Emilia-Romagna REPORTエミリア-ロマーニャ州 視察ブログ
【視察レポート】高級スポーツカーの聖地&世界遺産都市モデナ観光(イタリア・エミリア-ロマーニャ州/2024年2月視察②)
こんにちは! トラベルコンサルタントの大石です。2024年2月にイタリアのボローニャ視察ツアーに参加してきました。今回は、ボローニャ近郊の都市モデナについてご紹介いたします!
◆モデナにある2つの自動車博物館
ボローニャのあるエミリア-ロマーニャ州には、高級スポーツカーと高級オートバイのメーカーが集中する地域があり、モーターバレーと呼ばれています。今回は、ボローニャ近郊のモデナにある「フェラーリ博物館」と「パガーニの博物館」を見学してきました。モデナはボローニャから車で約1時間、ローカル線で約30分の場所に位置します。
*フェラーリ博物館
スポーツカーやレースカーで有名なフェラーリ。その博物館が2つ、モデナにあります。1つはモデナ市内、もう1つはモデナ郊外(実際はマラネッロという町)にあります。今回は、モデナ郊外にある博物館を訪れました。博物館を訪れるバスツアーもあるようで、大型バスで訪れた観光客でにぎわっていました。
歴代F1カーのミニカーが数十台飾られていました。写真には写っていませんが、昔のF1カーのミニカーもありました。出口付近にはレーシングカーが展示されており、間近で前後左右からじっくりと見ることができます。
*パガーニ博物館と工場見学
パガーニ(パガーニ アウトモビリ)は、元ランボルギーニのデザイナー、オラチオ パガーニによって1992年に創設された比較的若い自動車メーカーです。しかしながら、スーパーカー業界では今や知らない人がいないほどのメーカーだそうで、少数生産で超高級スポーツカーを販売しています(工場と博物館を見学しましたが、工場は写真撮影禁止のため写真はありません)。
◆モデナ市内の世界遺産
モデナ市内も観光しました。モデナ市内には、「モデナ大聖堂」、「市民の塔」、「グランデ広場」という世界遺産があります。すべて1か所にあるため、短時間でも観光がしやすかったです。
◆バルサミコ酢発祥の地
モデナはバルサミコ酢の発祥の地で、ここで伝統的な製法で作られたバルサミコ酢は、一般に普及しているバルサミコ酢とは区別されています。原材料はぶどうのみで、ぶどうを長期間にわたり熟成することで作られます。最低でも12年以上熟成されたものが、伝統的なバルサミコ酢となります。
一般的なバルサミコ酢がサラサラとして酸味が強いのに比べ、伝統的なバルサミコ酢はドロドロとしており、酸味の中にもぶどうの甘味や香りを感じることができます。また、一般的なバルサミコ酢はサラダなどと相性がいいですが、伝統的なバルサミコ酢は肉料理やアイスクリームなどに数滴たらして食べるのがおすすめだそうです。
熟成することにより徐々に水分が蒸発し容量が少なくなるため、徐々に小さな樽に移し替えられていきます。
◆モデナの市場
この日はモデナの市場でランチをいただきました。イタリアでは市場や書店などにレストランが併設されることが増えているそうで、この市場にもフードコートのようないくつかのレストランがありました。ここには、ミシュランの星付きレストランで数年修行されていたという日本人シェフがいらっしゃっいました。
◆ボローニャ近郊のアイスクリーム工場
モデナを訪れた日とは別の日ですが、「ジェラート博物館」を見学しました。ボローニャからは車で約30分、ボローニャとモデナの真ん中あたりに、ソフトクリームとジェラートのサーバーを販売するイタリアの大手メーカー、カルピジャーニ社があります。ジェラート博物館のほかに、ジェラートを極めたい専門家が集まるジェラート大学が併設されています。
トラベルコンサルタント 大石 至
ボローニャ近郊に行くには、交通手段が限られているため個人で行くのはなかなか難しいかもしれません。ボローニャにご滞在にいただき、専用車のオプショナルツアーをご利用いただくのがおすすめです。
イタリアにご旅行をお考えの方は、ぜひティースタイルまでお問い合わせください! お待ちしております。
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