ベネチア視察ブログ

【視察レポート】豪華絢爛ドゥカーレ宮殿の裏側を巡るシークレットツアー(イタリア・ベネチア/2023年4月視察②)

こんにちは! トラベルコンサルタントの石田です。水の都ベネチアにて「ドゥカーレ宮殿のシークレットツアー」に参加してきました! ドゥカーレ宮殿は、ベネチアの有名なサンマルコ広場にあるゴシック様式の建物です。とても細かな装飾が目を引く建物ですね。

宮殿と呼ばれているので、王族の住居として使われていたのかな?と思っていたのですが、その長い歴史の間には、総監邸兼政庁、裁判所として使われていたそうで、一部は牢獄にもなっていました。創建は8世紀なので、本当に長い間、ベネチアの移り変わりを見守って来たのだと思うと感慨深いですね。

ドゥカーレ宮殿の中庭。ゴシック建築の装飾が見事です

ドゥカーレ宮殿の中庭。ゴシック建築の装飾が見事です

見取り図から、内部はかなり入り組んでいる様子がわかります

見取り図から、内部はかなり入り組んでいる様子がわかります

まさに秘密の通路。かなり狭い通路を進んでいきました

まさに秘密の通路。かなり狭い通路を進んでいきました

ドゥカーレ宮殿の見どころとしては、金箔の装飾が美しい「黄金の階段」や、大評議の間にある世界最大の油絵「天国」が有名です。これらは通常のチケットで見学が可能です。シークレットツアーは通常の見学コースに加えて、牢獄や秘密部屋、ため息橋の内部なども見てまわることができます。

機密文書を保管していた部屋。厳粛な雰囲気が漂っていました

機密文書を保管していた部屋。厳粛な雰囲気が漂っていました

窓はステンドグラスになっていて、淡い色合いがきれいでした

窓はステンドグラスになっていて、淡い色合いがきれいでした

ドゥカーレ宮殿の牢獄には稀代のプレイボーイ、カサノヴァも投獄されていたそうです。ちょっとこわいですが…拷問部屋も見学できます。ここではカサノヴァもこのロープに縛られて吊るされていたそう…。

拷問部屋

拷問部屋

屋根裏にはたくさんの武器が陳列

屋根裏にはたくさんの武器が陳列

鎧もありました。動きにくそう…

鎧もありました。動きにくそう…

「大評議の間」の屋根裏

「大評議の間」の屋根裏

「執務室の間」 ここででシークレットツアーは終了です

「執務室の間」 ここででシークレットツアーは終了です

シークレットツアーの後に、通常の見学コースと合流します。

縦に長い「元老院の間」。きらびやかな天井に首が痛くなるほど魅せられてしまいました

縦に長い「元老院の間」。きらびやかな天井に首が痛くなるほど魅せられてしまいました

こちらは「上院の間」です

こちらは「上院の間」です

そして、ドゥカーレ宮殿最大のハイライト、「大評議の間」です

世界最大の油絵が飾られている大評議の間です

世界最大の油絵が飾られている大評議の間です

写真で一目瞭然ですが、豪華絢爛なドゥカーレ宮殿の表側を見てまわることができる通常の見学コースと、ちょっとダーク(?)な裏の顔が見られるシークレットツアー。同じ建物なのに、まったく違う雰囲気を見られるのもこのツアーのおもしろいところです。

通常の見学コースでの所要時間は、ゆっくりまわると約1時間半から2時間ほどですが、シークレットツアーはさらに1時間半ほどかかるので、時間に余裕をもって予定を組んでくださいね。

石田 麻希子

トラベルコンサルタント 石田 麻希子

普段は閉ざされている扉の鍵を開けて案内される様子は、まさに秘密の通路への入り口のようです。残念ながら、日本語のツアーは催行されていませんが、ぜひドゥカーレ宮殿の秘密を見つけに訪れてみてください。

イタリア旅行にご興味のある方は、お気軽にティースタイルまでお問い合わせください。


トラベルコンサルタント 石田 麻希子のご紹介
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