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サグラダ・ファミリア Sagrada Familia(スペイン・バルセロナ)

「サグラダ・ファミリア Sagrada Familia」はカタルーニャ語で「聖家族教会」という意味を持ち、イエス・キリスト、養父ヨセフ、聖母マリアに捧げられたキリスト教の聖堂です。正式名称は「Temple Expiatori de la Sagrada Familia」といいます。
当初は建築家のフランシスコ・デ・パウラ・デル・ビリャールが設計を引き受けたのですが、建築主のカトリック団体、サン・ホセ協会と意見が対立し辞任、その後アントニオ・ガウディが引き継ぎ、1926年に亡くなるまで生涯をかけて設計に携わりました。

このサグラダ・ファミリアは、ガウディがキリストの世界観と教えを3次元の構造によって表現しています。カタロニア・モダニズム建築を踏襲し、放物線状のアーチを利用した斬新な形状や、神話に基づいた象徴的な表現が用いられ、他に例をみない壮大で幻想的な聖堂建築です。2005年に「生誕のファサード」が世界遺産に登録され、バルセロナとカタルーニャ地方のシンボルとして世界中の人々から親しまれています。

現在も聖堂は建設中で完成までに300年はかかるであろうと言われていましたが、3Dプリンターやコンピューター数値制御の石材加工機といった先端情報技術の活用により、約144年の工期を経て2026年の完成が見込まれています(2020年3月時点)。

なお、サグラダ・ファミリアへの入場は完全時間指定です。たいへん人気の観光スポットのため、早めの事前予約が必須です(公式サイトや日本語予約サイトより予約可能)。内部には尖塔(タワー)に上がるエレベーターがございます。
教会内部の入場+尖塔の入場(エレベーター付き)+オーディオガイド(日本語対応)がセットになったチケットがおすすめです。

サグラダ・ファミリア 公式HP

※上記内容は予告なく変更される場合がございます。あらかじめご了承いただけますようお願いいたします。
※写真はイメージです。