【滞在レポート】ポサーダ カステロ オビドス(ポルトガル・オビドス/2018年4月宿泊)

ティースタイルWEB編集長の山本です。
今回はプライベートでポルトガルを旅行した際に滞在した「ポサーダ カステロ オビドス Pousada Castelo de Obidos」をご紹介します。

街とは反対側から見上げたポサーダ カステロ オビドス

街とは反対側から見上げたポサーダ カステロ オビドス

城壁で囲まれた小さな街・オビドス。1282年にディニス王が婚礼祝いとして王妃イザベルに街を贈ったことから代々の王妃に受け継がれ、1834年まで王妃の直轄地だったそうです。
現在も石畳みの細い道が続くかわいらしい街で、道の両脇にはレストランやショップがつらなります。日中は多くの観光客でごった返していました。
そのメインストリートを歩き、坂道を登り切った場所にそびえるのが、ポサーダです。(ポザーダとも、ポウサダとも表記されます。)
ポサーダとは、古城や修道院などポルトガルの歴史的建造物を改装したホテルのことで、ポルトガル各地に約30軒が点在しています。スぺインのパラドールに似ていますね。

城壁の内側に、白壁と赤茶の屋根の建物が集まるオビドスの街

城壁の内側に、白壁と赤茶の屋根の建物が集まるオビドスの街

オビドスのポサーダは15世紀の城を改修したもの。石造りの威風堂々として、何ものも寄せ付けない風格がありますが、内部には快適なホテルと美味しいレストランがあります。

まずはレセプションでチェックインします。
ウェルカムドリンクとして、オビドスの名物「ジンジャーニャ」が出されました。これはサクランボのリキュールだそうで、チョコレートでできた小さなカップに入れられてます。飲んだ後はカップごと食べちゃいます。後で知りましたが、街中のあちこちでリキュールもチョコカップもお土産として売られてました。

こちらはレセプションの入口。レセプションは古城の外にあります

こちらはレセプションの入口。レセプションは古城の外にあります

チェックインの時に出されるジンジャーニャ(ピンボケすみません・・・)

チェックインの時に出されるジンジャーニャ(ピンボケすみません・・・)

街の通りではお土産用にいろいろな瓶やサイズでジンジャーニャが並びます

街の通りではお土産用にいろいろな瓶やサイズでジンジャーニャが並びます

チェックインが済んだらお部屋へ案内してもらいますが、これがたいへん!
お城ですので、エレベーターもエスカレーターもありません。坂道と階段を上っていくのですが、ホテルのスタッフの方に重い重いスーツケースも運んでいただき、申し訳ない気持ちがしました。

レセプションを出てお城を目指します

レセプションを出てお城を目指します

お城の入口が見えました。ここも段差があります

お城の入口が見えました。ここも段差があります

お城の中に入ってもまだ坂道が続きます

お城の中に入ってもまだ坂道が続きます

やっと建物の入口へ。2階なのでまだ階段があります。左手の外階段は直接レストランへ続きます

やっと建物の入口へ。2階なのでまだ階段があります。左手の外階段は直接レストランへ続きます

ポサーダの公式サイトを見るとお城の中のお部屋(Castle)が11室、新館(the Casa do Castelo)が8室あるそうです。私が宿泊したのは、スーペリアキャッスルというカテゴリーでした。
お城の中の部屋といってもしっかり改装されていますので、快適な空間です。エアコンもバスタブ付きのバスルームも備わります。冷蔵庫やセイフティボックスもあり、普通のホテルと変わらない設備です。
もっとお城らしさを体感したいなら、塔のなかにあるスイートがおすすめかもしれません。塔の石が壁にむき出しとなっていて古城の風情が感じられそうです。

私の泊まった「Catarina」という2階にあるお部屋

私の泊まった「Catarina」という2階にあるお部屋

バスルームのタイル模様もポルトガルっぽい

バスルームのタイル模様もポルトガルっぽい

洗面台は少し小さめですね

洗面台は少し小さめですね

ここからはポサーダの中をご案内します。

お城の中に入ると広がる中庭

お城の中に入ると広がる中庭

建物内のラウンジには絵画やタペストリーが飾られ、落ち着いた雰囲気です

建物内のラウンジには絵画やタペストリーが飾られ、落ち着いた雰囲気です

絵画のほかに甲冑も置かれ、中世のお城の雰囲気満点!

絵画のほかに甲冑も置かれ、中世のお城の雰囲気満点!

階段をのぼって2階へ出たところ。奥にレストランがありますが、ここにもテーブルが置かれ、食事がとれる空間となってました

階段をのぼって2階へ出たところ。奥にレストランがありますが、ここにもテーブルが置かれ、食事がとれる空間となってました

窓際の席は眺めがよく、朝食やティータイムにぴったり!

窓際の席は眺めがよく、朝食やティータイムにぴったり!

客室の廊下からベランダに出られました。ちょっとした絶景です!

客室の廊下からベランダに出られました。ちょっとした絶景です!

廊下を進むとお城の屋上へ。ここは宿泊者しか入れないエリアです!

廊下を進むとお城の屋上へ。ここは宿泊者しか入れないエリアです!

屋上から中庭を見下ろします

屋上から中庭を見下ろします

ここにもテーブルとチェアが置かれ、のんびりできます

ここにもテーブルとチェアが置かれ、のんびりできます

次にレストランをご紹介します。昼食も夕食も宿泊客以外でも利用できます。レストランを利用したい場合は予約するのがおすすめです。
私が利用した時は、夕食はアラカルトでした。どのお料理もとても美味しかったです。

ディナーでいただいた白ワイン。20時を過ぎているのに外はまだ明るい

ディナーでいただいた白ワイン。20時を過ぎているのに外はまだ明るい

テーブルセッティング

テーブルセッティング

ディナータイムのレストラン

ディナータイムのレストラン

アラカルトで頼んだ前菜は、スモークダックとオレンジのサラダ(19ユーロ)。燻製の鴨肉に爽やかなオレンジがとても相性がよい一品

アラカルトで頼んだ前菜は、スモークダックとオレンジのサラダ(19ユーロ)。燻製の鴨肉に爽やかなオレンジがとても相性がよい一品

メインはラム肉(29.5ユーロ)を選びました。やわらかでジューシーなお肉を濃厚なキノコのソースと一緒に!

メインはラム肉(29.5ユーロ)を選びました。やわらかでジューシーなお肉を濃厚なキノコのソースと一緒に!

アイスクリームを添えたリンゴのタルトタタン。こちらはちょっと甘すぎた・・・

アイスクリームを添えたリンゴのタルトタタン。こちらはちょっと甘すぎた・・・

朝食はビュッフェでした。

フルーツやトマト

フルーツやトマト

パンの種類は豊富

パンの種類は豊富

ハムや生ハム。左隣はチーズも

ハムや生ハム。左隣はチーズも

盛り付けてみました

盛り付けてみました

朝食時のレストラン。おすすめは写真右にある出窓のテーブル席

朝食時のレストラン。おすすめは写真右にある出窓のテーブル席

ここだけプライベート感があり、眺めも抜群です!

ここだけプライベート感があり、眺めも抜群です!

最後にオビドスの街の中をご紹介します。小さい街なのでただ訪ねるだけなら2~3時間で充分でしょう。

オビドスのメインゲート「ポルタ・ダ・ヴィラ」。18世紀のアズレージョ(タイル)が印象的

オビドスのメインゲート「ポルタ・ダ・ヴィラ」。18世紀のアズレージョ(タイル)が印象的

オビドスの通り

オビドスの通り

観光客でいっぱい

観光客でいっぱい

街の中心に建つ「サンタ・マリア教会」

街の中心に建つ「サンタ・マリア教会」

教会の中は厳かな雰囲気

教会の中は厳かな雰囲気

街を囲む城壁は、その上を歩くことができます。全長約1.5km

街を囲む城壁は、その上を歩くことができます。全長約1.5km

小さな城壁の街・オビドスにあるポサーダ カステロ オビドスはいかがでしたか?
ポルトガルの古城の雰囲気のなか、田舎の景色を眺めてゆったりとした旅時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。おすすめです。

ホテル公式HP

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