【視察レポート】世界屈指の美食の街・サンセバスチャンにてバル巡り(スペイン/2024年10月視察③)

こんにちは! トラベルコンサルタントの宮本です。スペイン・バスク地方のサンセバスチャンへ視察に行ってまいりました! サンセバスチャンといえば、“美食の街”として有名ですよね。ミシュランの星付きレストランもあれば、気軽に入れるバル街もあり、好きな時に、好きなようにおいしいものを楽しめる街です。

今回はそんなサンセバスチャンのバル巡りを楽しんできましたが、バル巡りをした中でおいしいお店を紹介したいと思っていたのですが、結局…全部おいしいという結果でした!と言うことで、巡ったお店、すべて紹介させていただきます!

サンセバスチャンのバル街

サンセバスチャンのバル街

スペインのバルセロナで、バル巡りツアーに参加したことはありますが、今回は、ひとりでの視察! 行く前は、常連さんだらけで入りにくかったりするバルもあるのかな…?と思っていたのですが、サンセバスチャン自体が、バスク地方特有の人の温かさが感じられる街でした!

とりあえず、お店に入って店員さんに「Hola!(オラ!)」と声をかければ、困ることは特になく、何を頼めばいいかわからない時は、「おまかせでピンチョス2種類おねがいします!」だけ言えればまったく問題なしでした!

バルがたくさんありすぎて、SNSで探したり、Googleマップで評価を見たり、にぎわっているお店をのそいてみたりしたのですが、本当にたくさんあるのでお店選びが難しいです! 巡ってみて、おそらくどのお店も全部おいしいのではないか…?と思い始めました…!

あとは、1日通してやっているお店もあれば、ディナータイムにしかオープンしないお店もあるので、時間帯で選ぶこともできます。行きたいお店が決まっているときは、タイミングを逃さないように注意しましょう。私も、昼間の時間にバル街を歩いてみて、行くお店に目星をつけてから、夜、再度バル街に繰り出しました!

自分の好みのバルに出会えるか、そのお店で何を頼むか次第なところもありますよね。私も、今回これを頼んでよかった♪と思ったメニューをご紹介します!

※下記価格は、2024年10月視察時点のものです。

「La Cepa(ラ セパ)」は、生ハムの人気店で、地元民風のおじさまもひとりでふらりと来ていました。生ハムは、かなり薄めにスライスされているのと柔らかさで、口にいれると脂っぽい感じはなく、とろけていきます…! そして、タコのカルパッチョ風なのも、チャコリ(※1)とめちゃくちゃ合いました! こちらのお店は、ぜひ次回もリピートしたいです!

■選択メニュー

・タコのカルパッチョ風なピンチョ(※2): 5.5ユーロ
・イベリコ豚の生ハム:12.5ユーロ
・チャコリ:2.5ユーロ

(※1)チャコリとは、バスク地方で作られるワインのことです。白ワインが多いですが、赤ワインもありました。20cmの高さから注ぐワインとしても有名です。
(※2)ピンチョとは、ひと口~ふた口程度で食べられる量のおつまみのことです(複数になるとピンチョス)。

La Cepaの外観

La Cepaの外観

タコのカルパッチョ、生ハム、チャコリ

タコのカルパッチョ、生ハム、チャコリ

カウンターに並ぶピンチョス

カウンターに並ぶピンチョス

La Cepa 公式HPはこちら


「Mendaur Berria(メンダール ベリア)」は、明るい感じで若者が多かったので、新しそうなバルでした! こちらはGoogleの口コミで見た際に、リゾットがおいしそうだったので入ってみました。フォアグラとトリュフのリゾット(ハーフサイズ)を食べたのですが、香りとうま味がギュッと凝縮していて、ハーフサイズでも十分満足感があります。

酔っぱらわないようにと思って、モスト(ぶどうジュース)にしたのですが、お酒ともとっても合いそうなリゾットでした!

■選択メニュー

・フォアグラとトリュフのリゾット(ハーフサイズ):7ユーロ
・モスト:1.5ユーロ

Mendaur Berriaの外観

Mendaur Berriaの外観

フォアグラとトリュフのリゾット

フォアグラとトリュフのリゾット

店内の雰囲気

店内の雰囲気

Mendaur Berria 公式インスタグラムがこちら


「La Viña(ラヴィーニャ)」は、日本人にいちばん有名なバルなのではないでしょうか。バスクチーズケーキ発祥といえばのラヴィーニャ。こちらの店内で、サンセバスチャンに到着してから初めて日本人の旅行客の方を目撃しました。韓国の方も多かったです。その分、店員さんも観光客の対応に慣れている感じがしました! お店の外まで列があふれていましたが、テイクアウトする方も多いので、意外と回転は早かったです。

何度かバスクチーズケーキを食べましたが、外がこんがり焼かれたチーズケーキにはなかなか出会わなかったので、まさに“日本人がイメージするバスクチーズケーキ”でした!! とろとろ系のチーズケーキでおいしかったです! チーズケーキ1個を頼んだのですが、とても大きかったです。1ピースを2切れに切ってお皿に盛ってくれるのですが、これは間違いなく、シェアするかテイクアウトして、2人以上で食べるのが良さそうです。

バスクチーズケーキを食べようと思っていたのですが、まわりの方が食べているポテトサラダのようなピンチョがおいしそうだったので、それも一緒に注文してみました! バケットも自動的についてくるので、なかなかのボリュームで、しっかりお食事になりました!

■選択メニュー

・バスクチーズケーキ:6ユーロ
・ポテトサラダ(ロシアンサラダ):2.6ユーロ
・チャコリ:2.5ユーロ

La Viñaの外観

La Viñaの外観

ポテトサラダとバスクチーズケーキ

ポテトサラダとバスクチーズケーキ

店内の雰囲気

店内の雰囲気

La Viña 公式HPはこちら


夜、旧市街を歩いている時に、いつもにぎわっているなと思ったバル「Atari(アタリ)」が、夕方通りかかった際に空いていたので入ってみました! 店員さんに「おすすめのピンチョスを2つください」とお願いしたら、名物だよ、と出してくれたのが、牛肉の煮込み×マッシュポテトと、大きめのグリルされた海老が串に刺さってバケットにのった料理でした!

牛肉は、フォークで触っただけでほぐれるくらいの、とろとろの柔らかさです! 濃いめに味付けされていたのでお酒もすすみますし、付け合わせのバケットとマッシュポテトと一緒に食べるのも美味でした♪ 海老もぷりぷりで、かかっていたソースがバケットに染みていておいしかったです! やっぱりおすすめを聞くのがいちばんだなと思いました!

■選択メニュー

・牛肉(ほほ肉)の煮込み×マッシュポテト:6.5ユーロ
・海老の串焼き×バケット:6ユーロ
・モスト:1ユーロ

Atariの外観

Atariの外観

頼んだピンチョス

頼んだピンチョス

カウンターに並ぶピンチョス

カウンターに並ぶピンチョス

Atar 公式HPはこちら


こちらの「Casa Gandarias(カーサ ガンダリアス)」もにぎわっていたのでのぞいてみると、ウニが見える!お肉食べてる!と思い、頼んでみました! お肉は、焼きたてを提供してくれるようで、フードコートとかでもらうような、音が鳴る番号札を渡されました。

焼きたての牛串ステーキはかみ応えがあり、“お肉感”がしっかりしていました! ウニは、グラタンのような?感じになっていて、ウニの味もしっかりしておいしかったです!

■選択メニュー

・牛串ステーキ:4.45ユーロ
・ウニのピンチョ:4.3ユーロ
・モスト:1.8ユーロ

Casa Gandariasの外観

Casa Gandariasの外観

牛串ステーキとウニのピンチョ

牛串ステーキとウニのピンチョ

カウンターに並ぶピンチョス

カウンターに並ぶピンチョス

Casa Gandarias 公式HPはこちら


バルではないのですが、「Pasteleria Otaegui(パステレリア オタエギ)」でバスクチーズケーキをテイクアウトしている方がたくさんいたので買ってみました。お土産感のある包み方が、何ともかわいかったです!

お部屋の冷蔵庫で冷やしてから食べたのですが、チーズケーキが柔らかい感じからギュッと引き締まった感じになっておいしかったです…! バスクチーズケーキは、常温で出してくれることが多かったので、テイクアウトして冷やして食べるのもいいなと思いました^^

■選択メニュー

・バスクチーズケーキ:3.8ユーロ

Pasteleria Otaeguiの外観

Pasteleria Otaeguiの外観

バスクチーズケーキ

バスクチーズケーキ

テイクアウト

テイクアウト

Pasteleria Otaegui 公式HPはこちら
宮本 佳織

トラベルコンサルタント 宮本 佳織

サンセバスチャンでバル巡りをしてみて感じたことは、旅行の時に選ぶメニューは、その土地の名物料理に偏りがちになりますが、サンセバスチャンでは、メニューに偏りなく、魚も肉も野菜もすべて楽しむことができ、お店ごとにおすすめメニューが異なるので、まったく飽きることがなかったです。

何より、少しの量をたくさん楽しめるというのは、観光客にとってとてもありがたい状況ですよね。「このお店では何が食べられるんだろう」というわくわくがずっと続きました☆ 徒歩圏内で、たくさんのバルをまわることができるので、この手軽さは、おいしい物好き、お酒好きの方にはたまらない街です。

悪酔いをしている人や悪ふざけしている人を見かけることなく、街並みのクラシックさも相まって、皆さんお上品に、お酒とピンチョスを楽しんでいらっしゃる印象でした! ぜひたくさんの方にサンセバスチャンでのバル巡りを楽しんでいただきたいです。

スペイン旅行が気になった方は、ぜひティースタイルまでお気軽にお問い合わせください!


トラベルコンサルタント 宮本 佳織のご紹介
スペインのページへ