【視察レポート】ナミビアが誇るエトーシャ国立公園でのサファリ体験(2024年3~4月視察②)

ナミビアを視察しました須沢です。今回はナミビア最大の国立公園、アフリカエリアでも有数の広さを誇るエトーシャ国立公園のサファリ(ゲームドライブ)についてレポートします。エトーシャ国立公園は、首都ウィントフックから400km強、車で途中休憩を入れつつ、おおよそ5~6時間の距離となります。直線で東京から大阪間というと、その距離感がおおよそつかめるかと思います。

エトーシャ国立公園のゲート

エトーシャ国立公園のゲート

その前にナミビアについて少し情報をお伝えします。1988年に独立したナミビアですが、1800年代後半から1900年代初頭まで約30年間、ドイツの植民地時代だったことがありました。その影響からドイツ植民地時代に建てられた建物、そしてドイツ語の地名など、現在でもドイツの名残が多くの場所に見られます。この影響は観光分野でも非常に強く、現在ナミビアの観光客の半分以上がドイツ人観光客という話でした。以上のことから容易に想像もできるかと思いますが、車の国ドイツ、そして旅行が大好きなドイツ人ということで、レンタカーを借りてナミビア国内を2~3週間周遊する人が非常に多いとのことでした。

今回レポートするエトーシャ国立公園でも、その影響から国立公園内でサファリをする人の半分以上がレンタカーを借りた「セルフドライビングサファリ」を楽しんでいるそうです。今回私もサファリなのですが、国内を移動した四駆のSUV車(ガイド兼ドライバー付き)でサファリをしました(もちろんサファリカーにの乗り換えてサファリを楽しむこともできます)。

夏の時期などは冷房の効いた車内から動物を楽しめるメリット、逆に視点が低く動物が探しにくいデメリット、それぞれあることを現地に行ってみて感じました。また国立公園のため、道をそれたオフロードドライブができないため、近くで動物を見られるかどうかはその時の運次第となります。そのため、エトーシャ国立公園でのサファリをする方はカメラの望遠レンズ、そして望遠鏡を持参することをおすすめします。

多くがレンタカーでのサファリ

多くがレンタカーでのサファリ

洗車も欠かせません(ガソリンスタンドにて)

洗車も欠かせません(ガソリンスタンドにて)

アフリカ各国でサファリを体験しましたが、ここではセルフドライビングでのサファリをしている観光客が圧倒的に多かったです。ただ一方で、自分で運転すると動物を探すことも非常に難しいですし、雨季の場合かなりの悪路になるので、慣れていない日本人には絶対におすすめはできません。

こんな視点でのサファリが楽しめます

こんな視点でのサファリが楽しめます

動物待ちで立ち往生することも

動物待ちで立ち往生することも

エトーシャ国立公園は、その広大さからほとんどすべての動物を見ることができると言われております。BIG5と言われるゾウ、ライオン、ヒョウ、サイ、バッファローのうち、バッファロー以外はエトーシャ国立公園内にいるようです。今回もエトーシャ国立公園内をサファリしたのは1日半程度でしたが、ゾウ、ライオン、サイ、シマウマ、スプリングボック、キリン、オリックス、ジャッカル、ヌー、ダチョウなどを見ることができました。

ゾウ

ゾウ

ライオンを望遠で撮影

ライオンを望遠で撮影

シマウマ

シマウマ

キリン

キリン

オリックス

オリックス

ヌー

ヌー

エトーシャ国立公園でサファリをする際のロッジについて説明します。基本的に多くのロッジはエトーシャ国立公園の外にあり、車に乗って数十分のエトーシャ国立公園にサファリに出かけるパターンがほとんどとなります。ただ、一部公園内にロッジもあるため、朝から晩まで、そして部屋からも動物を楽しみたいという方は公園内のロッジに宿泊する方法もあります。

エトーシャ国立公園内にはさまざまな場所に動物の水飲み場となるウォーターホールがあります。天然のものもあれば人工的なものもあり、この場所には多くの動物たちが集まります。公園内のロッジの前にはウォーターホールがあり、夜や朝なども動物の観察をすることができます。

公園内のロッジ

公園内のロッジ

敷地内にはプールなどもありました

敷地内にはプールなどもありました

公園内ロッジから見えるウォーターホール

公園内ロッジから見えるウォーターホール

今回私が滞在したのは、公園外にある「エトーシャ サファリ ロッジ Etosha Safari Lodge」という3つ星クラスの比較的カジュアルなロッジでした。朝食と夕食はビュッフェスタイル、丘の上にあるため夕日が非常にきれいに見えるロッジです。隣には「エトーシャ サファリ キャンプ Etosha Safari Camp」という、さらにカジュアルな系列のロッジもあります。どちらもナミビア以外にも40以上のロッジを展開する「ゴンドワナ コレクション」というホテルグループのロッジでした。

エトーシャ サファリ ロッジは全65室あり、敷地内にそれぞれのバンガローが点在しています。お部屋は特別広くはないものの、清潔で宿泊するにはまったく問題のない造りです。レストラン部分がインドア、アウトドアの両方あり、サンセットの時間には多くの人がここでお酒を飲みサンダウナー(夕暮れの一杯)を楽しんでいました。

ロッジの入口

ロッジの入口

部屋の外観

部屋の外観

お部屋には大きなキングベッド

お部屋には大きなキングベッド

レストランの展望スペースから見たサンセット

レストランの展望スペースから見たサンセット

座席数も多いレストラン

座席数も多いレストラン

ビュッフェスタイルで好きなものを食べられます

ビュッフェスタイルで好きなものを食べられます

ナミビア国内で最大の国立公園であるエトーシャ国立公園ですが、なかなか多くの情報がないかと思います。とても広いエリアなので、個人的には最低でも2泊以上は必要な場所だと感じました。オフロードサファリができないことなど事前に注意点はあるものの、多くの動物を見るにはナミビア国内でも有数のサファリスポットだと思います。さまざまな野生動物、そして広大なアフリカの大地を、ぜひ感じてみてください。

雲が近く、アフリカらしいきれいな空

雲が近く、アフリカらしいきれいな空

須沢 悠

代表取締役 須沢 悠

ナミビアが誇るエトーシャ国立公園でサファリ体験をさせていただきました。時間的には1日半という短い時間、そして初日は前日の雨の影響で至る所が水たまりだらけでなかなかサファリが難しい状況だったのですが、それでも2日目は、ご覧のように多くの野生動物に出会うことができました。アフリカの中でも砂漠とサファリを一度に体験できるのはナミビアだけ! ぜひ、そんなユニークな体験をしたい方は、ナミビア旅行をご検討ください。そしてティースタイルにお問合せお待ちしております。


代表取締役 須沢 悠のご紹介
ナミビアのページへ エトシャ サファリ ロッジ 公式HP