Perth REPORTパース 視察ブログ
【視察レポート】パース市内観光&クオッカに出会えるロットネスト島(オーストラリア/2024年10月視察③)
トラベルコンサルタントの吉田です。2024年10月、西オーストラリア州の州都・パースとロットネスト島へ視察に行ってまいりました。
パースは、オーストラリア第4の都市で、インド洋の美しい海に面した街です。また、パースからほど近くにあるロットネスト島は、ワラビーの仲間でクオッカという有袋類の動物を見られることで有名です。クオッカは、笑っているような表情をしているので、“世界で1番幸せそうな動物”とも呼ばれています♪
今回は、「パース市内観光とロットネスト島について」ご案内いたします。
◆パース市内観光の見どころ
パースは、スワン川沿いに発展した街で、“世界で1番美しい都市”や“最も住みやすい街”とも呼ばれています。フリーマントルやピナクルズ、マーガレットリバーなどの観光への拠点でもあり、多くの国際線が就航しています。パース市内の中心地は、非常にコンパクトで、半日もあれば十分にまわれる広さです。
パース市内の移動は、無料のCATバスがおすすめです。レッド、ブルー、グリーン、イエローの4路線があり、それぞれ主要観光地を巡るルートとなっております。どの路線も、日中はおおよそ10分間隔でバスがくるので、ぜひ活用してみてください。
今回は、パース中心地のおさえておきたい観光ポイントを、簡単にご紹介させていただきます。
*パース市役所
「パース市役所(Perth Town Hall)」は、オーストラリアで唯一のゴシック様式の市役所で、囚人によって建てられたそうです。
こちらのパース市役所はユニクロなどもあるヘイ ストリートの入口にあり、パースを訪れた際、1度は目にする建物だと思います。
*ロンドンコート
パース市役所の近くからヘイ ストリートに入り、少し歩くと見つかる「ロンドンコート(London Court)」。アーチ型の門をくぐると、そこにはイギリス風の建物が軒を連ね、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わうことができます。この通りには、お土産屋さんやカフェが並び、どこを見ても写真映えすること間違いなしです。
建物の美しいファサードや、細部にわたる装飾は、まるでロンドンの一角にいるかのような感覚を与えます。観光客も地元の人々も楽しめる、パースの隠れた名所です。
*セントジョージ大聖堂
「セントジョージ大聖堂(St George's Cathedral)」は、手作りのレンガで建てられた、ゴシック様式の壮大な建築物です。
この大聖堂の内部には、美しいステンドグラスが飾られており、訪れる人々を魅了します。パースの中心に位置するこの大聖堂は、100年以上にわたりシンボル的な存在として親しまれています。毎日の礼拝も行われており、一般公開されているので、誰でも自由に訪れることができます。
パースを訪れる際には、ぜひ立ち寄ってその歴史と美しさを感じてみてください。
*エリザベスキー
「エリザベスキー(Elizabeth Quay)」は、パースの象徴であるベルタワーや、スワンリバー沿いのウォーターフロントエリアに位置し、新しい観光スポットとして非常に人気を集めています。ベルタワーは、観光客にとって特に魅力的な場所で、タワーに登ると、パース市内を360度見渡すことができます。その名の通り、タワーの内部には18個の鐘があり、鐘を鳴らす貴重な体験も楽しめます。
さらに、エリザベスキー周辺には、素敵なレストランやカフェも多く、リラックスしながら美しい景色を楽しむことができます。訪れる価値のあるスポットですので、ぜひ足を運んでみてください。
*スターリング ガーデンズとシュプリーム コート ガーデンズ
「スターリング ガーデンズ(Stirling Gardens)」と「シュプリーム コート ガーデンズ(Supreme Court Gardens)」は、市内中心地に位置する美しい庭園です。エリザベスキーから歩いてすぐの場所にあり、西オーストラリア州最高裁判所の目の前に広がっています。
これらの庭園ではかつて、植物の研究が行われていたため、さまざまな種類の花や植物を楽しむことができます。色とりどりの花々や、緑豊かな植物が見どころで、リラックスしながら散策するのにぴったりのスポットです。自然の美しさと静けさを楽しむために、ぜひ訪れてみてください。
◆笑顔と自然があふれるクオッカの楽園 ロットネスト島
ロットネスト島は、パースから約20kmほど離れた、インド洋に浮かぶ美しい島で、地元の人々にも親しまれるスポットです。夏(12月~2月)はパースより少し涼しく、平均気温は20度台半ば。一方、冬(6月~8月)はパースより少し暖かく、日中の平均気温は19℃と、非常に過ごしやすい気候です。オーストラリアの西海岸を流れるルーウィン海流のおかげで、島を囲む海水はかなり温かく、夏は約23℃、冬は約19℃に保たれています。この温かい海流のおかげで、年間を通じて快適に過ごせます。
さらに、ロットネスト島は、自然保護区に指定されており、クオッカや多くの野生動物、植物が生息しています。クオッカや鳥類、爬虫類などがのびのびと生活しており、自然環境が大切に守られています。訪れる人々は、豊かな自然と動物たちとの触れ合いを楽しむことができます。このように、ロットネスト島は自然の美しさと快適な気候、そして豊かな動物たちの生息地として、一度は訪れてみる価値のある場所です。
*パースからロットネスト島へのアクセス情報
ロットネスト島までは、パース、パース近郊のフリーマントルやヒラリーズから、フェリーでアクセスできます。3つのフェリー会社が運航しており、以下のようなルートが提供されています。
■ロットネスト エクスプレス(Rottnest Express)およびシーリンク ロットネスト島(SeaLink Rottnest)
・パースから約90分
・フリーマントルから約30分
■ロットネスト ファスト フェリー(Rottnest Fast Ferries)
・ヒラリーズから約45分
ロットネスト ファスト フェリー 公式HPはこちら
今回の視察では、フリーマントル港から出航しているロットネスト エクスプレスを利用しました。フリーマントルへは、パース市内中心にあるパース駅から鉄道で行くことができます。フリーマントルは終着駅なので、降りる駅に迷うこともなく、簡単に行けます。
*ロットネスト島のまわり方
ロットネスト島は、約19k㎡の小さな島で、主に自転車やバスを利用して周遊できます。
■自転車利用の場合
島内にある、ペダル&フリッパー(Pedal & Flipper Hire)でレンタルするか、フェリー予約時に追加料金で自転車をレンタルできます。クオッカ探しを楽しみたい方は自転車がおすすめです♪
ペダル&フリッパー 公式HPはこちら■バス利用の場合
クオッカ コーチ(Quokka Coaches)では、2時間または90分のガイド付き(英語)バスツアーで島を1周できます。また、アイランド エクスプローラー ツアーでは、島を1周し、島内19か所の停留所で乗り降りも可能です。
クオッカ コーチ 公式HPはこちらロットネスト島では、シュノーケリング、スキューバダイビング、カヤック、スタンドアップパドルボードなどのウォーターアクティビティに加えて、サイクリングやハイキング、スカイダイビングも楽しめます。
特に、9月から12月はホエールウォッチングのシーズンで、島周辺を回遊するザトウクジラや、ミナミセミクジラのジャンプする姿を観察できます。ロットネスト島を訪れる際は、多様なアクティビティと、豊かな自然を満喫してみてください。
*クオッカとのツーショット
島内をサイクリングしていると、いろいろなところでクオッカがすぐ見つかります。島内には、なんと10,000~12,000頭ほどのクオッカがいるそうです。クオッカは、よく草を食べているので、木のまわりや根本あたりにいることが多く、中には人慣れしているクオッカもいるので、かなり近くまで近寄ることができます。
意外と、フェリー乗り場から歩いてすぐのところに、全然逃げないクオッカがいました! 私は写真が下手だったのでうまく撮れなかったですが、もっとローアングルで撮ると、口角が上がって笑っているように見えるクオッカが撮れるみたいなので、ロットネスト島へ行かれる際は、ぜひチャレンジしてみてください!
*レストランのご紹介
ロットネスト島には、食事を楽しめる場所が数多くあります。雑貨店やベーカリー、サンドイッチ屋さん、カフェ、アイスクリーム屋さんなど、多様な選択肢がそろっています。さらに、いくつかのレストランもありますが、今回は「ピンキーズ ロットネスト アイランド(Pinky’s Rottnest Island)」でランチをいただきました。
ピンキーズ ロットネスト アイランドは、ディスカバリー ロットネスト アイランドという宿泊施設内にあるレストランで、ピンキーズ ベイにもつながっています。レストランには、オープンテラスのお席もあり、自然の風を感じながら食事を楽しむことができます。
また、クオッカが遊びに来ることもあり、その愛らしい姿を間近で見ることができます。ただし、カモメが食べ物を狙ってくることもあるので注意が必要です。さらに、クジラのシーズンには、テラスからもクジラがジャンプする姿を見ることができますよ!
*宿泊施設「ディスカバリー ロットネスト アイランド」のご紹介
ロットネスト島では宿泊することも可能です。今回視察させていただいた「ディスカバリー ロットネスト アイランド Discovery Rottnest Island」は、ピンキービーチの裏手にある、豪華なテントスタイルの宿泊施設です。テントタイプではありますが、中はとても清潔感があり、自然と調和したナチュラルな内装となっています。
宿泊する場合、スーツケースなど大きな荷物は、フェリーからテントまで直接届けられるので、島に到着してからは手荷物だけで移動することが可能です。ただし、島に到着後、荷物がテントに届くまで、最大2時間ほどかかる場合があるので、水着や必要な身の回り品は、手荷物に入れておきましょう。
お部屋タイプは、大きく分けてスタンダード、スーペリア、デラックスと分類されていますが、お部屋から美しいインド洋を見渡せる、デラックス オーシャンサイド テントというお部屋がおすすめです♪ 今回見学したのは「デラックステント」というお部屋です。
テント内には、 ケトル、電子レンジ、トースター、冷蔵庫を備えた簡易キッチンがあります。バスタブは全室に付いておらず、シャワーオンリーとなります。
トラベルコンサルタント 吉田 芳喜
ロットネスト島は、手つかずの自然が残る美しい島です。クオッカをはじめとする、野生動物が数多く生息しており、訪れる人々を魅了します。また、島には60か所以上のビーチがあり、海水浴やビーチでのんびり過ごすのにぴったりのデスティネーションです。
パースから行く有名な観光地としては、ピナクルズ、フリーマントル、スワンバレーなどがありますが、ぜひ1度ロットネスト島まで足を運んでみてはいかがでしょうか。2024年11月現在、ANAの直行便が成田とパース間で就航しているので、この機会に、ぜひパースとロットネスト島を訪れてみてくださいね。
そのほか、オーストラリアのリアルな最新情報をお伝えできますので、オーストラリア旅行をご検討中の方は、ぜひティースタイルまでお気軽にお問い合わせください。
トラベルコンサルタント 吉田 芳喜のご紹介