PERU REPORTペルー 視察ブログ
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こんにちは。ペルー視察に行ってきましたトラベルコンサルタントの関です。本日は、聖なる谷ウルバンバからアクセスのできる観光地、塩の結晶が作り出す白の自然美、マラスの塩田と、幾重にも広がる円形の段々畑、モライ遺跡と遺跡内にある人気レストランをご紹介いたします。
マラスの塩田
ウルバンバで宿泊したタンボ デル インカ ラグジュアリー コレクション リゾート&スパ ヴァッレ サグラードから車で約30分。標高3,000mのところに「マラス塩田」があります(クスコからだと車で1時間程)。ここでは、天然塩水の温泉が湧き出ており、手作りで塩が精製されております。下の写真のように真っ白の塩田が見られるのは乾季限定(4〜9月)。それ以外の時期は、茶色っぽい色合いになるようです。
マラス塩田からとれる天然の塩は、ほのかに甘味があり、純度の高さが魅力です。塩田を見学した後は、売店でお買い物♪ こちらで採れた塩は通常のお塩以外にも加工され、風味の違うピンク塩や燻製塩など、たくさんの種類のお塩が販売されています。
クスコの町のお土産屋さんより安く購入できることもあり、多くの観光客が塩を買っています。私は燻製塩を購入。スモークされた塩の風味が料理の味を際立たせてくれ、重宝しております。
モライ遺跡
マラス塩田から車で約20分の距離にあります「モライ遺跡」へ移動。モライ遺跡は現在でも考古学的研究が続けられているエリアだそうです。
遠く高くそびえる山々と、突如として広がる円形の段々畑!!! このモライ遺跡は、古くから農作物の生育状況を、標高や気候などさまざまな切り口から研究をしていた実験農場と言われています。
予約の取れないペルー料理レストラン「ミル」
モライ遺跡の敷地内に、予約の取れない高級ペルー料理レストラン「ミル(Mil)」がございます。こちらはただの高級レストランではなく、高地の食材と研究開発するラボ(研究所)の役割を兼ねております。
トウモロコシという穀物ひとつとっても、さまざまな種類があります。紫色のトウモロコシからつくられる「チチャモラーダ」はペルーの国民的ジュース。また、ペルーには3,000種類を超えるジャガイモがあるといわれております。
施設内では、ミルレストランにて研究されたチョコレートやグッズも販売されております。
瓶詰めになった食材の数々は、発酵をさせているとのこと。本当に実験室に来た気分になりますね。国籍を問わず、さまざまなお客様がこの施設を訪れておりました
店内を見学させていただいた後、食事をいただきます。ミルレストランは完全予約制の30組限定です。こちらのオーナーシェフは、“世界のレストランベスト4”にも選ばれたペルーの有名なレストラン「Central」を運営するヴィルヒリオ・マルティネスさんです。そのため、なかなか予約が取れないことでも有名です。
8コースのお料理は、その食材の歴史や調理方法など、さまざまな食に関するお話をお伺いしながら、3時間かけていただきます。8コースは多いかと思うかもしれませんが、いわゆるテイスティングコースといわれるもので、少しずつたくさんの味を楽しめます。
いただいた料理をご紹介します。
そして、最後の料理が運ばれてきました。
最後の料理を締めくくる一皿がジャガイモとは、ペルーの食卓に欠かせない食材であるジャガイモに対する愛を感じますね。
最後に、こちらはレストランのバーですが、まるで化学の研究室のような雰囲気でした。
マラスの塩田でとられた天然の塩を味わい、遺跡ではペルーの農作物の歴史や風景を感じることができました。遺跡敷地内のレストランでは、農作物の文化や歴史を詳しく学びながら、最先端でユニークなお料理の数々をいただき、とても良い経験となりました。塩田や遺跡を訪問された際は、ぜひ予約の難しいミルレストランへのご来店もご検討されてはいかがでしょうか?
以上、マラス塩田とモライ遺跡をご紹介いたしました。
南米旅行をお考えの方は、ティースタイルまでお問合せをお待ちしております♪