュマン(先住民族)が描いた壁画も見られました。
ゲームドライブから帰ると、夜の冷たい空気で冷えてしまった体に、焚き火の暖かさが染みます。
ロッジがすべての売上を環境保全に充てていることからも分かるように、さまざまな動物や環境保護のプログラムが行われていて、他ではなかなか体験できない貴重な体験もできます。今回は、動物の保護活動のため、ヘリコプターから動物を麻酔銃で撃って動物にタグを取り付ける活動に、同行させていただきました。
麻酔銃で眠らせた動物の健康状態をチェックしタグを取り付けます。かわいそうですが、生態系を把握し保護するための大切な活動です。お腹がゆっくり大きく動いていて、起こしたあとに走り去って行くまでを見守りました。
トラベルコンサルタント 野口 恵莉菜
今回訪れたレポゴ ロッジのノカ キャンプでは、洗練されたデザインと先進的な設備、そして壮大な自然が調和したヴィラに、何よりの感動を覚えました。サファリを抜きにしてこの景色とヴィラの滞在を楽しむだけでも、行く価値のあるロッジと言えるかもしれません。
また、どれを選んでも素晴らしいお食事の数々と、飾らずも品とおもてなしの心にあふれたスタッフの方々の応対、それから自然を思う気持ちに心を揺さぶられる宿泊体験でした。
ティースタイルでは、今回紹介したロッジをはじめ、さまざまな南アフリカの素敵なロッジ、そして世界中のホテルをご紹介しています。サファリがはじめての方、もう複数回行ったことある方、それぞれの方にとって最適な体験をご提案させていただきますので、これまでにない非日常体験をしてみたいという方は、ティースタイルまでお気軽にご相談ください。
トラベルコンサルタント 野口 恵莉菜のご紹介