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【視察レポート】イタリアの温泉地バーニョ ヴィニョーニで日帰りテルメ体験(トスカーナ地方/2023年9~10月視察①)

こんにちは。トラベルコンサルタントの宮本です。2023年9月末~10月初旬にトスカーナの商談会に行ってまいりました。その際に参加したツアーで、トスカーナの温泉地「バーニョ ヴィニョーニ Bagno Vignoni」が素晴らしかったので、ご紹介させていただきます!

バーニョ ヴィニョーニは、フィレンツェから車で約2時間、ローマとフィレンツェのほぼ中間に位置します。オルチャ渓谷の景色が広がるところから少し登ったエリアで、かつてはメディチ家(フィレンツェの大富豪)も訪れたと言われている歴史ある温泉地です。

バーニョ ヴィニョーニ

バーニョ ヴィニョーニ

バーニョ ヴィニョーニでは、まず「アルベルゴ ポスタ マルクッチ Albergo Posta Marcucci」という4つ星ホテル内にある「日帰りテルメ(日帰り入浴)」に行ってきました。この施設の良さはなんといっても眺望! トスカーナの大自然を眺めながら入浴が可能です。

入浴前にホテル内のレストランからの景色も見せていただききましたが、まるで窓枠が絵画の額縁のようでした。レストランは高い位置にあるので、見晴らしもよく開放的です。お部屋は視察できなかったのですが、このホテルにのんびり滞在できたら最高ですね…!

入浴前にホテル内のレストランからの景色も見せていただききましたが、まるで窓枠が絵画の額縁のようでした。レストランは高い位置にあるので、見晴らしもよく開放的です。

お部屋は視察できなかったのですが、このホテルにのんびり滞在できたら最高ですね…!

続いて、テルメ(スパ施設)へ向かいました。バスタオル・バスローブ・スイムキャップ・スリッパ等、日帰りテルメのためのレンタルがあるので、日本からは水着を持参すればOKです(スイムキャップは持ち帰り可能でした)。室内エリアもありましたが誰も利用しておらず、皆さん外で景色と入浴を楽しんでいらっしゃいました。

室内エリア(外へ向かう出口側)

室内エリア(外へ向かう出口側)

室内エリア(入口側から)

室内エリア(入口側から)

外へ出るとたくさんのビーチベッドやパラソルが並んでおり、皆思いのままにリラックスしているようでした。

外エリアに出ると絶景が目の前です

外エリアに出ると絶景が目の前です

外エリアのビーチベッドやパラソル

外エリアのビーチベッドやパラソル

外に出て、まっすぐ道を進むと女性用の更衣室・シャワーがあります。ロッカーは鍵がかかるようになっているので、荷物はロッカーに入れて水着に着替えたら、バスローブを羽織っていざテルメエリアへ♪

バスローブをビーチベッドに置いて場所を確保しつつ、入浴へ。温水プールみたいな感じかなと思っていたら…水質がなめらかで、「これは間違いなく温泉だ!」と感激しました。温度は低めのエリアと高めのエリアに分かれていますが、高めでも38度前後なので日本人からすると、もうちょっと熱くてもいいかなと感じました。

上から見るとエリアが分かれているのがわかります

上から見るとエリアが分かれているのがわかります

なんと…打たせ湯もありました! 肩こりにめちゃめちゃ効きそうです。ヨーロッパの旅行では歩くことが多いので、体力を消耗しますよね。そのような旅の途中で38度の温泉に入れるのは、本当にありがたかったです。

左が38度エリアでした

左が38度エリアでした

右のエリアは温水プールくらいの温度です

右のエリアは温水プールくらいの温度です

38度はヨーロピアンには熱すぎるそうで、一緒に参加した方から「よく長く入っていられるね」と言われました。38度エリアにはほとんど人がいなく貸し切り状態だったので、日本人からするとラッキーでした!

ブランコもありました

ブランコもありました

ビーチベッドとパラソル

ビーチベッドとパラソル

体が温まったらパラソルの下で絶景を見ながらリラックス…そしてまた温泉へ…というなんとも至福の時間です。入浴を終えてホテルを出たら、ちょうど日が落ちてくる時間帯で、トスカーナの景色に西日があたり絵画を見ているような美しい景色が広がっていました。トスカーナは空が広く、滞在中癒される景色をたくさん見ることができました。

トスカーナの自然が目の前です。この絶景を見ながらリラックス♪

トスカーナの自然が目の前です。この絶景を見ながらリラックス♪

ちょうど日が落ちてくる時間帯のバーニョ ヴィニョーニの景色

ちょうど日が落ちてくる時間帯のバーニョ ヴィニョーニの景色

日帰りテルメはシーズンや時間帯によって料金が異なります。私たちが訪れた春夏シーズンは1日入浴が35ユーロ、午前または午後の半日入浴が27ユーロでした。秋冬シーズンは平日と週末でも料金が違い、春夏シーズンよりも少し高かったのでやはり日本の温泉と同じく、寒いシーズンが人気なんですね! 金曜と土曜の夜は星空の下での入浴もできるそうです。20時~23時の利用で30ユーロとのことでした。星空の下でなんてロマンティックですよね…♪

そのほか、スイムキャップ(5ユーロ)、バスタオルレンタル(4ユーロ)、バスローブレンタル(6ユーロ)、スリッパ(5ユーロ)、バスタオル&バスローブレンタル(8ユーロ)だったので、水着の他にもスイムキャップとビーチサンダルを持参すれば、バスタオルとバスローブのレンタルのみで済むのでかなりお得に楽しむことが可能です!

※2023年10月現在の料金となります。

このエリアはいくつかホテルがあり、今回はアルベルゴ ポスタ マルクッチのお隣にある「アルベルゴ ル テルメ Albergo Le Terme」というホテルに泊まりました。この2つのホテルは徒歩2~3分の距離なので、昼は日帰りで絶景も楽しめるアルベルゴ ポスタ マルクッチのテルメを楽しみ、夜は宿泊するアルベルゴ ル テルメの地下にあるテルメを楽しむという過ごし方も、コスパが良くておすすめです。

アルベルゴ ル テルメの外観

アルベルゴ ル テルメの外観

宿泊したお部屋の室内

宿泊したお部屋の室内

アルベルゴ ル テルメとアルベルゴ ポスタ マルクッチの間には、バーニョ ヴィニョーニを象徴するかつて使われていた浴槽があります。今もぼこぼこと温泉が湧き出ていました。夜の景色が月明かりにてらされ、幻想的で美しかったです。

メディチ家の人々も訪れたと言われる浴槽

メディチ家の人々も訪れたと言われる浴槽

宮本 佳織

トラベルコンサルタント 宮本 佳織

バーニョ ヴィニョーニは、個人ではなかなかアクセスしにくい場所にありますが、ローマからフィレンツェに向かう途中なので、専用車で温泉とオルチャ渓谷の景色を楽しみながら移動するのもおすすめです。都会の喧騒から離れてのんびりした時間を過ごせると思います。

オーバーツーリズムの影響も大きい時期だからこそ、トスカーナの田舎でゆっくりする時間をプランに組み込んでみるのはいかがでしょうか。イタリアには温泉地がたくさんあるので、やっぱり湯船につかりたいなという方には、ご希望行程でアクセスしやすい温泉地をご提案いたします! 途中でのんびり温泉地に立ち寄ってみませんか。ぜひお気軽にティースタイルまでお問い合わせください!


トラベルコンサルタント 宮本 佳織のご紹介
アルベルゴ ポスタ マルクッチ 公式HP アルベルゴ ル テルメ 公式HP イタリアのページへ