【視察レポート】オランダの美術館巡り★ アムステルダム国立美術館とハーグのマウリッツハイス(オランダ&ベルギー/2024年6月視察③)

こんにちは、トラベルコンサルタントの四宮です。2024年6月、オランダとベルギーの視察に行ってまいりました。今回オランダで訪問したのは、視察の出入口となった首都アムステルダムと、政治の中心地であるハーグ(デン・ハーグ)。どちらもほとんど観光時間はなかったのですが、それぞれの都市で名画鑑賞をしてまいりましたので、アムステルダムで早朝散歩をした際の現地の様子も交えてお伝えいたします。

アムステルダムの街

アムステルダムの街

「アムステルダム国立美術館 (Rijksmuseum)」は、80ものギャラリーに8,000点以上の芸術作品を展示している大規模な美術館です。世界的にも珍しい年中無休の美術館です。2024年6月時点では開館時間は午前9時、閉館時間は午後5時となっていますが、特別展やイベントなどが入っていないかどうか、公式HPで必ずチェックしてください。入館チケットについても、公式HPからの事前予約が必須です。

アムステルダム国立美術館 公式HP

アクセスは、アムステルダム中央駅から2番か5番のトラムに乗り、アムステルダム国立美術館前で下車、徒歩約5分です。

それでは、美術館の中に入ってみましょう! 入口ホールは吹き抜けになっています。あいにくのお天気でしたが、晴れていたらもっと明るくて気持ち良さそうでした! ホールから地下に降りるとお土産ショップがあります。2階はオープンカフェがあって満員でした。

アムステルダム国立美術館 外観

アムステルダム国立美術館 外観

入口ホールの吹き抜け

入口ホールの吹き抜け

2階にはオープンカフェも♪

2階にはオープンカフェも♪

美術館内は0~3階までの計4フロアで構成されていますが、非常に大きい美術館ですので、ハイライトだけをご覧になるとしても2時間程度は確保しておきたいところです。見どころはたくさんありますが、はずせないのはレンブラントとフェルメール!

レンブラントの大作『夜警』

レンブラントの大作『夜警』

実際には、すごい人だかりです

実際には、すごい人だかりです

レンブラント作『ユダヤの花嫁』

レンブラント作『ユダヤの花嫁』

フェルメール作『牛乳を注ぐ女』

フェルメール作『牛乳を注ぐ女』

ゴッホの絵も展示されています

ゴッホの絵も展示されています

ゴッホについては、国立美術館のすぐ隣にゴッホ美術館があるので、ゴッホ目当ての方はそちらとハシゴはいかがでしょうか(写真:ゴッホ美術館の外観)。

ゴッホについては、国立美術館のすぐ隣にゴッホ美術館があるので、ゴッホ目当ての方はそちらとハシゴはいかがでしょうか(写真:ゴッホ美術館の外観)。

アムステルダムでは現在、ディーゼル車の市内走行を段階的に制限し、2030年以降はガソリン車の市内乗り入れを全面的に禁止する計画を公表しています。 また、オーバーツーリズム対策で、グループツアーについては事前に有料の許可証を取得することが必要となっていて、個人旅行でのガイド付きツアーが見つかりにくい状況です。

代わりに、トラムや地下鉄が非常に便利ですので、トラム・地下鉄・バスの共通券として使える一日乗車券を購入し、観光地を巡るのが便利です。チケットは最長7日間のものまでありますが、よく使われるのは24時間の一日乗車券で、最初の乗車時にスキャンをした時間からカウントダウンが始まりますので、事前購入も可能です。アムステルダム中央駅構内か、メトロの各駅、一部のトラム停留所に販売機が設置されています。

乗車時&降車時の2回、スキャンが必要です。降車時が忘れがちですので、お気を付けて!

乗車時&降車時の2回、スキャンが必要です。降車時が忘れがちですので、お気を付けて!

街歩きに便利なトラム。アムステルダム中央駅から放射状に路線が伸びています

街歩きに便利なトラム。アムステルダム中央駅から放射状に路線が伸びています

メトロの入口には「M」の表記

メトロの入口には「M」の表記

朝の散歩がてら、ホテルからトラムと地下鉄を使って「マヘレの跳ね橋」を見にいってきました!

アムステルダム中央駅。東京駅のモデルになったそうですよ

アムステルダム中央駅。東京駅のモデルになったそうですよ

アムステルダムの中心地、ダム広場

アムステルダムの中心地、ダム広場

運河クルーズは、定番のオプショナルツアーです

運河クルーズは、定番のオプショナルツアーです

マヘレの跳ね橋。今も現役です

マヘレの跳ね橋。今も現役です

アムステルダムらしい景色が広がります

アムステルダムらしい景色が広がります

ハーグはオランダの政治の中心地で、アムステルダムから列車で約40分です。フェルメールの作品で日本でも人気の『真珠の耳飾りの少女』は、ハーグにある美術館「マウリッツハイス(Mauritshuis)」にあります。

所蔵品の数々はもちろん、17世紀にマウリッツ邸として建てられた豪華なお部屋のひとつひとつも、趣が異なって楽しめます。

マウリッツハイス 正面

マウリッツハイス 正面

マウリッツハイス 内部

マウリッツハイス 内部

レンブラント作『ニコラエス テュルプ博士の解剖学レッスン』

レンブラント作『ニコラエス テュルプ博士の解剖学レッスン』

フェルメール作『真珠の耳飾りの少女』は、思っていたより小さな作品でした

フェルメール作『真珠の耳飾りの少女』は、思っていたより小さな作品でした

フェルメール作『デルフトの眺望』

フェルメール作『デルフトの眺望』

『デルフトの眺望』で描かれているのは、フェルメールが生まれ育った町。これをみて実際にデルフトに立ち寄るのもおすすめです。アムステルダム郊外の街で、デルフト焼(陶器)で有名です。

マウリッツハイス 公式HP

見ごたえのある館内を歩き回った後は、館内でつながっているカフェレストラン「ブラッセリー マウリッツハイス Brasserie Mauritshuis 」でひと息。外からの入口もありますので、レストランだけでも利用できます。

ブラッセリーマウリッツハイス 外観

ブラッセリーマウリッツハイス 外観

すっきりとしたデザインの店内

すっきりとしたデザインの店内

オランダの伝統的なエルテンスープ。エンドウ豆のスープです!

オランダの伝統的なエルテンスープ。エンドウ豆のスープです!

メインの牛肉煮込み。「フェルメールランチ」というセットランチをいただきました

メインの牛肉煮込み。「フェルメールランチ」というセットランチをいただきました

アムステルダムやバーグには他にも…♪

アムステルダムは、徒歩圏内に他にも「アンネ・フランクの家」や「レンブラントの家」などがありますし、ちょっと郊外に足を延ばせば、チューリップの季節なら「キューケンホフ公園」、オランダの風物詩の風車小屋が並ぶ「キンデルダイク」など、見どころがたくさんあります。

また、ハーグのマウリッツハイスそばには、だまし絵で有名な「エッシャー美術館」もあります。両都市間も列車で約40分の距離ですので、時間があればセットでの美術館巡りがおすすめです。

四宮 靖子

トラベルコンサルタント 四宮 靖子

かけ足のオランダ滞在で、もう少しゆっくり観光をしたかったですが、素晴らしい絵画の数々を鑑賞できて大満足でした。国土が小さいので移動が楽、街もコンパクトで平らなので自転車利用も楽しそうです。でもやっぱり人は大きいなぁ(笑)という印象でした。

周辺国とのアクセスもよく、ベルギーだけでなく、フランスやドイツ、イギリスからも比較的あっという間に足を延ばせるオランダ。あともう一都市、という時にぜひ思い出してみてください! そして、ご旅行をお考えの際には、ぜひティースタイルにお問合せください。


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