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【視察レポート】スイスを代表する観光列車「氷河特急」に乗車!車両&食事のご紹介(スイス/2022年12月視察⑫)

こんにちは! スイスを視察してまいりました、トラベルコンサルタントの藤原です。ローザンヌ→ツェルマット→サンモリッツ→チューリッヒと、スイス各都市を周遊してきました! 今回は、ツェルマットからサンモリッツへと移動した際に利用した、スイスを代表する観光列車「氷河特急 (Glacier Express)」をご紹介します。乗り継ぎなしで約7時間45分、パノラミックな景色をじっくり堪能でき、途中見どころは何カ所もあります!

中でも「ランドヴァッサー橋」の辺りは見逃せません。ランドヴァッサー峡谷にかけられた、長さ136m、高さ65mの石橋を列車が走っていきます。今回は橋からとても絵になる動画を撮ることができました!(下部の動画をご覧ください。) また、氷河特急の楽しみのひとつは、景色を眺めながらの食事です。その様子についてもこちらでご紹介します。内容盛りだくさんでまとめてみましたので、レポートの最後までお楽しみいただけたらと思います!

ランドヴァッサー橋を走行する氷河特急

ランドヴァッサー橋を走行する氷河特急

車両は、「エクセレンスクラス」「1等車」「2等車」の3つのクラスに分かれています。今回は1等車に乗車しましたが、他のクラスも少しですが見学できましたので、一緒にご案内いたします。

乗車前に駅では、電光掲示板で行き先と乗車するホームを確認します

乗車前に駅では、電光掲示板で行き先と乗車するホームを確認します

ほぼ定刻通りに氷河特急が到着しました

ほぼ定刻通りに氷河特急が到着しました

座席は予約制なので、指定した座席を探します。配列は横に1列+2列になっており、窓はかなり大きく景色をしっかり見ることができます。荷物は、座席と座席の間に置くことができます。そのスペースが空いていない場合は、列車に乗ってすぐの車両と車両の接続するところに荷物置き場がありますので、大きな荷物も置くことができます。

1等車の座席の様子です

1等車の座席の様子です

荷物は座席と座席の間に

荷物は座席と座席の間に

座席と座席の間に置けない場合はこちらの荷物置き場へ

座席と座席の間に置けない場合はこちらの荷物置き場へ

コース料理をご注文の場合は事前予約が必要ですが、お飲み物は車内で注文していただくことができます。ソフトドリンクはもちろん、アルコール類も充実しています。

メニュー

メニュー

テーブルの下にある、メニューを立てている場所の真下はダストボックスになっています

テーブルの下にある、メニューを立てている場所の真下はダストボックスになっています

ウェルカムドリンクのサービスがありました。私はジントニックをチョイス♪

ウェルカムドリンクのサービスがありました。私はジントニックをチョイス♪

列車のパンフレットには、氷河特急の由来や各地の見どころなどが日本語でも記載してあります。より詳しく知ることができるのでじっくり読み込んでください♪ また、イヤホンを付けていれば、見どころポイントに近づくと日本語でアナウンスが流れますので、パンフレットには載っていない情報も知ることができます。車両内で、ポーンというアナウンスのような音が鳴るので、その音に合わせてイヤホンをつけてくださいね。

パンフレット

パンフレット

標高グラフのページ。走行中の列車がどのくらいの標高にあるかを知ることができます

標高グラフのページ。走行中の列車がどのくらいの標高にあるかを知ることができます

★乗車についてのご注意

今回の視察ではスイストラベルパス(スイスの主な列車・バス・湖船が乗り放題のチケット)を利用しましたが、氷河特急のご利用は追加料金が必要です。等級や、食事有無も選択できるので、事前に購入しましょう。

スタッフの方がQRコードのチケットを確認しに来てくれるので、パスポートやスイストラベルパスと一緒に、手元に準備しておくことをおすすめいたします。

スタッフの方がQRコードのチケットを確認しに来てくれるので、パスポートやスイストラベルパスと一緒に、手元に準備しておくことをおすすめいたします。

それでは、他のクラス(車両)もご紹介します! まずは2等車に行ってみましょう。2等車は横2列+2列の配列でした。車両と車両が接続されるスペースには、ちょっとしたギフトショップもあります。ギフトショップのショーケースにあったグラス(以下の写真)。こちら、普通のグラスと違うことにお気づきでしょうか?

2等車の座席の様子

2等車の座席の様子

ギフトショップ

ギフトショップ

ショーケースにあったグラス

ショーケースにあったグラス

そうです、ボウル部分を少し傾けて作られています。勾配で車両が傾いても、注がれたワインがこぼれないようにデザインされています。

今回は特別に、1等車よりクラスが上位となる「エクセレンスクラス」の見学もさせていただくことができました! 車内の写真を載せることが難しいのですが、左右に1席ずつ向い合せに配置しており、より広々とした空間でゆったり過ごすことができます。

そして、エクセレントクラスにご乗車の方は、お食事は5コース、ドリンクは飲み放題付き。お料理に合わせてお飲み物をペアリングをしていただけるんです (エクセレントクラスは乗車料金に食事やドリンクが含まれていますが、一部追加料金となるメニューもあるので現地にてご確認ください)!

エクセレンスクラス

エクセレンスクラス

エクセレンスクラスにはバーカウンターもあります♪

エクセレンスクラスにはバーカウンターもあります♪

氷河特急での食事は基本的にコース料理となっており、メイン料理は選択できます。私が乗車した際のコース料理をご紹介します。1品目はパンプキンとクルミのスープ。身がゴロゴロして優しい味でした。温かい状態で提供してもらえるので、やけどにはお気をつけくださいね。

この日のメイン料理は、パパダム(原材料は豆などの粉)とベジタリアンカレー、またはスイスの伝統料理であるチキンのクリーム煮とポテトからのチョイスでした。私はカレーをいただきました。ベジタリアンカレーだったので、とてもヘルシーでさっぱりしていました。3品目のデザートはパイナップルのムース。とってもクリーミー。酸味もあってさっぱりといただけました。別腹別腹…。コース料理は自分の座席でお召し上がりいただけます。

パンプキンとクルミのスープ(1品目)

パンプキンとクルミのスープ(1品目)

パパダムとベジタリアンカレー(メイン料理)

パパダムとベジタリアンカレー(メイン料理)

スイスのトラディショナル料理、チキンのクリーム煮とポテト(メイン料理)

スイスのトラディショナル料理、チキンのクリーム煮とポテト(メイン料理)

パイナップルのムース(3品目のデザート)

パイナップルのムース(3品目のデザート)

イヤホンからアナウンスが流れるとき、その地域によっての特徴はもちろん、スイスの伝統料理のことや一緒に合わせると美味しいワインなども教えてくれるので、観光の参考になります。乗車中は車窓からの景色を楽しんだり、ワインをボトルでお願いしたり、コーヒーをいただいたり…ゆったりと過ごすことができます♪

ハイジの舞台となった地域、グラウビュンデン州を走行するときは、ハイジのワインをすすめてくださいました

ハイジの舞台となった地域、グラウビュンデン州を走行するときは、ハイジのワインをすすめてくださいました

車窓からの景色。冬はひたすら雪景色ですが、日本では見られないダイナミックな素晴らしい山々を望みます

車窓からの景色。冬はひたすら雪景色ですが、日本では見られないダイナミックな素晴らしい山々を望みます

見どころポイントに近づいたら、それぞれの座席の窓は開きませんので、窓を少し開けられる場所が車両と車両の間にあるので移動しましょう!

そこでシャッターチャンスを狙いましょう。チャンスはもちろん…

そこでシャッターチャンスを狙いましょう。チャンスはもちろん…

氷河特急ハイライトのひとつ、ランドヴァッサー橋からの絶景です。トンネルを抜けると、スイスの雄大な山々に雪が積もった眺めが広がっていました!!

藤原 彩

トラベルコンサルタント 藤原 彩

スイスに行くなら絶対に乗りたい!と憧れの存在、氷河特急はいかがでしたか? 氷河特急は“世界一遅い特急列車”ともいわれており、乗車時間はほぼ半日と長いものの、そんな時間をも飽くことのない滞在時間に変えてくれます。

スイスでの特別な体験を含むオリジナルな旅行は、ぜひティースタイルにお任せください!


トラベルコンサルタント 藤原 彩のご紹介
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