Venezia REPORTベネチア 視察ブログ
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【視察レポート】夏のベネチア1日観光★ 徒歩で巡るおすすめスケジュール(イタリア/2024年7月視察②)
*11:00 サンタルチア駅前周辺~カンナレージョ地区の街歩き
*12:00 サンタルチア駅近くでランチ(所要時間目安:約1.5時間)
*13:30 ローマ広場からサンマルコ広場周辺の街歩き(所要時間目安:約1.5~2時間程度)
*15:00 サンマルコ寺院へ入場(所要時間目安:30分~45分程度)
*15:30 サンマルコ広場からリアルト橋周辺の街歩き(所要時間目安:約1.5~2時間)
*17:00 アペリティーボとベネチアの街並みを楽しむ
*20:00 バーカロにてディナー
*21:00 お散歩気分で帰路へ…♪
◆ゴンドラ乗船に関して
◆事前予約必須の入場チケットと観光プラン
◆今回宿泊した「ホテル プリンチペ」
こんにちは! トラベルコンサルタントの宮本です。今回は、ハネムーンにも人気のイタリアを周遊してきました! 私も、イタリアは何度も訪れたことがあるのですが、春、秋、冬に行っていたので、真夏のイタリアは初めて…! 暑いですが、ベネチアはイタリアの中でも北にあるのと、運河と海がある街なので、ローマと比べると、やはりだいぶ涼しい印象でした! 何より、スカッと晴れた青空とベネチアの街並みは最高です! 今回は徒歩でベネチアを1日観光してきましたので、ご紹介します。ぜひ参考にご覧ください♪
◆ベネチア1日観光 おすすめスケジュール
*11:00 サンタルチア駅前周辺~カンナレージョ地区の街歩き
今回ベネチアで滞在した「ホテル プリンチペ」は、サンタルチア駅から徒歩2~3分ほどの距離に位置していたので、まずは、ホテル到着後、駅周辺のお店をチェックしました。ホテルに関しては最後にご紹介しているので、ぜひ引き続きご覧ください♪
お水はどこで買うのがお手頃かなど、事前にチェックしておくと便利です。サンタルチア駅前の通りは、お土産屋さんも多く、そのまま歩き続けると、レストランが多い「カンナレージョ地区」まで歩くことが可能です。少し歩くだけで、小さな運河や路地の景色を見ることができるので、駅前に滞在して、カンナレージョ地区で食事やお買い物を気軽に楽しむのもおすすめです。
ベネチア内に、「ニノ&フレンズ(Nino & Friends)」のショップが増えている印象でした。イタリア全土にある、イタリア食材やチョコレートなどを販売しているお土産屋さんです。サクサクした食感のチョコレートを試食させてくれます。おいしかったので、お土産にも購入しました!
*12:00 サンタルチア駅近くでランチ(所要時間目安:約1.5時間)
サンタルチア駅前の通りから路地に入ると「オステリア アル シチェト(Osteria al Cicheto)」がありました。サンタルチア駅前はホテルが密集しているエリアなのでホテル近辺で食べたい方、鉄道移動前後にランチ予定の方にもおすすめの立地です。ランチの場合は、奥に数席のみテーブル席があり、オープンと同時にテーブル席は埋まっていたので、予約していって良かったなぁと思いました。
夜は、バーカロ(気軽にワインとおつまみを楽しめる居酒屋)としても営業しているため、店内の手前側はバーカウンターのようになっており、立ち飲みができるエリアやショーケースに食べ物がたくさん並んでいました(写真は帰りに撮影したため、ショーケースの食べ物がほとんどなくなっていました…)。
“伝統的なベネチア料理”とメニューに記載のあった「イカ墨パスタ」と「タコ、干し魚のペースト イワシの盛り合わせ」、「3種の干し魚のペーストとポレンタ」を注文しました。ポレンタは、日本人は好き嫌いが分かれると思いますが、とうもろこしの粉からできた、ちょっともちもち食感の添え物で、ベネチアでよく見ます。パンの代わりの意味合いで、昔からお料理に添えられていることが多いみたいです。正直バケットがいいなという気持ちにはなりましたが…(笑)、せっかくなので食べてみました。濃いめの味付けのペーストと食べるのには、確かにちょうど良かったです。
イカ墨パスタも、お上品なサイズ(日本と同じくらいの盛り付け)だったのが意外でした。今まで行ったイタリアのお店の流れから大盛パスタが来ると思い、シェアしようと思っていましたが、ひとりでもちょうど良いくらいのサイズ感でした。味も、海鮮の風味が感じられておいしかったです。思ったよりパスタが少なかったので、デザートメニューからホームメイドティラミスを追加しました。これが大正解で、マスカルポーネを贅沢に使っていて、幸せを感じられるおいしさでした! 本場で食べるティラミスは、最高です!
お店がこぢんまりしていて、そこまで席数が多くないからか、お料理が出てくるのも比較的スムーズでした。イタリアだと、待ち時間が長いことが多いのでありがたかったです。お店の方の対応も親切でした!
オステリア アル シチェト 公式HPはこちら*13:30 ローマ広場からサンマルコ広場周辺の街歩き(所要時間目安:約1.5~2時間程度)
以前は観光する際にヴァポレット(ベネチア内を運航している水上バス)の乗り放題券を利用していただくのがおすすめだったのですが、最近は、ヴァポレットの乗り場が非常に混雑しており、乗るまでに並ぶことが多く、乗り放題券を利用するのはもったいないかなという印象です。ヴァポレットからは、ゴンドラともまた違った景色を楽しめるので、時間に余裕があればヴァポレットにも乗っていただきたいのですが、今回は、時間のロスをなくすため、すべて徒歩で観光しました。
そのため、ランチを楽しんだ後は、徒歩でサンタルチア駅前からサンマルコ広場方面へ向かいます。サンタルチア駅前のスカルツィ橋からリアルト橋を経由してサンマルコ広場へ向かうルートが最短距離ですが、混雑していることも多いので、今回はサンタルチア駅からローマ広場(バス停やタクシー乗り場があるエリア)側に一旦出て、ベネチア大学周辺エリアからリアルト橋を通って、サンマルコ広場へ向かうルートにしました。人混みを避けると、のんびりと街歩きができますし、小さなショップやプティックが並んでいるので、職人さんのお店を巡りたい方にもおすすめです。
街歩きや路地に迷い込むというのが、ベネチアの1番の観光です。のんびり散歩しながら、小さな運河にかかっている橋や、カラフルな建物が並ぶ景色を見ているのは、何より贅沢な時間だなと思います。
街歩きの合間に、食べ歩きはいかがでしょうか。ベネチアに来たら食べたいと思っていた、エビやイカのフリット(揚げ物)! 前にベネチアを訪れたときにも食べておいしかったお店「アクア&マイス(Acqua & Mais)」をリピート! 欲張って大きなボックスを購入しました(笑)。料金は15ユーロでした(2024年7月時点)。ミックスフリットにしたので、イカ、エビ、小魚などのフリットが入っています。フリットの塩味が体にしみます! その他にも、食べ歩きできるテイクアウトメニューがあるので、ぜひ立ち寄ってみてください!
*15:00 サンマルコ寺院へ入場(所要時間目安:30分~45分程度)
街歩きを楽しみながら、サンマルコ広場に到着。その広場の正面にあるのが「サンマルコ寺院」です。今まで外観の観光だけを楽しんでいましたが、今回初めて入場してみました。名前の通り、守護聖人の聖マルコを祀っています。いつも長蛇の列になっているので、オンラインで事前予約(有料)をしてから訪れました。
古く歴史があるということは知っていたものの…中に入ってみると、イスタンブールのアヤソフィアに似ている…と思ったら、アヤソフィアと同じくビザンティン建築様式なんだそうです。サンマルコ寺院は、ギリシア十字式(上から見ると十字架型の建物)なので、アヤソフィアの方が広く開放感がある造りですが、サンマルコ寺院は、5つあるドームそれぞれの装飾が印象的でした。1,000年ほど前の建物が今も残っているという世界遺産数No.1のイタリアのすごさを、改めて感じられました。
※歴史的な宗教建築物なので、肌の露出は控えて入場するようお気を付けください。
*15:30 サンマルコ広場からリアルト橋周辺の街歩き(所要時間目安:約1.5~2時間)
ナポレオンが世界一美しいと言ったとされる、サンマルコ広場は、今回訪れた際にイベントが行われていたようで、広場がライブ会場のようになっていて、リハーサルをやっていました。きれいな広場なので、全景を見られなかったのは観光客としては残念ですが、リハーサルをやっていたので、なんだかワクワクしました。
定番の「リアルト橋」からの景色も眺めてきました。リアルト橋周辺には、文具屋さんや革製品のお店、ゴンドリエーレ(船頭)グッズのお店などなど、さまざまなお店が並んでいます。そのほか、リアルト橋からサンマルコ側に降りると、「フォンダコ デイ テデスキ(Fondaco dei Tedeschi)」という免税店があります。事前予約制のテラスがあったり、高級感のあるお土産を買いたい時や、お手洗いに立ち寄りたいときにおすすめです。
*17:00 アペリティーボとベネチアの街並みを楽しむ
17時頃になると、いろいろなお店でアペリティーボやハッピーアワーの看板が出ます。
アペリティーボは、夕食前におつまみと共に1杯飲む、夕食のスタートが遅いイタリアの食習慣です。まだ明るい街並みを見ながら、ベネチア名物のアペロールスプリッツ(イタリアの食前酒用カクテル)を楽しみ、少し休憩しました。
*20:00 バーカロにてディナー
リアルト橋近くの老舗バーカロ「バカランド コルテ デッロルソ(Bacarando Corte dell'Orso)」にてディナーにしました! 本来バーカロは、ちょっとずつ食べ物をつまみつつ、はしご酒するのが定番なのですが、たくさん街歩きをして疲れたのもあり、一気に大量注文してしまいました(笑)。奥にテーブル席があり(2階席もあるとのことでした)、「テーブル席使っていいよ」とのことだったので、のんびり堪能してきました。
海鮮メニューが多いので、ベネチアでの食事は日本人にも人気があります。レストランで、メニューを見てもよくわからない場合でも、バーカロだとショーケースに食べ物が並んでいるので、見ながら選ぶことができますし、温めなおしたりもしてくれます。観光の時間も大切だし、でもちゃんとベネチアの名物を食べたいという時に、バーカロはありがたいですね。
*21:00 お散歩気分で帰路へ…♪
食べ終えたら、すっかり暗くなっていますが、街灯の明かりがロマンティックなのもベネチアの良さです。日帰りでは味わえない、ベネチアの静かな夜のお散歩もぜひ楽しんでください。路地が多いので、夜の治安はどうなのかというご質問をよくいただくのですが、ベネチアは住んでいる方ももちろんいらっしゃいますが、観光客が多い町なので、出会う方はほとんどが観光客ということが多いです。路地に迷い込んでしまうと確かに暗いですし、行き止まりもあるので、迷子にならないようには注意が必要です。
◆ゴンドラ乗船に関して
ベネチアと言えば、やはり「ゴンドラ」。街中を歩いていると、たくさんのゴンドラやゴンドリエーレさんたちを見かけるのもベネチアらしい景色です。今回は真夏で暑いということもあり、ゴンドラには乗船しなかったのですが、ハネムーンの方には特に、ロマンティックにベネチアを楽しめるゴンドラ乗船はおすすめです。
ご旅行手配の際にあわせて、ゴンドラ乗船の事前予約も可能です(日本での事前払い)。ご希望によって貸切もしくは(ほかの方と一緒に乗船する)混載ゴンドラかお選びください。事前に予約をすると、時間指定なので、待ち時間なく楽しめます。
現地でご自身にて直接ゴンドラ乗船を申し込む場合、現金払いのみとなるのでお気を付けください(2024年7月時点)。また、ゴンドラは正規料金が決まっているのですが、街を歩いていると、高額な金額でのゴンドラ勧誘がまだまだありました。ぼったくりされていることにも気が付かずに高額を支払ってしまう場合や、コースや乗船時間を確認せずに乗船してしまい一瞬で乗船が終わってしまうというケースもあるようなので、交渉力に自信がない方は、事前のご予約がおすすめです。
◆事前予約必須の入場チケットと観光プラン
イタリアでの観光時は、入場チケットがあるものは事前予約必須が鉄則です! 当日でもと思っていても、想像以上の混雑で、完売していることも多いです。また、行ってみたら思わぬ休館日だったということを防ぐためにも、事前予約がおすすめです。
■事前予約のご希望をいただくことが多い人気の入場券
No.1:ゴンドラ乗船券
No.2:サンマルコ寺院(歴史に興味がある方におすすめ)
No.3:サンマルコ鐘楼(高いところから景色を眺めたい方におすすめ)
※弊社では、航空券、ホテルなどのご手配と併せて、代行予約も承ります。詳しくはお気軽にご相談ください。
◆今回宿泊した「ホテル プリンチペ」
今回は、鉄道でミラノからベネチアに移動し、その後、鉄道でフィレンツェに移動する行程だったので、ベネチアでは駅近を必須条件に、ベネチア本島内の老舗中の老舗ホテル「ホテル プリンチペ Hotel Principe」に滞在しました。フィレンツェ同様に、ベネチアの石畳もスーツケースを持っての移動はなかなか大変なので、駅の利用頻度が高い場合には、サンタルチア駅周辺のホテルにするのがおすすめです。こちらはサンタルチア駅から徒歩2~3分ほどの距離にあり、鉄道利用の方にはすごく便利な立地です。
駅が近いにも関わらず、グランカナルに面しており、お部屋もランクアップすると「カナルビュー」のお部屋もあります。ただ、島自体が世界遺産ということもあり、やはり古めかしいホテルがほとんどです。近代的なホテルの方が実際には過ごしやすく感じられる方もいるので、その場合は、ひと駅手前のメストレ駅前での滞在を選択肢のひとつにするのもおすすめです。
※ベネチアは運河の街なので、車が入られるのはローマ広場までという土地柄、鉄道駅を使う頻度が高いのか、ローマ広場から空港へ向かうのかなどにより、おすすめの立地も異なります。弊社にて旅行のご手配の際に、ぜひお気軽にお問い合わせください。
トラベルコンサルタント 宮本 佳織
何度かベネチアは訪れているのですが、初めて訪れたときと変わらず、ベネチアの景色を眺めるとわくわくしますし、街への憧れは何度訪れても色あせません。イタリアへ行く機会があるたび、やっぱりベネチアには行きたいなと思います。
個人的にも大好きなベネチアですが、やはり気になるのはオーバーツーリズム。今回も、試験的に入島税を導入した期間に訪れたため、街中には入島税の看板が立っていました。観光客に大人気のベネチアだからこそ、これからも歴史的な街並みを守れるよう、観光客もできる限りの協力をしないといけないなと思いました。ヴァポレット乗り場も飽和状態だったのですが、やっぱり歩いてこそ見られる景色があるなとも思ったので、ぜひ街歩きを楽しみたい方はベネチアへ。
5~6月、9~10月は比較的過ごしやすいですが、ハイシーズンとなります。7~8月は、暑さもあり、少し混雑は軽減されるようですが、それでもやはり混みます。冬の時期は寒いですが、街並み観光はできるので、時期をずらして楽しむのもおすすめです。
イタリア旅行のご計画なら、ぜひティースタイルまでお問い合わせください!
トラベルコンサルタント 宮本 佳織のご紹介