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【視察レポート】夏のローマ1日観光★ 徒歩とメトロで巡るおすすめスケジュール(イタリア/2024年7月視察④)

こんにちは! トラベルコンサルタントの宮本です。昔からイタリアが大好きなので、もう何度訪れたのかわからないローマ。それでもまだまだ行ったことがない場所もあるほど、1つの都市の中にかなりの観光名所が詰まっています。

旅の拠点に便利なのはテルミニ駅(ローマ テルミニ駅)周辺。今回私は、テルミニ駅から徒歩すぐのホテルに宿泊をしました。以前は、治安が心配というお声もいただいていましたが、駅周辺の大きな通り沿い(カヴール通り)などは、むしろ見通しもよく安心です。そのため、テルミニ駅周辺滞在(宿泊)も、エリアを選べばおすすめです。

また、年々高くなる空港送迎車の費用を節約して、ホテル代や食事代に充てたいというお声も多くいただきますが、テルミニ駅を拠点にすると、ローマ・フィウミチーノ空港から直通列車のレオナルドエクスプレスや、シャトルバスも運行していますので、送迎車の手配をしなくても、各自移動はそこまで難しくないかと思います。イタリア周遊する際も必ず利用する駅ですので、そういった点でもテルミニ駅周辺の滞在は便利だと思います。さらに、駅から近いホテルにすれば、大きな荷物を持っての移動が最小限になるため、スリ対策にもなります。

今回のレポートでは旅の拠点に便利なテルミニ駅を出発し、ローマ(&バチカン市国)の有名な観光地を1日で巡りましたので、おすすめスケジュールとしてご紹介します。

ローマの観光で必ず訪れるトレビの泉

ローマの観光で必ず訪れるトレビの泉

ローマは、観光名所が点在しており、徒歩観光がメインになります(バスも便利です)。そんな中でも、メトロ(地下鉄)の駅が近くてありがたい観光名所のひとつ、「コロッセオ」へ。テルミニ駅からは、メトロB線で2駅です。また、ローマのメトロは、以前は乗り放題チケットを購入することが多かったのですが、VISAなどクレジットカードのタッチ決済で乗車することができました。入場の時にタッチ、出るときには、改札でのタッチが不要なんだそうです。メトロの駅降りたら、コロッセオが目の前にどーんとあります! 今回ここまではメトロを利用しましたが、テルミニ駅から徒歩の場合は、約25分〜30分です。

コロッセオに入場してきました。事前予約をした上で、予約した15分前から入場することが可能です。入場の際には、チケットとパスポートのチェックがあるので、パスポートを忘れないようお気を付けください。今回は、1階・2階部分に入れるノーマルタイプのチケットで入場しました(3階まで上れるチケットもあるのですが、発売と同時に完売していることが多いです)。

外から見るのももちろん素晴らしいですが、中に入ると、やっぱり歴史的な闘技場であることを実感します。外観は崩れてしまう可能性もあり、徐々に修復され、新しくなっている部分も多いのですが、中に入ると、崩れかけている部分もそのまま残されているので、訪れた際にはぜひ入場してみてください(事前予約必須)。

外から見るのももちろん素晴らしいですが、中に入ると、やっぱり歴史的な闘技場であることを実感します。外観は崩れてしまう可能性もあり、徐々に修復され、新しくなっている部分も多いのですが、中に入ると、崩れかけている部分もそのまま残されているので、訪れた際にはぜひ入場してみてください(事前予約必須)。

コロッセオ近くのレストラン「リストランテ カフェ マティーニ&ロッシ(Ristorante Caffè Martini & Rossi)」でランチを食べました。道をはさんで目の前がコロッセオという好立地です。真夏だからか、中の席の方が混んでおり、テラス席の空いたところに通してもらえました。もちろん暑かったですが、風もある日だったので、コロッセオを目の前に食事を楽しむことができました。

暑い日に、ひんやりしたトマトとモッツァレラチーズのカプレーゼを食べられるのは幸せ過ぎました! イタリアは新鮮なトマトがたくさん使われているので、夏の暑い日で食欲がない日でも、ありがたいメニューですね。

カプレーゼ

カプレーゼ

リガトーニのカルボナーラ

リガトーニのカルボナーラ

ティラミス

ティラミス

リストランテ カフェ マティーニ&ロッシ 公式HPはこちら

「真実の口」へはバスで行くことはできますが、地下鉄駅が近くにないので、コロッセオまで来たら、そのまま歩いていくのもおすすめです。コロッセオからチルコマッシモの脇を歩くと、片道約20分ほどとなります。

真実の口は、教会の一角にあるので入場料はないのですが、寄付金制度があります(撮影前に寄付金の箱があるので、そこに任意で入れます)。そして、真実の口で撮影が終了すると、そのまま教会とお土産屋さんに入場するような流れで進んでいきます。写真撮影をご希望の方で大行列になっていることがほとんどなので、今回は横からのぞいてきました。柵はあるのですが、外からのぞくことはできるので、大行列で諦める場合や、時間外に訪れるときは、柵越しに見ることができます。

真実の口は、教会の一角にあるので入場料はないのですが、寄付金制度があります(撮影前に寄付金の箱があるので、そこに任意で入れます)。そして、真実の口で撮影が終了すると、そのまま教会とお土産屋さんに入場するような流れで進んでいきます。

写真撮影をご希望の方で大行列になっていることがほとんどなので、今回は横からのぞいてきました。柵はあるのですが、外からのぞくことはできるので、大行列で諦める場合や、時間外に訪れるときは、柵越しに見ることができます。

真実の口から歩いて10分弱で、古代ローマ時代の遺跡「フォロロマーノ」を見渡せる丘に行くことができます(若干坂道)。フォロロマーノよりもマルケサス劇場に興味がある方は、坂を避けてマルケサス劇場側に出ることも可能です。

フォロロマーノの見渡せる丘でフォロロマーノの眺めを楽しんだ後、そのまま歩いて「トレビの泉」に向かいました(徒歩約15分)。お疲れの方は、徒歩でベネチア広場に出るとバス停がたくさんあるエリアがあるので、そこからトレビの泉までバスで移動することも可能です。

トレビの泉は、観光客でいっぱいなので、観光客の脇をすり抜けて見に行くか、大きいので離れたところからも眺めることは可能です。スリに要注意のスポットだったのですが、禁止行為(噴水内に入るなど)を見張るために、トレビの泉の周辺には常に警察官がたくさんいて笛を吹いていたので、以前よりは治安も良くなっているかもしれません。

フォロロマーノ

フォロロマーノ

ベネチア広場

ベネチア広場

トレビの泉

トレビの泉

そのままトレビの泉から「スペイン広場」まで歩くと、約10分です。ローマは、観光名所が多すぎて、名所と名所のあいだが徒歩約10~15分ほどということがよくあります。歩くのが1番効率のいいアクセス方法だと思います。スペイン広場の階段の上は、教会になっていますが、眺めが良いので景色を楽しむ目的で来られる方が多い印象です。

スペイン広場の上からの景色

スペイン広場の上からの景色

スペイン広場

スペイン広場

スペイン広場の周辺には、ハイブランドのお店やスイーツ店が並んでいます。ポンピのお店でティラミスを食べようか、ジェラートを食べようか…と思っていたところ、街行く方々が皆さんレモンを持っています。暑さもあり、レモンがめちゃくちゃ魅力的に見えたので、「リモーネ(Limon'è)」のレモンジェラートにしました。

同じレモンでもフレーバーが3種あり、レモンソルベ、レモンチェッロ、レモン&バジルがありました。王道でレモンソルベを選び、くりぬいた生レモンに入れてくれました。暑さには、レモンの酸っぱさがしみました。とはいえ、ジェラートがお得な価格のイタリアで、なかなかの高額な7ユーロでした( 2024年7月時点)。

そのまま、ショッピング通りのコルソ通りを抜けて、いざ、バチカン市国方面へ向かいました。

リモーネ

リモーネ

レモンソルベ

レモンソルベ

スペイン広場方面からだと、メトロでスパーニャ駅から乗車しオッタヴィアーノ駅で降りると、徒歩12~13分ほどでサンピエトロ広場にアクセスすることも可能です(もしくはバスに少し乗車してアクセスも可能です)。メトロなので、地下に下りたり地上に上ったりしていると、結局徒歩でのアクセスとそんなに変わらなくなり、徒歩の方がたくさんの観光名所をまわれるのがローマです。ただし、真夏は無理をせず、バスや地下鉄に乗りましょう。

私は徒歩でコルソ通りからパンテオン、ナヴォーナ広場、サンタンジェロ城を経由して、バチカン市国の玄関口であるサンピエトロ広場へ向かいます。まず、コルソ通りから約10分弱で、パンテオンにつきます(まだバチカンではないです)。今回は予約していないので、外から行列具合だけさらりと確認し、そのままナヴォーナ広場へ、徒歩10分弱です(視察時ナヴォーナ広場は改修工事をしており、噴水は何も見れずでした…)。ナヴォーナ広場からサンタンジェロ城のあたりまで約10分、そしてサンタンジェロ城からサンピエトロ広場までは徒歩約15分です。

ローマの中にある、世界最小の国といわれるバチカン市国。サンピエトロ広場からすぐのサンピエトロ大聖堂(寺院)は無料ですが、入場前に荷物チェックのセキュリティがあり、大きなペットボトルや大きな荷物、とがったものや長いものなどは持ち込むことができません。サンピエトロ大聖堂を真正面にすると、右側に荷物検査の列ができています。大聖堂に入るのみであれば、少し並べば入れることが多いですが、真夏は直射日光があたる場所で並ばなけれないけないため、朝早く、または夕方の方が良さそうです。

お時間に余裕がある方は、クーポラに登るのもおすすめです(途中までエレベータ+階段、またはすべて階段の2方法があります)。クーポラに登ると、サンピエトロ大聖堂が広場を抱きかかえているような景色を見ることができます。

サンピエトロ大聖堂

サンピエトロ大聖堂

バチカン市国の衛兵さん

バチカン市国の衛兵さん

クーポラへの看板ができていました

クーポラへの看板ができていました

大聖堂の中は、写真では伝わらないほど壮大な装飾が施され、厳かな空気が流れています。入ってすぐ右側にあるピエタ(イエス キリストの亡骸を抱く聖母マリアの彫刻)が有名ですが、どこを見てもすごいとしか言いようがない空間です。ちょうど午後だったからか、後光がさすかのように光が入ってきてました。視察に行った際は、大天蓋が修復中で足場が組まれてました。残念…。工事のタイミングが事前に把握しにくいのも、イタリアならではです。

サンピエトロ大聖堂内 大天蓋

サンピエトロ大聖堂内 大天蓋

サンピエトロ大聖堂内 天井画

サンピエトロ大聖堂内 天井画

ちなみにバチカン博物館は、最近さらにチケットが入手困難だそうです。そのため、もし行かれる方は、早めの予約が必須です。

サンピエトロ大聖堂も見られて満足したので、あとはディナーへ! ディナーの人気エリアも多いローマ。ナヴォーナ広場周辺にするか、トレステヴェレに行くか、モンティ地区に行くか…。このまま歩いて行っちゃおう!となり、バチカン市国から徒歩でアクセス可能なナヴォーナ広場へ(約20分ほど)。

「カンティーナ エ クチーナ(Cantina e Cucina)」は、ローカルにも人気のお店だそうで、私たちが入ってからすぐに満席となり、そのあとお店の前には行列ができていました。日本人的にはそんなに早いわけではないですが、イタリアのディナータイムは20時前後なので、遅めの夕食になるとより混雑してしまいます。18時前後のディナーが狙い目ですね(お店によっては19時オープンもあるのお気を付けください)。

ローマの名物カルボナーラをここでも! トンナレッリという種類のパスタ(四角い断面のパスタ)のカルボナーラでした。そしてカラマリ(イカ)のフリットもおいしくてボリュームたっぷりでした。カチョエペペ(チーズと黒コショウのパスタ)もおいしいというクチコミがたくさんあったので、次回はチャレンジしてみようと思います。

カンティーナ エ クチーナ

カンティーナ エ クチーナ

トンナレッリのカルボナーラ

トンナレッリのカルボナーラ

店内

店内

気さくな店員さんと店長さんで、終始楽しいディナーでした。「日本に友達がいるんだよ」と話しかけてくれたり、残ったカラマリフリットをテイクアウトにしてくれたりと、とても親切で、最後にしっかり「トリップアドバイザーのクチコミも書いてね」と、営業力たっぷりの店長さんでした(笑)

カンティーナ エ クチーナ 公式HPはこちら

ディナーでエネルギーチャージしたので、最後の力を振り絞って、歩いてコロッセオに戻り、ライトアップを堪能してきました。昼のコロッセオも壮大ですが、夜は夜でロマンティックです。

コロッセオのライトアップ

コロッセオのライトアップ

工事中だったので残念ですが、本来はナヴォーナ広場のライトアップもきれいですし、トレビの泉もライトアップされるので、夜の街歩きは、昼とはまた違った風景を楽しむことができます。さすがにたくさん歩いたので、コロッセオからメトロでテルミニ駅に戻り、街歩きを終了しました。

イタリアでの観光時は、入場チケットがあるものは事前予約必須が鉄則です! 当日券でもと思っていても、想像以上の混雑で、完売していることも多いです。また、行ってみたら思わぬ休館日だったということを防ぐためにも、事前予約がおすすめです。

■事前予約のご希望をいただくことが多い人気の入場券

No.1:バチカン博物館(毎週日曜休館/年に数回日曜以外にも休館日あり)※先ほどもお伝えしましたが、完売となることも多くあるため、早めの予約が必須です。
No.2:コロッセオ(フォロロマーノ・パラティーノの丘と共通券)
No.3:パンテオン

※弊社では、航空券、ホテルなどのご手配と併せて、代行予約も承ります。詳しくはお気軽にご相談ください。

テルミニ駅からカヴール通りへでて1区画過ぎると、もう角に見えてくるのが「ウナホテルズ デコ ローマ Unahotels Decò Roma」です。ホテルの扉には、警備の方もずっと立っているので、その点も安心です(向かいのレストランからたまに大声で客引きされることがあるのでご注意を。夜はカヴール通り側のみを利用し、反対側の奥には行かない方がいいです)。

4つ星で駅からも近く、大きな通りに面しているので、公共交通機関を利用される方にはアクセスの良さ、清潔さで人気のホテルです。チェックインの際には、たまたまですが、日本に留学していたことがあるというスタッフさんが日本語で対応してくれました(基本は英語対応になります)。

狭いお部屋が多いヨーロッパですが、ウナ ホテルズ デコ ローマのお部屋は、スタンダードなお部屋タイプでも約20㎡、ワンランクアップしてスーペリアにすると約25㎡となります。終始快適に過ごさせてもらいました。

お部屋内

お部屋内

バスルーム

バスルーム

バスルーム

バスルーム

ロビーには、夏だからか、パイナップルジュースのサーバーがおいてあり、暑い中観光から戻ってくるので、ありがたい配慮だなと思いました。テルミニ駅が近いと、スーパーもショップもメルカート チェントラーレ(中央市場)も近いので、やっぱり便利だなぁとひしひしと感じました。

ウナホテルズ デコ ローマ 紹介ページはこちら
宮本 佳織

トラベルコンサルタント 宮本 佳織

ローマは、メトロもバスもあるのですが、なんだかんだ徒歩での観光が1番スムーズなのではと思います。これだけの数の観光名所が点在しているローマだからこそ、余すところなく見られる徒歩観光がおすすめです。石畳の上は、アスファルトよりも足への負担が重いので、なるべく靴底が厚い、歩きやすい靴がおすすめです。

今回は訪れていないのですが、トレステベレ地区の街歩きや、モンティ地区のレストランエリアもおすすめなので、丸1日以上観光時間がある場合にはぜひ行っていただきたいエリアです。

観光プランや滞在場所のチョイスも、過ごし方に合わせて、担当コンサルタントがご提案させていただきます。オーダーメイド旅行だからこそかなえられるプランニングを、ぜひお手伝いさせてください。ヨーロッパ旅行のお問い合わせは、ぜひティースタイルへ。お待ちしております!


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