【視察レポート】世界最古ナミブ砂漠の見どころ・デッドフレイ(ナミビア・ソススフレイ/2024年3~4月視察⑤)

2024年3~4月にかけてナミビア視察に行ってきました須沢です。ナミビア観光で絶対に誰もが行く観光地が、ナミブ砂漠かと思います。むしろ、ナミブ砂漠を見るためにナミビアに行く方が多いのではないでしょうか。

ナミブ砂漠は、ナミビア北部で国境を接するアンゴラから南アフリカの国境付近まで、南北1,200km以上という広範囲にわたる、“世界最古の砂漠”として知られています。特に内陸の砂漠では砂の色が赤くなっているところも、他の砂漠にはない特徴のひとつです。またその中でも誰もが目指す「デッドフレイ(Deadvlei)」についてご紹介いたします。

赤い砂がナミブ砂漠の特徴

赤い砂がナミブ砂漠の特徴

今回はナミブ ナウクルフト国立公園内の「デッド バレー ロッジ」に宿泊していたため、ロッジを6時に出発しました。車に乗って約1時間弱、この時点で空は明るくなっているものの、まだ太陽の姿は見えません。そして「デッドフレイ」に行くには、車を降りて歩くしか方法がありません!

日が昇る前に到着

日が昇る前に到着

今回、ガイドがまず最初に向かったのは(後で気付いたのですが)まさかのデッドフレイではなく、「ビッグ ダディ デューン Big Daddy Dune」というこのあたりで一番高い砂丘でした。ガイドさんは誰もいない砂丘の頂上を見せたくて連れて行ってくれたようなのですが、デッドフレイの「朝日の奇跡」の姿を見たければ、まずはデッドフレイに行くようにガイドにリクエストをお忘れなく!

車を降りたあと、砂漠を歩いて30分程度で到着するかと思います(車を降りたところは、デッドフレイの入口でもありビッグ ダディ デューンの入口でもありました)。

日が出る前に、ひたすら歩きます

日が出る前に、ひたすら歩きます

サンライズ時の砂漠

サンライズ時の砂漠

この日はまず、ビッグ ダディ デューンに向かったため、歩きに歩き、足が棒になりながら約1時間半くらいで砂丘の頂上までたどり着きました。途中で太陽が昇り切り暑さが増すため、必ず砂漠観光の際には帽子、サングラス、そして多めの水を忘れずに持っていくことをおすすめします。砂漠にいると体中の水分がすべてなくなるような感覚になり、熱中症、脱水症状にもなりやすいので注意が必要です。

また、これに加えてご注意いただきたいのが「砂」対策です。非常に目の細かい砂が風に乗って舞っているため、持参したスマホやカメラなどの故障の原因につながります。単純なケースだけではなく、ジップロックな密閉できるような袋などがあると安心かと思います。

美しい砂紋

美しい砂紋

途中何度も休憩して頂上へ

途中何度も休憩して頂上へ

砂漠の陰と陽

砂漠の陰と陽

砂漠を上る途中、疲れ切った体ではありましたが、そこから見る日の出の美しさ、そして日が昇ると砂漠の陰と陽がくっきり分かれる美しさは、なんとも言葉にできない光景でした。個人的に砂漠の美しさはこの「陰と陽」にあるなと、今回のナミブ砂漠で切に感じました。

砂漠を登っている最中に、一緒に登っている他の国の観光客とお互いへばりながらも励ましあい、一緒に頂上まで到達できたのも旅の醍醐味です。頂上から見渡すナミブ砂漠の雄大さ、はるか下に見えるデッドフレイ、勘違いが原因で最初にビッグ ダディ デューンの頂上に来てしまいましたが、先にデッドフレイに行っていたら体力的にも絶対に来れなかった場所ではあるので、そういう意味ではこの絶景を見られたことは良かったかと思います。

ビッグ ダディ デューンの頂上から見下ろしたデッドフレイ

ビッグ ダディ デューンの頂上から見下ろしたデッドフレイ

砂丘の頂上で少し休憩してからは、一気に砂丘を駆け下ります!

そこは昔、湖があったところが干上がりひたすらに乾いた場所で、約1,000年前の木々がそのまま残っているという非常に神秘的なところでした。この光景は昔からあるものの、「朝日の奇跡」として有名になったのは、おそらくある写真家がナショナルジオグラフィックで写真を発表してからではないでしょうか。

砂漠を駆け下ります

砂漠を駆け下ります

約1,000年前から生き残っている木々

約1,000年前から生き残っている木々

雨がほとんど降らないため、腐らずに残っているそうです

雨がほとんど降らないため、腐らずに残っているそうです

車を降りてダイレクトにデッドフレイに来れば、この景色が待っています

車を降りてダイレクトにデッドフレイに来れば、この景色が待っています

砂漠を約30分歩いて駐車場へ

砂漠を約30分歩いて駐車場へ

残念ながら今回は「朝日の奇跡」と呼ばれる姿は見ることができませんでしたが、砂漠の中にある奇妙な光景、デッドフレイをゆっくり見ることができました。ただし、この時にはすでに太陽ものぼり、暑さのあまり長時間滞在すること自体が非常に大変でした。

帰りに寄った「デューン45」という有名な砂丘

帰りに寄った「デューン45」という有名な砂丘

ナミビアのハイライトとも言うべきナミブ砂漠ですが、今回レポートを書いてみて、言葉と写真で伝えるのがとても難しい場所だと改めて感じました。絶景はどの景色もそうですが、その時の環境、温度や湿度、音、そこまで行くための時間や労力などすべてを含めて見た光景だからこそ感じるものがあります。そして今回ナミビアを視察させていただきましたが、やはりこのナミブ砂漠はこのナミビアという国のハイライトである観光スポットだと思いました。

デッドフレイという地球上でも本当に神秘的な場所を見て感じてみたい方、ナミビアは広く長時間移動になることが求められますが、死ぬまでに行きたい絶景のひとつだと思います。チャンスがあれば、ぜひチャレンジしてみましょう!

須沢 悠

代表取締役 須沢 悠

ナミビアに行く人が絶対に行きたいナミブ砂漠。そもそも首都ウィントフックからも遠く、簡単に行ける場所ではありませんが、行く価値ありの場所だと思います。アフリカの中でもサファリと砂漠体験ができるのはナミビアのみ。最初のアフリカでナミビアにという方は少ないかもしれませんが、これまで南アフリカやボツワナなど南部アフリカに行ったことがある方、ケニアやタンザニアなど東アフリカに行ったことがあってさらに別のアフリカを見てみたい方など、ナミビアはおすすめです。ぜひ気になった方はお気軽にティースタイルまでお問い合わせくださいませ。


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