オマーンの世界遺産リスト

オマーンの世界遺産は、全5件(文化遺産5件)です。(2021年4月現在)

◆バハラ城塞(Bahla Fort)/1987年登録標高約3,000mのアフダル山麓にある城塞都市で、7~15世紀には海のシルクロードの中継地として繁栄しました。オマーンでは遊牧民などの攻撃や略奪から防衛するため数多くの砦や城塞が建てられましたが、バハラ城塞は、その中でも最大規模を誇っています。photo by Francisco Anzola

◆バハラ城塞(Bahla Fort)/1987年登録

標高約3,000mのアフダル山麓にある城塞都市で、7~15世紀には海のシルクロードの中継地として繁栄しました。オマーンでは遊牧民などの攻撃や略奪から防衛するため数多くの砦や城塞が建てられましたが、バハラ城塞は、その中でも最大規模を誇っています。
photo by Francisco Anzola

◆バット、アル-フトゥム、アル-アインの古代遺跡群(Archaeological Sites of Bat, Al-Khutm and Al-Ayn)/1988年登録紀元前2500年頃よりアフダル山地で採掘した銅をメソポタミアに輸出し、富を得たと考えられているマガン地方の遺跡群。バット、アル-フトゥム、アル-アインの集落跡などで、扁平な石を積んだ建造物や、蜂の巣状の墳墓などが発掘されています。

◆バット、アル-フトゥム、アル-アインの古代遺跡群(Archaeological Sites of Bat, Al-Khutm and Al-Ayn)/1988年登録

紀元前2500年頃よりアフダル山地で採掘した銅をメソポタミアに輸出し、富を得たと考えられているマガン地方の遺跡群。バット、アル-フトゥム、アル-アインの集落跡などで、扁平な石を積んだ建造物や、蜂の巣状の墳墓などが発掘されています。

◆フランキンセンスの国土(Land of Frankincense)/2000年登録フランキンセンスとは、カンラン科の樹木から採取される「乳香」のことで、最高級の香料として古代より権力者に珍重されてきました。オマーン南部のドファール地方は乳香の産地として知られ、乳香交易で大いに繁栄。交易都市シスルのウバール遺跡や、港町サラーラのアル・バリード遺跡、乳香の貯蔵庫などが発見されたホール・ルーリのサムフラム遺跡などが残されています。(写真は乳香のイメージです)

◆フランキンセンスの国土(Land of Frankincense)/2000年登録

フランキンセンスとは、カンラン科の樹木から採取される「乳香」のことで、最高級の香料として古代より権力者に珍重されてきました。オマーン南部のドファール地方は乳香の産地として知られ、乳香交易で大いに繁栄。交易都市シスルのウバール遺跡や、港町サラーラのアル・バリード遺跡、乳香の貯蔵庫などが発見されたホール・ルーリのサムフラム遺跡などが残されています。
(写真は乳香のイメージです)

◆アフラージュ、オマーンの灌漑システム(Aflaj Irrigation Systems of Oman)/2006年登録ファラジ(アラビア語でその複数形がアフラージュ)とは、井戸の底を横穴でつなげた灌漑システムのこと。天文観測をもとに運営され、各水路に平等に分配できるように水を流す時間が決められています。現在も約3,000のファラジが稼働していますが、世界遺産に登録されているのは5つのみです。ほかに観測塔や日時計、水の競売所、住居やモスクも登録されています。

◆アフラージュ、オマーンの灌漑システム(Aflaj Irrigation Systems of Oman)/2006年登録

ファラジ(アラビア語でその複数形がアフラージュ)とは、井戸の底を横穴でつなげた灌漑システムのこと。天文観測をもとに運営され、各水路に平等に分配できるように水を流す時間が決められています。現在も約3,000のファラジが稼働していますが、世界遺産に登録されているのは5つのみです。ほかに観測塔や日時計、水の競売所、住居やモスクも登録されています。

◆カルハットの都市遺跡(Ancient City of Qalhat)/2018年登録オマーンの東海岸に位置するカルハットは、11~15世紀、ホルムズ王国下で繁栄した港湾都市の遺跡です。ホルムズ王国は馬やナツメヤシ、香料、真珠などを輸出しており、アラビア半島東岸と東アジア、インド、中国および東南アジアを結んで交易が行われていたという考古学的物証と考えられています。建物はビビ・マリヤム廟の廃墟が残るのみです。photo by Alfred Weidinger

◆カルハットの都市遺跡(Ancient City of Qalhat)/2018年登録

オマーンの東海岸に位置するカルハットは、11~15世紀、ホルムズ王国下で繁栄した港湾都市の遺跡です。ホルムズ王国は馬やナツメヤシ、香料、真珠などを輸出しており、アラビア半島東岸と東アジア、インド、中国および東南アジアを結んで交易が行われていたという考古学的物証と考えられています。建物はビビ・マリヤム廟の廃墟が残るのみです。
photo by Alfred Weidinger

尚、1994年に登録された自然遺産「アラビアオリックスの保護区(Arabian Oryx Sanctuary)」は、2007年に世界遺産リストから削除されています。

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2021.04.25.updated