◆ルツェルン インターラーケン エクスプレスに乗車
＊インターラーケンを出発
＊ルツェルンに到着
◆スイスの周遊旅行には「スイストラベルパス」が便利

こんにちは。トラベルコンサルタントの角です。2023年9月、スイスの視察へ行ってまいりました。スイスと言えば、美しい自然に囲まれているアルプスの国！ そして、世界一といっても過言ではないほどに、鉄道やバスなどの公共交通機関が発達している鉄道王国でもあります。
今回は、ロマンティックな古都ルツェルンと、人気の観光エリア、ユングフラウ地方の玄関口となるインターラーケンを結ぶ観光列車「ルツェルン インターラーケン エクスプレス（Luzern－Interlaken Express）」に乗車してきた体験をご紹介いたします。

スイスの鉄道やバスの路線網は、観光地はもちろんのこと、山上の展望台や小さな村までを結んでいるので、“スイスの絶景巡り”には欠かせない存在です。特に、鉄道ルートそのものが旅の目的となるような観光列車も多く、スイス政府観光局では、スイスの4つの言語圏（ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語）、11の湖、5つの世界遺産を結んで走る、1,280kmの絶景ルートを、人気の展望車両に乗ってスイスのハイライトをめぐる旅「スイス グランド トレインツアー」とうたってプロモーションしています。

◆ルツェルン インターラーケン エクスプレスに乗車

もちろん、「ルツェルン インターラーケン エクスプレス」もスイス グランド トレインツアーの中のひとつ。大人気の観光スポット「ユングフラウヨッホ展望台（トップ オブ ヨーロッパ ）」への玄関口、インターラーケンと、ロマンティックな古都、ルツェルンを結ぶルートです。以前は、インターラーケンからモントルーまでを結ぶゴールデンパス ラインの一区間でしたが、2013年からは、ツェントラル鉄道による新しい展望車両で運行されています。

＊インターラーケンを出発

車体は、車窓からの眺めを存分に楽しめるように、大きな窓が設けられたパノラマ車両です。乗車した1等車の座席は、通路を挟んで1席と2席のレイアウト。座席は、飛行機のビジネスクラス並みにゆったりとしたシートです。また、2等車は、通路を挟んで2席ずつのレイアウトで、こちらでも十分なくらいです。

ルートの走行時間は約2時間ほど。ブリエンツ湖、ルンゲルン湖、サルネン湖、アルプナッハ湖、ルツェルン湖と、連なる湖の水際ギリギリを走り抜けていきます。

ほどよい乗車時間でありながら、美しい景色が絶え間なく続くルートなので、短時間でパノラマルートを体験したい方にかなりおすすめです！ 例えば、スイスの玄関口、チューリッヒからユングフラウ地方へ列車で移動する際、最短ルートのベルン経由ではなく、あえてルツェルン経由でルツェルン インターラーケン エクスプレスを利用すれば、スイスの絶景巡りをより満喫できること間違いなしです！

アルプナッハ湖まで来ると、山深いユングフラウ地方とは空気の色が変わってきます。古都ルツェルンまではあと少しです。

＊ルツェルンに到着

ルツェルン駅に到着です！

◆スイスの周遊旅行には「スイストラベルパス」が便利

スイスを個人旅行で周遊するには「スイストラベルパス」がおすすめです。スイス全土と、隣国リヒテンシュタイン公国内の、あらゆる交通機関が参画するネットワークを、シームレスに利用できる旅行者向けの交通パス。基本的に予約（座席指定）は必要なく、いちいち切符を購入する手間がなく、自由に乗り降りできるので、スマートに鉄道旅行を楽しめちゃいます！ もちろん、ルツェルン インターラーケン エクスプレスにも乗車できます。

【ご注意点】
・ 氷河急行やベルニナ急行などの一部のパノラマ列車は事前予約が必要で、追加料金が発生する場合があります。
・ 座席予約を事前にする場合は、追加で座席指定料金が必要となります。
・ 基本的に事前予約は必須ではありませんが、ハイシーズン（7月から9月）には満席になる場合もありますので、事前予約をおすすめします。

ちなみに、交通パスはさまざまな種類がありますので、旅のスタイルにあわせて最適なものを選びましょう！

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