Galle REPORTゴール 視察ブログ
【ホテルレポート】アマンガラ(スリランカ・ゴール/2014年9月視察①)
スリランカ南部、要塞の街ゴールとは。
14世紀アラビア商人たちが東方との貿易拠点として栄えた港町ゴールは、その後16世紀後半、ポルトガル人が上陸して最初に砦を築いたのが、外国人統治の始まり。続くオランダ人、そしてイギリス人に征服されるまでの間、城壁は徐々に拡張されていきました。
城壁がいかに堅牢であるか___2004年のスマトラ沖地震の際、この要塞の中に被害が全くなかったことから推測されますね。
こうしたヨーロッパ各国の統治による名残を街のあちこちに見ることができ、歴史の深さを感じさせます。
その中でも今回の視察、ハイライトは"アマンガラ"。
世界に点在する最上級のスモールラグジュアリーなリゾート"アマン"を代表するスリランカにおけるリゾートを体感するため。どれだけコロニアル時代にタイムスリップできるか楽しみ…そしてアマンらしさを存分に味わいたいものです。
アマンガラ amangalla
オランダ統治時代の産物です。司令官の邸宅であり、アジア最古のニューオリエンタルホテルの前身でもありました。長年のリニューアル構想と改築工事を経て、晴れてアマンとして生まれ変わりました。まず、外観を目にした瞬間、圧倒されます。今自分がどこにいるのか、迷宮に入り込んだような錯覚を楽しんでください。
朝のヨガ、アーユルヴェーダ、ハイドロセラピールームの体験はいかが?
特別な日のために。キャンドルナイトディナーのあしらいは圧巻です。アマンホスピタリティーを存分に味わってください。
時間を止めて、アマンガラでハイティーをどうぞ。ライブラリー、プールサイド、サンセットベランダなど、それぞれの素敵な場所で。
アマンの顔ともいえるライブラリーはまた落ち着く空間。かつてのオリエンタルホテル歴代の写真や当時のコレクションや書物が置いてあります。リゾート建築の祖、かのジェフリー・バワに関する書籍も充実しており、バワツアーもあるとのこと。
アマンガラに来たらぜひどうぞ。2階のベランダでサンセットカクテルを。
すべてが最高にロマンティック!
街を歩いたら
アマンガラからもぶらぶらと歩いて散策できるコースです。
レトロな建物やモスク、教会、カフェ・・・コロニアルな雰囲気が漂う街並みを歩くだけで楽しいです。
要塞に添って行くと、街のシンボリックな灯台が見えてきます。ちょうど夕暮れに合わせて出かけるのもいいですね。
アマンガラの隣に建つのが、チャーチストリートに面した、ここです。
こちらは、こじんまりしたアパートのような建物。実は私営の、しかも無料のアンティークな博物館です。
中に入ると、年代物の骨董品が所狭しと並んでいます。
中庭では、工芸品の実演コーナーいがあり、なかなかの見応え。他におもしろいものないかな・・と物色するのも楽しい。
本場スリランカのレッキとした宝石店も併設。アマンガラのバトラーに連れられて案内されると、特別にディスカウントしてくれるという特典もあり。買うのであれば、信頼のおける所を選びましょう。
レトロな街、ゴール旧市街の中に新しいスポット誕生。かつてのオランダ病院を改築した白亜の建物が小さなショッピングモールになりました。その名も"Dutch Hospital"。コロンボにもあります。
ヨーロッパ列強の統治の歴史を感じさせる建物が建ち並び、ゴール海岸の夕日とも相まって、何ともノスタルジックなオレンジイエロータウンです。ぜひ足を伸ばしてみて下さいね。
(2015.3.15)