Cairns REPORTケアンズ 視察ブログ
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ティースタイルWEB編集長の山本です。
カンタス航空傘下のLCC、ジェットスターが、2022年7月、2年4ケ月ぶりに日本とオーストラリアを結ぶフライトを再開させると聞き、コンサルタントの池、四宮、岡本と一緒に早速、現地を視察してきました。
ジェットスターの情報や、ケアンズのホテル・観光について、順次ご紹介していきたいと思います。
ここでは、まずジェットスターを利用した場合の出入国の流れをご案内します。
◆成田空港からケアンズへ
私は成田からケアンズへ出発するフライト(JQ-26便)を利用しました。成田空港第3ターミナルでの手続きとなりますが、コロナ以前と違って、現在のところ、オンラインチェックインを採用しておらず、カウンターでの手続きで時間がかかるので、3時間前には着くようにしました。
ケアンズのあるオーストラリア・クイーンズランド州の2022年7月の入国条件は、コロナ以前と変わらない状態に戻っています。
90日以内の観光での滞在なら
・パスポート(入国時に残存期間が90日以降必要)
・ETA(電子渡航許可)
だけで入国可能です。
ETAの申請は、スマートフォンで「オーストラリアETAアプリ」を通しての申請となります。
下記のリンクからご確認ください。
カウンターでは、パスポートを提示すれば、パスポートにETAが紐づいているので、特別に何か書類を提示する必要はありませんでした。あとは荷物を預けて、チェックイン完了です。
◆成田空港第3ターミナルの様子
カウンターでのチェックインを終えて、出国するまでに食事を済ませることにしました。
第3ターミナルにはフードコートがあるのですが、この日18時頃には9軒中、半分ほどのお店しか開いていませんでした。他にコンビニエンスストア、書店、土産店もオープンしてました。
出国手続きをしてしまうと、お店は一軒も開いていません。お水などの飲み物は自動販売機での購入となります。
関西から出発した池と四宮によると、関西空港第1ターミナルも同様で、出国後は自動販売機しかなかったそうです。
◆ジェットスター機内
この日の成田発のフライトは満席でした。
機内のスタッフはマスクを着けていますが、他にはコロナを意識するものは何もありませんでした。
マスクなどが機内で配られるという航空会社もあるようですが、ジェットスターはLCCですのでそういったサービスは皆無でした。
◆ケアンズでの入国
約7時間20分の所要時間で、ケアンズに到着!
入国手続きはスマートゲートと呼ばれるセルフサービスの手続きが導入されています(16歳未満の子どもは利用できないので、有人のカウンターでの手続きとなります)。
まずは「Kiosk(キオスク)」という機械でパスポートをスキャンして、いくつか質問に答えるとカードが出てきます(日本語が選べます)。
今度は「Gate(ゲート)」まで進み、そのカードを挿し、顔写真の撮影です。
荷物を受け取ったら、カードと機内で配られた税関申告書を提出して、入国完了です。
ケアンズ空港の到着ロビーに出てきましたが、まだ午前6時前。
元々大きくないケアンズ空港ですが、早朝ということもあってか、到着ロビーのお店はまったく開いておりません。カフェも、両替所も、レンタカーのカウンターもすべてクローズしておりました。
空港で両替できなかったので、結局、ケアンズ滞在中、一度も両替することなく、すべてクレジットカードで支払いを済ますことになりました。現金を持っていなくても問題なかったです。ただし、アメックスは使えないお店があったので、VISAやマスターカードも持っていた方がいいでしょう。少し現金を持っていたいと思う方は日本で両替しておいた方が確実です。
また、レンタカーの空港カウンターの営業時間は7時からでしたが、国際線の方は結局オープンする様子がなかったので、国内線ターミナルに移動して手続きしました。
私たちはレンタカーを利用しましたが、タクシーや公共バスで市内に移動できます。
ちなみに街中では、流しのタクシーはまったくなく、タクシーストップもなく、宿泊ホテルで呼ぶしかないので、みなさん、Uberを利用しているようです。足がない場合や現在地がわからない場合にもとても便利です。
◆ケアンズでのPCR検査
さて、ここからは日本への帰国に向けてのご案内です。
2022年8月現在、日本への帰国には、出国前72時間以内にPCR検査を受け、医療機関等により発行された陰性の検査証明書を手に入れなければなりません。
ケアンズ市内にも検査機関はいくつかあると思うのですが、今回、私たちが利用したのは「Sullivan Nicolaides Pathology」というところです。
WEBサイトから事前に申込みできます。
検査後、24~48時間以内に結果を、日本のフォーマットにて、メールやショートメッセージで送ってくれました。(一人145A$)
私の時は、検査結果は検査後29時間ぐらいで受け取れました。
念のため、宿泊していたホテルでお願いしてプリントアウトしてもらいましたが、ジェットスターのカウンターでは、スマホで確認してくれ、印刷した紙は求められませんでした。
Sullivan Nicolaides Pathologyの施設は市内や郊外にいくつかあります。
私は、ケアンズのアボット ストリートにある日本人旅行者対応の施設で受診しましたが、2日後に訪ねたら、もう旅行者の受付は行っていないとのことでした。
8月9日現在調べたところ、ケアンズ郊外(町の中心からタクシーで約15分)にあるトゥーグッド ロードの施設で対応しているようです。
所在地:Ground Floor, 6-8 Toogood Road, Woree QLD 4868
また変更があるかもしれませんので、受診前には再度確認をお願いいたします。
「Sullivan Nicolaides Pathology」の他に「QML Pathology」というところもあります。
こちらは、48時間以内の場合100A$、当日195A$です。
詳細はリンクからご確認ください。
◆日本帰国に関して
日本政府は、新型コロナウイルス感染症に関する水際措置において、国・地域を「赤」「黄」「青」の3つに区分しています。
現在、オーストラリアは「青」に指定されており、そこからの帰国者・入国者はワクチン3回目接種の有無にかかわらず、入国時検査を実施せず、入国後の自宅等待機も求められていません。
日本帰国に関しての準備は以下のようになります。
1. 現地出国前72時間以内の検査による陰性証明書を取得
私たちは、上記の通り、検査後、日本政府指定のフォーマットに記入いただいたものを送ってもらいました。
現在は、任意のフォーマットも認められおります。詳細は下記にあるリンクより厚生労働省HPをご確認ください。
2. アプリ「My SOS(入国者健康居所確認)」をスマホにインストール
3. 「My SOS」より必要事項を入力して登録完了する
インストールした「My SOS」の事前登録画面から、ワクチン接種の有無、陰性証明書をアップロードし、誓約書、質問票など必要な情報をすべて入力しますと、事前登録が完了します(特に問題なく審査が完了すると、My SOS Webの画面の色が青になります)。ここまで済ませておきますと、日本への入国がスムーズにできます。ただし、日本到着予定時刻の6時間前には登録の完了が必要となりますので、ご注意ください。
◆ケアンズ空港で出国
往路と同様に3時間前に着くようにケアンズ空港のカウンターへ向かいました。
パスポートと陰性証明書、My SOSのアプリをチェックされ、荷物を預けましたが、カウンターのスタッフも、まだ慣れていないようで、陰性証明書のチェックには時間がかかっていました。
3時間前になるとスタッフがそろって、チェックインの手続き開始!
(それ以前は1名しかスタッフがおらず、ほぼ手続きが進んでいませんでした。)
チェックインが終わったら、出国手続きです。入国時と同様に、スマートゲートでパスポートをスキャンして、写真を撮影。手荷物検査を通過したら、あっという間に出国です。
免税店やお土産物店、カフェはオープンしていました。
◆成田空港で入国
飛行機は成田空港第3ターミナルに到着しますが、第3ターミナルの建物に入ると、そこから第2ターミナルまで歩いて移動となります。
現在、入国審査は第2ターミナルで行われています。
しっかりファストトラックでの準備ができていたせいか、タイミングがよかったせいか、この時は飛行機から降り立ってから入国までは30分もかかりませんでした。
ただし、他の到着便と一緒になるなど、到着時間によって所要時間には幅がありますので、ご注意ください。
以上、7月末~8月上旬における日本出国から帰国までのご案内でした。
感染状況などにより、必要書類やアプリなどの変更もあるかと思いますので、実際にご利用の際は最新情報をご確認ください。
オーストラリア旅行をご検討中の方は、ティースタイルまでお気軽にお問い合わせください。