St. Moritz REPORTサンモリッツ 視察ブログ
-
- サンモリッツ
【お客様の声】スイスアルプスの絶景&イタリアの歴史的な街並みを堪能! ヨーロッパ2カ国周遊ハネムーン9日間
-
- サンモリッツ
【お客様の声】憧れの氷河特急に乗車&大自然を満喫! スイスを列車で巡る母娘旅8日間
-
- サンモリッツ
【お客様の声】列車でアルプスの絶景巡り&憧れの氷河特急に乗車! スイス周遊ハネムーン10日間
-
- サンモリッツ
【お客様の声】憧れの氷河特急に乗車&念願のリッフェルアルプ リゾート 2222mに宿泊! スイス3都市を巡る周遊の旅8日間
-
- サンモリッツ
【お客様の声】氷河特急&ベルニナ急行に乗車! 大自然や鉄道の旅を満喫するスイス&イタリア周遊ハネムーン11日間
-
- サンモリッツ
【お客様の声】列車でスイスを周遊! サンモリッツ・ツェルマット・グリンデルワルトを巡るハネムーン9日間
-
- サンモリッツ
【ホテルレポート】グレース ラ マーニャ サンモリッツ (スイス・サンモリッツ/2023年9月視察⑪)
-
- サンモリッツ
【ホテルレポート】ヴァルトハウス シルス<後編> (スイス・サンモリッツ近郊[シルス]/2023年9月視察⑩)
-
- サンモリッツ
【ホテルレポート】ヴァルトハウス シルス<前編> (スイス・サンモリッツ近郊[シルス]/2023年9月視察⑨)
-
- サンモリッツ
【視察レポート】絶景が楽しめるベルニナ エクスプレス乗車体験★ バスと列車でルガーノからサンモリッツへ(スイス/2023年9月視察⑧)
-
- サンモリッツ
【ホテルレポート】グランド ホテル クローネンホフ<後編> (スイス・サンモリッツ近郊[ポントレジーナ]/2023年9月視察④)
-
- サンモリッツ
【ホテルレポート】グランド ホテル クローネンホフ<前編> (スイス・サンモリッツ近郊[ポントレジーナ]/2023年9月視察③)
-
- サンモリッツ
【視察レポート】スイスの高級リゾート地サンモリッツのおすすめ観光地(スイス・サンモリッツ/2022年12月視察⑬)
-
- サンモリッツ
【視察レポート】スイスを代表する観光列車「氷河特急」に乗車!車両&食事のご紹介(スイス/2022年12月視察⑫)
-
- サンモリッツ
【ホテルレポート】バドラッツ パレス ホテル(スイス・サンモリッツ/2022年12月視察⑥)
-
- サンモリッツ
【ホテルレポート】クルム ホテル サンモリッツ(スイス・サンモリッツ/2022年12月視察⑤)
【ホテルレポート】ホテル チェサ サリスと小さな村ベーヴァ (スイス・サンモリッツ近郊[ベーヴァ]/2023年9月視察⑫)
2023年9月にスイスを視察してまいりました、トラベルコンサルタントの角です。今回は、スイスらしい雄大な景色が広がるエンガディン地方の伝統的な館をホテルにした「ホテル チェサ サリス Hotel Chesa Salis」をご紹介します。ベーヴァ村の東端に位置しており、ベーヴァ駅を降り立ったら、かわいい家並みを眺めながら歩くこと5分ほどで到着です。
◆エンガディン地方の伝統的な邸宅を改装
ホテル チェサ サリスの歴史は、1590年までさかのぼります。もともとはこの地域の貴族「サリス家」が所有していた大きな庭付きの壮麗なお屋敷でした。その後、1880年に有名な建築家、ニコラウス ハルトマン シニア(Nicolaus Hartmann senior)によって改築されました。1982年以来、個人の邸宅のような魅力を持つホテルとして営まれています。
ホテルに入ると、素敵な「ロビーラウンジ」のスペースがあります。
◆個性豊かな14の客室
ホテルには14の客室が備わり、それぞれのお部屋は間取りが異なりますが、どのお部屋も当時の職人技による装飾が施され、愛らしくほのぼのとした雰囲気で満ちています。どのお部屋に泊まろうか? 選ぶのに迷ってしまいそうです。
ここでは、床から天井までがスイス産の石松で造られている「ヒストリックルーム」をご紹介します。
◆ダイニングの楽しみ
ホテルでのディナーは、宿泊ゲストのみの提供(水曜日から日曜日)ですが、15時から17時までは、宿泊ゲスト以外でもホテル内のダイニングルーム「レストラン サリス(Restaurant Salis)」やラウンジ、お庭で、ホームメイドケーキでのティータイムや、軽食を添えたアペリティフ(食前酒)をお楽しみいただけます。
チェサ サリスの現オーナーのデ ジャコミ一家は、「エンガディンでの居心地の良さと、本当のスイスをお客様に提供すること」をモットーとしているとのことですが、実際にこちらに訪れてみて、その想いがとても伝わってくるひとときでした。
◆素朴でかわいい小さな村「べーヴァ」
最後に、ホテル チェサ サリスのあるベーヴァ村をご案内します。サンモリッツから列車(レーティッシュ鉄道アルブラ線)で3駅(約15分程度)のところに位置する美しい山村です。
こちらはエンガディン地方の地図です(© Engadin Tourismus AG)。オレンジの丸がサンモリッツ、黄色い丸が、ベ―ヴァです。
駅から村の中心へは、目の前の1本道を右手にてくてく歩いて行くだけ。わずか数メートルほど歩くと、清らかなベヴァリン川が現れます。
夏(7~8月)には、川沿いの谷間の草原に野の花が咲き誇り、お花畑の中でのハイキングやサイクリング、観光馬車を楽しめます。川沿いのハイキングコースはフラットなので、誰でも気軽に楽しむことができます。
人口わずか700人の小さな村には、「スグラフィト装飾(漆喰の壁画)」がかわいい建物が残っていて、エンガディン地方ならではの伝統文化が息づいています。
トラベルコンサルタント 角 千春
エンガディンは、「イン川の庭」という意味の名のとおり、イン川沿いに開けた明るい谷に、年間を通してまばゆい陽射しが降り注ぎ、清らかにたたずむ湖や、白く輝くベルニナアルプスの美しい山並みが広がる“楽園の庭”のような場所です。また、スイス最古の言葉、ロマンシュ語や、固有の伝統が残る素朴な時間の流れも、エンガディンの魅力のエッセンスとなっています。
サンモリッツでは、高級ホテルやショッピング、グルメやスパを満喫することができる一方で、小さな村では心と体を解放し、静かで穏やかな時間を過ごすことができます。この対照的な過ごし方のどちらも叶えることができてしまうのが、スイスの中のスイス、エンガディン地方です。
スイス旅行にご興味のある方は、ぜひティースタイルにお問い合わせください。
トラベルコンサルタント 角 千春のご紹介