【視察レポート】関西発着・KLMオランダ航空で行くオランダ出入国の流れを解説!(オランダ&ベルギー/2024年6月視察①)

こんにちは、トラベルコンサルタントの四宮です。今回、オランダ&ベルギーの視察に行ってまいりましたので、KLMオランダ航空の紹介と、出入口となったオランダ・アムステルダムでの出入国の様子をご案内します。

オランダへのご旅行ではなくても、ヨーロッパ各都市への乗り継ぎでアムステルダムのスキポール空港を利用する機会があるかもしれません。大きな空港ではありますが、シャトルバスなどの利用はなくシンプルな空港ですので、スムーズに移動でき、たいへん使いやすい空港です。

アムステルダム スキポール空港

アムステルダム スキポール空港

KLMオランダ航空のウェブチェックインは、出発時刻の30時間前からとなっています。今回は、あらかじめウェブチェックインを済ませていましたが、空港のセルフチェックイン機も使ってみました。

セルフチェックインコーナーに機械がざっと20台近く並んでいます。事前にウェブチェックインを済ませていない場合は、まずパスポートをスキャンしてチェックインを済ませ、紙のボーディングパス(搭乗券)を印字します。(写真は関西空港の様子)

セルフチェックインコーナーに機械がざっと20台近く並んでいます。事前にウェブチェックインを済ませていない場合は、まずパスポートをスキャンしてチェックインを済ませ、紙のボーディングパス(搭乗券)を印字します。(写真は関西空港の様子)

次に、預け入れ荷物用のタグを印字します。わたしはチェックインは済んでいたので、携帯画面に表示されたボーディングパスのバーコードを読み込んで、荷物タグを印字しました。長い荷物タグを印字したらスーツケースの持ち手に巻き付け、控えの部分だけちぎって自分で保管するのですが、これらの手順がなかなか慣れない人には分かりづらく、数人の係員さんが引っ張りだこになっていました。

カウンターに荷物を預けたら。すみやかに出国手続きに進みましょう。手荷物検査や出国審査を終えてゲートに向かい、いよいよ出発!

搭乗はゾーン順になっていました。搭乗券右上に表示

搭乗はゾーン順になっていました。搭乗券右上に表示

KLMといえば青の機材ですね

KLMといえば青の機材ですね

KLMオランダ航空では、エコノミー、エコノミーコンフォート、プレミアムコンフォート、ビジネスという4つの座席クラスがあります。

「エコノミーコンフォート」は、エコノミーよりも座席と座席の間が10cm広く、フットレストが付いていました。

前の列との距離が広くとられています

前の列との距離が広くとられています

チャンネル数も豊富でした

チャンネル数も豊富でした

今回は「プレミアムコンフォート」というクラスを利用しました。プレミアムコンフォートはさらに余裕があり、フットレストも座面があって足が伸ばせるのと、リクライニングも5段階あるため、体が疲れにくいです。

プレミアムコンフォートの座席

プレミアムコンフォートの座席

ひざ下の座面があると、疲れが全然違います!

ひざ下の座面があると、疲れが全然違います!

アメニティポーチは、オランダ伝統のデルフト焼模様

アメニティポーチは、オランダ伝統のデルフト焼模様

お食事もエコノミークラスとは異なり、メインのお食事以外にも、時間をおいてデザートとしてハーゲンダッツアイスが出たり、スナックタイムや2度目の軽いお食事など、ドリンクを含めて満足のボリュームで、とても美味しかったです。

パンは温かくて数種類から選べます(エコノミーは選べません)

パンは温かくて数種類から選べます(エコノミーは選べません)

プレミアム用のお食事、メインは3種類から選択

プレミアム用のお食事、メインは3種類から選択

スナックタイムの温かいエビカツバーガー

スナックタイムの温かいエビカツバーガー

最後尾ギャレー(厨房設備)で小腹がすいたらもらえる間食

最後尾ギャレー(厨房設備)で小腹がすいたらもらえる間食

アムステルダムのスキポール空港は、乗り物での移動はないワンターミナルのコンセプトで造られています。成田、関空からの便は、マップ内のターミナル1、EかFのウィングに到着します。

アムステルダム スキポール空港マップ

今回はそのままオランダで入国しましたが、乗り換えの場合、シェンゲン圏(シェンゲン協定に加盟する27の欧州諸国)行きはターミナル1(ゲートB・C・D)、非シェンゲン行きはターミナル2(ゲートE・F)に進むこととなります。ヨーロッパ内のシェンゲン圏行きの場合は、荷物はスルーですが入国手続きは最初に到着する国、つまりここアムステルダムで済ませることになります。イギリスを含む非シェンゲン圏行きについては、目的地での入国審査となります。

途中に、セキュリティファストレーン用の機械が設置されています(下の写真)。機械の画面に「次のフライトは●●時より早い便ですか?」と出発時間が表示されていて、セキュリティやパスポートコントロールが混み合っている場合に、レーンをスキップできるフリーパスが発行されます。言語選択肢の中に日本語もあって、下の画面に乗換便のボーディングパスのバーコードをかざすことで簡単に発行されますので、乗換時間が短い時にはぜひ思い出してご利用ください。

セキュリティファストレーン用の機械。乗り換えの時はこの機械で次の搭乗券をスキャンして時短!

セキュリティファストレーン用の機械。乗り換えの時はこの機械で次の搭乗券をスキャンして時短!

混雑具合が表示されていて一目瞭然

混雑具合が表示されていて一目瞭然

あとは、表示に従って進むだけです。

ずっとまっすぐ進んで…

ずっとまっすぐ進んで…

乗り換えの人はここで手荷物検査

乗り換えの人はここで手荷物検査

入国はそのまま下の階に降りて

入国はそのまま下の階に降りて

入国審査。30分ほどかかりました

入国審査。30分ほどかかりました

到着ゲートに出てきました!

到着ゲートに出てきました!

日本行きの便は、スキポール空港のターミナル2、主にゲートEからの出発となります。

事前にウェブチェックインを済ませていない場合は、往路同様まずはセルフチェックイン機へ、お手元に搭乗券があればスキップして預け入れ荷物検査へ向かいます。荷物の重さを測って荷物タグを出して巻き付け、横の箱に投入します。ここで引っかかると有人のカウンターチェックインに再度並ぶ必要があります。

黒の掲示板は空港内情報、黄色の掲示板は出入国情報です

黒の掲示板は空港内情報、黄色の掲示板は出入国情報です

預け入れ荷物検査カウンター

預け入れ荷物検査カウンター

荷物タグを出して巻き付け、横の箱に入れます

荷物タグを出して巻き付け、横の箱に入れます

免税手続きがある場合は、ここで申請をします。

現金の場合は隣のカウンターに並んで、払い戻し

現金の場合は隣のカウンターに並んで、払い戻し

カード決済の場合はスタンプを押してもらってポスト投函。乗り換え用のタックスフリーエリアも別途あります

カード決済の場合はスタンプを押してもらってポスト投函。乗り換え用のタックスフリーエリアも別途あります

手荷物検査へ

手荷物検査へ

その後、出国審査に進み、あとは案内に従ってゲートへ向かいます。

出国審査はやはり混み合っています

出国審査はやはり混み合っています

最後のお買い物もお忘れなく!

最後のお買い物もお忘れなく!

帰りにスキポール空港内の「KLMクラウンラウンジ」をちらりと見てまいりました。場所はターミナル1のEゲートとFゲートの間付近にあります。ご利用クラスやKLMオランダ航空のフライングブルー会員レベルに応じて、クラウンラウンジへのアクセス時にご利用料金が発生しますので、詳細はその都度ご確認ください。

ラウンジには、飲食、各種雑誌、Wi-Fi、Fax、フライト情報モニター、荷物ロッカー、テレビ、サービスデスク、シャワー、バー、エンターテインメント、仮眠室などが備わっています。非常に広くて、1階はお食事、シャワー、リラックスエリア(シアタースペースもあります!)、サービスカウンターなど、2階ではバーと食事(有料)エリアになっています。

クラウンラウンジ入口のエスカレーター

クラウンラウンジ入口のエスカレーター

ボーディングパスをスキャンして入ります

ボーディングパスをスキャンして入ります

シャワールーム

シャワールーム

仮眠ルーム

仮眠ルーム

四宮 靖子

トラベルコンサルタント 四宮 靖子

これでスキポール空港(アムステルダム)を利用する出入国やお乗り換えが初めてでも、安心いただけるのではないでしょうか? 空港は大きくても、日本からのお客様が利用するエリアは限られますので、次のゲートさえしっかりと電光掲示板でチェックいただければ迷うことはないはずです。どうぞ楽しい空の旅を! そして、オランダやベルギー含むヨーロッパ旅行の際はティースタイルまでお問合せお待ちしております。


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