SRI LANKA REPORTスリランカ視察ブログ

【視察レポート】世界的に有名な建築家ジェフリーバワが手掛けた建物探訪（スリランカ／2023年2月視察⑤）

◆アヴァニベントータリゾート＆スパ
◆ベントータ駅
◆ルヌガンガ
◆パラダイスロードザギャラリーカフェ
◆ジェットウィングライトハウス

こんにちは。トラベルコンサルタントの宇津巻です。今回のスリランカ視察では、世界的に有名な建築家、ジェフリーバワ（1919-2003）の建築を数多く見させていただきました。バワの建築は、光と影、動と静、自然の石や木々を巧みに利用した建築が特徴となっております。こちらのレポートでは、ジェフリーバワの建築を巡る特集をご用意いたしましたのでご覧ください。

◆アヴァニベントータリゾート＆スパ

バワ作品としてとても有名なのは、ダンブッラに程近いラグジュアリーリゾート「ヘリタンスカンダラマ Heritance Kandalama」でしょう。しかし当初は、建築において南国リゾートをいかに活かすことに重点を置き、試行錯誤を重ねていました。そこで、スリランカ南西部の街のベントータに土地を購入し、建てられたのが「アヴァニベントータリゾート＆スパ AVANI Bentota Resort & Spa」です。バワ作品の中では初期の作品で、試行錯誤する過程で誕生した試験的な建築です。

アヴァニベントータリゾート＆スパ

以下の写真は2階建てですが、2階のお部屋からの採光は屋根をくりぬいたユニークな造りです。リゾートの通路も壁をくりぬき、バワらしさを垣間見られます。

2階の屋根をくりぬき光を取り入れています

丸くくりぬかれた通路の壁

アヴァニベントータリゾート＆スパ紹介ページヘリタンスカンダラマ紹介ページ

◆ベントータ駅

アヴァニベントータリゾート＆スパの近くにあるベントータ駅の駅舎もバワの作品です。

ベントータ駅

◆ルヌガンガ

こちらはベントータ近郊にあるバワの邸宅「ルヌガンガ Lunuganga」です。

バワの邸宅、ルヌガンガ

バワ像がありました

木や壺の配置等、細部にまでこだわって造られたことが伺えます

邸宅の敷地内の一角にテーブルが置かれており、そこがバワの会議室でした。最も景色が良いと考えた場所に配置していたそうです。庭園には蝶の形をしたバタフライ池があります。広大な庭園を眺めながら、いつも建築のことを考えていたのでしょうね。そして、庭園にマーキングされている箇所がありました。この下でバワは永眠しているそうです。