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【視察レポート】リバークルーズでヨーロッパ周遊! ルフトナークルーズ寄港地編<前半>(スイス・バーゼル発/2022年4月視察②)
トラベルコンサルタントの須沢です。ヨーロッパを流れるライン川を下るリバークルーズに乗船しました。乗った船はヨーロッパでもリバークルーズの老舗「ルフトナー・クルーズ Lueftner Cruises」。最初にスイスのバーゼルから乗船し、フランス、ドイツの街をいくつか周った後、オランダのアムステルダムで下船となりました。今回は寄港地でどんな街に立ち寄るのか、どんな観光ができるのかをメインに、寄港地の前半部分をご紹介いたします。後半部分は次回のレポートで公開予定ですので、お楽しみに!
◆フランス
*ストラスブール
初日スイスのバーゼルを出発して寝ている間に移動して最初に寄港した街は、国境を越えてフランスの「ストラスブール」。ストラスブールはフランスの北東部、アルザス地方の中心都市であり、世界遺産の街でもあります。この街で絶対に外せない観光スポットは「ストラスブール大聖堂」と「プチ・フランス地区」の2つ。船を降りてから自力で観光する場合は、最寄りのトラムの駅まで徒歩で25分程度、そこから10分程度トラムに乗ると街の中心へ行きます。トラムの中では誰もがマスクを付けていたのが印象的でした。
最初のスポットは「ストラスブール大聖堂」です。
私もヨーロッパ各地で大聖堂を見ていますが、その中でもトップクラスの大きさでした。
早朝だったにもかかわらず、観光客もそれなりにいたのはびっくりしました。写真を見ていただくと分かる通り、本来であれば大聖堂は二つの塔を作る予定だったようですが、さまざまな事情で2つの塔を作ることができず、世界的にも珍しい塔が片方しかない大聖堂になっています。
朝早かったためか、コロナの影響なのかわかりませんが、大聖堂の中には入場できず、外から写真を撮るのみとなりました。本来であればステンドグラスも綺麗で、有料ではありますが塔の上に登って街を見渡すこともできるようです。
もうひとつのスポットが「プチ・フランス地区」という場所です。大聖堂からも徒歩で10分程度、ストラスブールの中心を流れるイル川沿いにあります。かわいい木組みの家が並び、古い街並みが残っているのが特徴です。残念ながら曇り空だったのですが、これが夏時期でからっと晴れていると美しさがさらに際立つ街並みだなと思いました。
あまりストラスブールという街自体を深く知らなかったのですが、すごく綺麗な街並みで、また訪れたいなと思う場所でした。なかなかフランスにいるとどうしてもパリに時間を取ってしまいがちなので、こういった新しい街を知ることができるのもリバークルーズのいいところのひとつです。
◆ドイツ
*シュパイヤー
翌日はまた国境を越えてドイツへ。ドイツでの最初での寄港地は「シュパイヤー」という街です。ドイツ南西部にある人口わずか5万人の小さな街、こちらもなかなか個人旅行では訪れない街かと思います。そんな小さな街にもかかわらず、この街の中心には世界遺産の「シュパイヤー大聖堂」があります。
事前に小さな街ということが分かっていたため、この日はルフトナークルーズが無料で貸し出ししている自転車を使って街をサイクリング。晴れてはいたものの雪が舞い散る中、しばしのサイクリングを満喫できました。中に入る時間はありませんでしたが、シュパイヤーには技術博物館という飛行機や船などがダイナミックに展示されている博物館もありました。
*マンハイム&ハイデルベルク
午前中シュパイヤーを観光した後はすぐに移動、次の街は「マンハイム」。街の中心に大きなマンハイム大学があるのが特徴です。ただこの街に停泊したルフトナー・クルーズですが、一番観光の目玉はマンハイムではなく、列車で少しかかりますが「ハイデルベルク」です。自力で行くにはマンハイムまでの道のりも長く、そこから列車に乗って移動しなくてはいけないため、この街ではルフトナー・クルーズ主催のエクスカーションに参加することをおすすめします。
エクスカーションに参加すれば船を下りたところからハイデルベルクへ直接バスで乗り付けることができるのです。日本人からも非常に人気のハイデルベルク、この街はハイデルベルク城とその城下町で構成されています。ハイデルベルク城から見下ろすオレンジ屋根が連なる街並みはこれぞヨーロッパという景色。ハイデルベルク城は山の上にあるため、街中からケーブルカーを使って山頂に行くことができます。
なお自力で行く場合には、ハイデルベルクの駅からさらにバスに乗って行く必要があるため、旅行慣れしていない人たちには少しだけ難易度高めです。本来であれば日本人のツアー客なども多い街ですが日本人はおろか、アジア人さえほとんどいない街中でした。
*リューデスハイム
翌日早朝に訪れたのは「リューデスハイム」というワインの街。ライン川沿いにある小さな街ですが、個人で行くときにはフランクフルトから日帰りで行くことが多いです。
小さな街ですが、街の上には広大なブドウ畑が広がります。町の中心にはつぐみ横丁と呼ばれるワイン酒場が軒を連ねる通りがあるのですが、残念ながら早朝だったため賑わっている様子は見られず。夏時期であれば綺麗なブドウ畑、そして地元のワインを楽しめるという素敵な場所です。
今回ご紹介してお分かりの通り、フランスもドイツもいわゆる大都市には停泊せず、中小の街に泊まるのがリバークルーズの特徴です。普段の個人旅行ではこういった小さい街を周るのは可能ですが、なかなか時間がかかります。田舎の小さな町を周りたい、何か国も周遊してみたいという方にはライン川を下るルフトナー・クルーズは最適だと思いました。
ある程度主要都市は行ったことのある少し旅慣れた方は、ぜひ次の旅行でまだまだ日本人が知らないリバークルーズ体験を考えてみてはいかがでしょうか?
代表取締役 須沢 悠
コロナ禍でヨーロッパの旅行、そして特に何か国も周遊する旅行に対してのハードルが少し高くなっています。とは言え、リバークルーズであれば船内の乗船人数もそれほど多くなく、公共交通機関にあまり乗ることもなく街から街へと移動することができます。
ヨーロッパの小さな田舎町が好きな方、何か国も周遊したい方などにはおすすめできる新しい旅のカタチかと思いますのでぜひリバークルーズ、ご興味あればお気軽にお問い合わせください。
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ルフトナ・クルーズ「乗船編」と今回のレポートの続き「寄港地編(後半)」のレポートも公開中です! こちらもあわせてご覧ください。
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ヨーロッパの河川で楽しむ優雅な船旅「ルフトナー・クルーズ」 アマデウス・シルバーⅡ(ルフトナー・クルーズ)