AUSTRALIA REPORTオーストラリア 視察ブログ
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【視察レポート】フランクランド諸島リーフクルーズツアー★ 手付かずの自然が残る無人島へ(オーストラリア・ケアンズ/2022年7~8月視察③)
ティースタイルのコンサルタントの岡本です。コンサルタントの池、四宮、WEB担当の山本とともに、2022年7月下旬から8月上旬にかけてケアンズの視察に行ってきました。
ケアンズと言えば、全長約2,300㎞に渡って続く世界最大のサンゴ礁・グレートバリアリーフ観光の玄関口。世界遺産にも指定されたこの美しい海を視察せずには帰れません。1日の上陸が100人までに限られ、手付かずの自然が残る無人島「フランクランド諸島へのクルーズツアー」に参加してきましたのでご紹介させていただきます。
ケアンズからの日帰りで楽しめるバリアリーフクルーズには、さまざまな種類があります。ホテルやレストランなどの設備が整ったグリーン島やフィッツロイ島のような島での滞在と海のアクティビティを楽しむもの。アウターリーフ(外洋のサンゴ礁)の上に固定されたポンツーン(浮き桟橋)まで船で行き、海のアクティビティを楽しむもの。クルーズ船で数か所のサンゴ礁を巡り、各ポイントでのシュノーケリングやダイビングを楽しむもの。
そんなバラエティーに富んだクルーズツアーの中から、今回、私たちが参加したのは無人島ツアー。ダイビングツアーやクルーズツアーなど多くのツアーを催行しているエントラーダ・グループ主催の「フランクランド諸島リーフクルーズ」に参加させていただきました。
宿泊ホテルにより異なりますが、朝7時前後にクルーズ会社の大型バスがホテルに迎えに来てくれます。船の中ではトイレ以外に着替える場所がないので、出発時に洋服の下に水着を着ておくのがおすすめです。
島への上陸は自然保護のために1日100人限定、ツアーの募集も100人までなのですが、コロナ禍で船内の密を避けるために現在は1日60人限定となっています(2022年7~8月視察時点)。2022年7月から成田空港・関西空港からケアンズへの直行便が再開したこともあり、この日は十数名の日本人を含め、ほぼ定員に近い集客となっていました。
熱帯雨林の森やサトウキビ畑などののんびりした車窓風景を見ながら進むと、ケアンズの町から45分ほどでディーラル港に到着します。事情を知らずに到着すると、「あれっ?」と思うかもしれません。海に行くツアーなのに、ディーラル港は川に面した港なのです。グレートバリアリーフツアーでは唯一、このツアーはリバークルーズからスタートします。
両岸にマングローブが生い茂り、日によっては野生のワニに遭遇することもあるというリバークルーズは、海と違って揺れも少ないので船酔いの心配が少なくなります。島まではリバークルーズで約30分、外海に出てからが30分の合計1時間の船旅です。
乗船後、日本人スタッフのジミーさんが日本人のお客様を集めて説明会を開いてくれます。
1日のスケジュール説明、シュノーケリングセットの貸し出しと使い方の説明、シュノーケリング中のハンドサインの説明など、分かりやすく説明されるので安心です。説明会が終わると船内にはモーニングティーが準備がされていますので、熱いコーヒーとクッキーで一休み。
1日のスケジュールを元に島で行われるアクティビティに申し込んで、シュノーケリング用に貸し出されるマスク、シュノーケル、フィン、そしてウエットスーツを受取り、日焼け止めクリームを塗って・・と準備をしていると、もう島に到着です。
私たちが上陸したのは、6つの島からなるフランクランド諸島の中の1つノーマンビー島。サンゴ礁に囲まれた手付かずの自然が残る無人島で、人工的な建物は一切ありません。誰の足跡もついていない美しい白砂のビーチが、私たちを迎えてくれます。白い砂浜はサンゴが細かく砕かれてできた砂が堆積してできたもの。波が打ち寄せる度に、砂浜に打ち上げられたサンゴのかけらや貝殻がシャラシャラという何とも心地よい音を響かせていて、リゾート気分が一気に高まりました。
島でのアクティビティは、クルーズ料金に含まれています。シュノーケル・サファリツアー(ボートシュノーケル)は、ボートで島から少し離れたポイントに移動して入水。島に向かって打ち寄せる波の流れに乗ってシュノーケリングで戻ってくるツアーです。深さのあるポイントからのシュノーケリングなので、美しいサンゴ礁と魚たちの観察ができます。この日はウミガメと一緒に泳げました!
水に濡れずに気軽に水中の観察ができるのが、セミ・サブマリンツアー(半潜水艦ツアー)です。船底のガラス越しにお魚達と対面です。
ビーチからのシュノーケリングには、いつでもスタッフが同行してくれます。魚が集まっているポイントまで案内してくれたり、泳ぎが得意ではない場合には、つかまって泳げるように浮き輪を引きながらポイントを巡ってくれたりします。ビーチからサンゴ礁までの距離がとても近いので、ちょっと泳いだだけでも美しいサンゴ礁を見ることができます。ニモ(隠れクマノミ)はやっぱりかわいかった!
もう1つジミーさんいわく「人気ナンバーワン」というのがトイレツアー⁈ 乗客を降ろした後、クルーズ船はサンゴ礁を傷つけないように外洋に停泊します。島には人工的な建物は一切ないのでトイレもありません。そのためご希望の方を乗せて小型ボートで船に戻る「トイレツアー」が必要になるのです。実はこの日、トイレツアーのボートがクルーズ船の回りで泳ぐクジラの親子を発見!乗客の方々はトイレを我慢してホエールウォッチングを楽しんだそうです。
一通り海の美しさを堪能したところで、ランチタイム。スパイシーチキン、ゆでたエビ、ふかふかのパン、果物などが楽しめるビュッフェランチがツアー料金には含まれています。参加者全員が取り終わった後には、お代わりもOKです(お水以外の飲み物は、別途、購入が必要です)。
引き続き午後もビーチからシュノーケリングをしたり、スタンドアップパドルボート(サップ)を無料で体験したり、思い思いの方法で海を楽しむことができます。
また、午後のアクティビティとしてはお子様連れのご家族向けのトレジャーハントツアー(宝探し)や、アイランドウォークツアー(島内散策)があります。アイランドウォークツアーには日本語のツアーもあり、この日はベテランガイドのジミーさんが案内役。12月~2月の時期にビーチに産卵にやって来るウミガメの話や海水でも枯れないマングローブの不思議、“歩く木”の話など島の動植物のお話は本当に面白くて勉強になりました。白砂の中に隠れている星の砂の探し方のコツも伝授してもらいました。
島での滞在は約4.5時間。アクティビティが盛り沢山に用意されているので、すべてのツアーに参加していたらあっという間に帰りの船の出航時間。私たちの帰りを惜しむように、クジラの親子が見事な跳躍を披露してくれました(一瞬の出来事で、カメラは間に合わず…)。
帰りの船内ではアフタヌーンティーとケーキ、クラッカーなどが提供されます。ホテルまでの送迎もツアー代金に含まれていてホテル帰着は17時頃です。遊び疲れた私たちは帰りのバスではすっかりお休みタイムでした。
ビーチでのんびりする時間も欲しかったなぁ…という贅沢な心残りはあるのですが、アクティビティ、お食事、送迎など必要なものがすべて含まれたオールインクルーシブツアーをしっかり楽しんだ一日となりました。
美しいサンゴ礁とかわいいお魚達に会いに、ぜひ、お出かけください。
ティースタイルでオーストラリア旅行を申し込みのお客様は、オプションにて今回紹介したツアーの手配は可能です(オプション単品のみの手配はできません。航空券やホテルなどの手配と併せてお申込みください)。
トラベルコンサルタント 岡本 貴子
年間を通じて温暖な気候のケアンズでは、どの季節でも海のアクティビティをお楽しみいただくことが可能です。グレートバリアリーフの美しい海だけでなく、太古からの熱帯雨林の原生林が残るキュランダ国立公園など、自然遺産が豊富なケアンズは楽しみ方もいろいろ。ぜひ、ティースタイルにお問合せください。
トラベルコンサルタント 岡本 貴子のご紹介