SWITZERLAND REPORTスイス 視察ブログ
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【ホテルレポート】グレース ラ マーニャ サンモリッツ (スイス・サンモリッツ/2023年9月視察⑪)
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【ホテルレポート】ヴァルトハウス シルス<後編> (スイス・サンモリッツ近郊[シルス]/2023年9月視察⑩)
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ラ レゼルヴ エデン オ ラック チューリッヒ(スイス・チューリッヒ)
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グランド ホテル ル トロワ ロア(スイス・バーゼル)
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ボー リバージュ ジュネーブ(スイス・ジュネーブ)
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ヴァルトホテル ヘルス&ウェルビーイング(スイス・ルツェルン)
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ホテル ベルヴェデーレ グリンデルワルト(スイス・グリンデルワルト)
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グレース ラ マーニャ サンモリッツ(スイス・サンモリッツ)
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ビュルゲンシュトック ホテル&アルパイン スパ(スイス・ルツェルン)
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ヴァルトハウス シルス(スイス・サンモリッツ近郊/シルス)
【ホテルレポート】ボー リヴァージュ パレス(スイス・ローザンヌ/2022年12月視察②)
こんにちは! 2022年12月にスイスを視察してまいりましたトラベルコンサルタントの藤原です。今回の視察で一番最初に訪れたホテルは、ローザンヌ地区にある「ボー リヴァージュ パレス Beau Rivage Palace」です。
こちらのホテルは、厳格な基準にクリアしたラグジュアリーホテルのみが加盟できる「ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド」のメンバーで、ローザンヌの中でも歴史のある5つ星ホテルです。1861年から現在まで何度もリノベーションを繰り返されながらも、伝統は残しつつ新しい風も取り入れています。
立地はレマン湖の目の前にあり、徒歩圏内にオリンピックミュージアム、地下鉄やバスなどの停車駅があり、ローザンヌの市街地を訪れるにもとても便利な場所にあります。歴史あるホテルのため多くの著名人にも愛されてきました。お庭も含めると4ヘクタール(東京ドーム約0.85個分)の広さがあり、外観の素晴らしさはもちろん、働くスタッフもとても温かい印象で、すれ違うたびに笑顔で挨拶をしてくれます。「とにかくラグジュアリーな滞在がしたい」、「市街地にもアクセスのよいホテルに泊まりたい」、「静かな場所に滞在したい」という方に、自信をもっておすすめできるホテルです。
今回はホテル内の「お部屋」、「レストラン」、および「施設」を見学させていただきましたので、順に紹介をしていきますね。
それでは、いよいよホテルの中へ入りましょう!
大きすぎて写真に入りきらなかったのですが、エントランスの上が吹き抜けになっていて、より広さを感じさせてくれる、まるで宮殿のような造りです。入って左側にはレセプションがあり、チェックイン&アウトはこちらで行います。お出掛けされるときは、レセプションにカギを預けてお出かけしていただけます。
レセプションスタッフの方の胸元にある金のバッジが分かりますでしょうか(下の写真参照)。こちらは「レ・クレドール(Les Clefs d’Or)」という、ホテルコンシェルジュでもかなり厳しい審査をクリアしたスタッフにだけに与えられた印です。
とにかくホテルのあらゆる場所の装飾が素晴らしいです。お部屋にたどり着くまでも素敵な場所ばかりで、この後の滞在にワクワク感を与えてくれます。個人的にお気に入りの場所が多すぎて、写真の数も多くなってしまいました(笑)
◆お部屋のご紹介
ホテルには168室のお部屋があり、そのうち26室がジュニアスイート、8室がエグゼクティブスイートです。お部屋のカテゴリーはなんと15もあり(そのうち8つがスイートのカテゴリー)、ローザンヌの自然の色を表したブルー、グリーン、クリームとテーマカラーが3つに分かれています。お部屋は最近改装され、どのお部屋にも最新の機能が取り入れられています。
*スーペリアルーム
ようやくお部屋にたどり着きました(笑)。私の泊まったお部屋がこちらの「スーペリアルーム」です。スーペリアルームにはタウン&ガーデンビュー(28㎡)とレイク&アルプスビュー(32㎡)の2種類があります。位置によって少しずつ造りが違います。
お部屋に入ってすぐにカギを挿入するところがあり、挿入してカギを回すとお部屋の電気が付きます。オートロックなので、カギを置いたまま出てしまうとお部屋に入れなくなるので要注意!
私のお部屋からはガーデンと湖が望めました。晴れていると湖もきれいに見られます。この湖がスイスとフランスの国境に当たるので、湖の反対側はフランスです。
続いて、バスルームです。どのお部屋にもバスタブが付いています。実はバスルームには秘密の仕掛けがいくつもあるんです! まずひとつめが、バスタブ側のミラーの部分が扉になっているので開ければお部屋(ベッドルーム)が見えて、閉めれば鏡になるので、お部屋も見えなくなります。
ふたつめが洗面台の部分。鏡かと思いきや、実はテレビが内蔵されています。リモコンがあるのでオンにすると、映像を流しながら身支度をすることができます。そのそばにはフランスのスパブランド「Cinq Mondes(サンクモンド)」のバスアメニティが用意されています。バスローブやヘアドライヤーもありますが、歯ブラシは置いていないので、ご自身のものをお忘れなく!
そのほか、お部屋内の設備もご紹介しますね。
ミニバーのコーナーには、お水と炭酸水の2種類が置かれていて、テーブルの上に置いてあるものはサービスでいただけます。引き出しや棚の中、冷蔵庫の中は別途料金がかかるので、現地にて料金表をご確認ください(^^) お部屋はお昼と夜寝る前位と1日に2回清掃が入り、お水の追加をしてもらえます。冷蔵庫の中にはノンアルコールのジュースからスイスのワインやチョコレートなども用意されています。
また、お部屋には電気ケトルがあり、そのそばには日本を思い出させてくれるような鉄瓶とお茶がサービスで置いてありました。
スーペリアルームのほか、いくつかお部屋を見せていただけたので、少しだけですがご紹介しますね。
*デラックスルーム
こちらは「デラックスルーム」で、45㎡の広さがあります。こちらのお部屋にはコーヒーマシンも設置されていました。写真を見て分かる通り、テーマカラーはブルーですね。さわやかでより品のあるお部屋の雰囲気です。
スーペリアクラスとの違いのひとつが、シャワールームがあること(別でバスタブもあります)。洗面台の所に置かれているオレンジとブルーのカプセルはエッセンシャルオイルで、シャワーに設置する部分があるのでカプセルを入れてオイルシャワーを楽しむことができます。
*ジュニアスイート
こちらは「ジュニアスイート」のお部屋です。さらに広く、70㎡もあります。
◆レストランのご紹介
ホテル内には4つのレストランと2つのバー(ラウンジ含む)があります。このほか、夏季シーズン限定のテラスのレストランや、湖をクルージングしながらのお食事を楽しめるレストラン、グループ内で営業しているローザンヌ内にあるレストランなど、お食事の選択肢はホテル内だけでもたくさんあります。今回は朝食を「ラ テラス」で、夕食を「カフェ ボー リヴァージュ」にていただきましたので、そちらを中心にご紹介します。
*ラ テラス(La Terrasse)
朝食をいただいた「ラ テラス」は、平日6:30~10:30、土日は7:00~11:00まで営業しています。日曜日は限定でブランチもいただけます♪ 朝食はバラエティに富んだビュッフェスタイルでの提供です。
アラカルトで温かい卵料理やフレンチトーストなどもオーダーができます。私がいただいたポーチドエッグは、トッピングをメニューの中から自分で選べました。味付けはとってもシンプルで体に優しい味付けでした。
*カフェ ボー リヴァージュ(Café Beau-Rivage)
夕食は「カフェ ボー リヴァージュ」でいただきました。メニューは季節によって変わり、スイス料理やイタリアンなど、メニューは豊富です。
メニューは英語とフランス語の両方の表記となっています。メニューの中の料理名の最初にマークがついているのはレストランのおすすめメニュです。ホテルのご厚意で、ルイ・ロデレールのシャンパンをいただきました♪ そして、シャンパンの後にいただいたスイス産のワインは、ロゼをいただきました。香り豊かなワインで、今回頼んだ料理にもピッタリ合いました。
ちなみにスイス産のワインをあまり日本で見かけない理由はご存知ですか? 理由のひとつは、スイスにも有名なワイナリー地域がいくつもあるのですが、99%が国内で消費され、輸出されるのは1%くらいだそうです。ワイン好きの方はスイスに旅行にきたら、ぜひ積極的にスイスワインを召し上がってくださいね♪
いただいたコース料理をご紹介します。
前菜はホタテのカルパッチョ。見た目も華やかで、ソースはなんと、柚子味噌でした! 日本を想わせてくれるような味付けで、日本の食材を外国で味わえるなんて、日本の食文化を誇らしく思いました。メインではスイスの伝統料理のビーフタルタルをいただきました。盛り付けをして持ってくる前に、スパイスを調整して味見用で持ってきてくれます。マスタードの風味が利いてツンと抜ける感じがまたクセになるお料理でした。一皿ずつのボリュームは満点なので、お腹を空かせて挑んでくださいね(笑)
おすすめで持ってきてくれた、メニューにない白トリュフのリゾットは、トリュフの香りが最高に贅沢で、記憶に残る味わいでした。スタッフの気配りや、いい距離感のコミュニケーションでおすすめしてくれた料理だからこそ、より思い出に残ります。
このほか、ホテル内にはなんとミシュラン2つ星を獲得しているレストラン「アンヌ・ソフィー ピック(Anne-Sophie Pic)」もあります。シェフ自身は3つ星を獲得しており、スイスの伝統的な料理をはじめ、見た目も美しい料理を手掛けているとても人気のレストランです。事前の予約をおすすめします!
◆施設のご紹介
ホテルの中にはお部屋やレストランのほかにも、ホテル内でイベントやウェディングができる会場があります。一部の施設ですが、ご紹介させていただきますね。
*イベント会場(宴会場)
まず最初は、1908年に建てられた会場「The Salle Sandoz Ballroom」です。
ここは、ローザンヌ条約の交渉、ミュージシャンのフィル・コリンズ氏の結婚式などが行われた場所です。カクテルパーティーでは600名、宴会では350名が集約できるとても広々とした会場です。この日はちょうどウェディングのセッティングがされていて、リハーサル真っただ中でした。まるで宮殿のようで、プリンセスになったような気分になれますね!
*サンクモンドスパ(Cinq Mondes Spa)
こちらのスパゾーンは、なんと1,500㎡の広さです! マッサージやトリートメントのほか、ハマムやサウナ、身体をクールダウンさせるアイスセラーやアイスファウンテン、ヨガスペースも提供しています。このほか、広々とした屋内の温水プールや屋外プール、ジムも完備! ハマムやサウナ、ジム、プールは宿泊者無料で体験することができます。滞在中のリフレッシュやリラクゼーションにぜひお立ち寄りくださいね♪
*その他
通路に飾られたさまざまな著名人のサイン付き写真のゾーンもありました。世界的に名高い方々も宿泊されたことのある素晴らしいホテルです。チャールズ・チャップリン氏もスイスに来るとこのホテルに滞在していたとか! ホテルから車で1時間ほどの所に、居住地を改装されて造られた「チャップリンワールド(ミュージアム)」もあります。
別のレポートでもご紹介させていただく「オリンピックミュージアム」です。
オリンピックミュージアムの出口を出て庭園を歩いていくと、こちらのホテルへ出入口につながります。ぜひ、ご滞在中はオリンピックミュージアムにもお出かけくださいね。
オリンピックミュージアムを含むローザンヌ観光のレポートを作成中ですので、公開をお楽しみに!
トラベルコンサルタント 藤原 彩
レマン湖の目の前にそびえ立つ素晴らしいラグジュアリーホテルです。お見掛けしたお客様もエレガントな雰囲気の方が多くいらっしゃった印象です。落ち着いた雰囲気のご夫婦や、お子様連れのファミリーもいらっしゃいました。スイスが初めての方も、何度もご旅行されたことのある方にも、自信をもっておすすめいたします。
スイス旅行、ローザンヌの旅行をご希望の方は、ぜひティースタイルにお任せください!
トラベルコンサルタント 藤原 彩のご紹介
※ローザンヌでの街歩き観光のレポート公開中です! オリンピックミュージアムについてもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
【視察レポート】ローザンヌの街歩き観光とおすすめカフェ&レストラン(スイス・ローザンヌ/2022年12月視察⑨)