Casablanca REPORTカサブランカ 視察ブログ
【視察レポート】日本からモロッコへ! カタール航空のおすすめポイント&ドーハ乗り継ぎを解説(モロッコ/2024年10~11月視察①)
こんにちは。トラベルコンサルタントの阿部です。2024年10月~11月、トラベルコンサルタントの大石、角、宮本と共に、モロッコを周遊しながら視察してまいりました。こちらでは、日本からモロッコへのアクセスのレポートに加えまして、その際に利用しましたカタール航空のおすすめポイントを合わせて記してまいります。
※下記内容は、2024年10月視察時点のものです。
◆羽田からドーハへ
≪利用したフライト:QR4851便 定刻 羽田23:30発→ドーハ06:55着(所要時間:13時間25分)≫
今回は羽田発にて、まずはドーハまで移動いたしました。羽田空港を23時30分に出発する便ですので、地方の方々、そして当日予定のある方でも利用がしやすいフライトかと思います。
*空港でのチェックイン
通常、空港でのチェックインは、出発時刻の3時間前から受付が開始されます。訪日の方々が大勢いらっしゃる昨今は、それ以上前からカウンターの前に長蛇の列ができていることもしばしば。できる限り早めに、カウンターへお越しいただくことをおすすめいたします。
また、事前のオンラインチェックインも必ず行っておくことをおすすめいたします。事前にオンラインチェックインを済ませておきましたら、空港では荷物を預けるだけのカウンターを利用することができます。そこには、長蛇の列ができていることは少なく、待ち時間を短縮することができます。
★カタール航空 羽田発のおすすめポイント1
カタール航空の羽田~ドーハ線は、2024年よりJAL(日本航空)との共同運航便となっており、乗務員、機材は、JALでの運航となっています。そのため、チェックインもJALのカウンターにて行うことになります。そして、JALの場合には、その日の朝からいつでもチェックインが可能となります。
地方から移動されてくるお客様や、少し空港内を散策したい方など、3時間以上前に空港へ着いておられる方でもチェックインが可能ですので、大きなお荷物からすぐに解放されます。
*出発
搭乗ゲートを通って、いよいよ出発です!
*機内にて
JALの羽田~ドーハ線のエコノミーシートは“新間隔エコノミー”と呼ばれ、世界1位の評価を得たシートに座れます。通常は、横に9席並ぶエコノミークラスですが、写真の通り、この機材は横に8席しかありません。1席少ない分、横に余裕のある造りになっていて、長時間フライトの疲れも軽減できるシートと言えます。
もちろん、タッチ式の個人モニター、USB充電、可動式のヘッドセットも備わっており、機内Wi-Fiも完備しています。JALでは、エコノミークラスでも、1時間まで無料で利用できるようになっています。
搭乗1時間後ぐらいから、ドリンクサービスが始まりました。機内食は、最初にメインのお食事、到着2時間前ほどに2度目のお食事がサーブされました。JALの機内食は品数も多く、味も日本人の好みに仕上がっていますが、2度とも深夜のお食事となりますので、少々重いかなとは思いました。
この日の羽田からドーハまでの所要時間は、予定より2時間ほど短い11時間10分でした。ちなみに、フライト時間は上空の風の影響を大きく受けるため、偏西風の影響が少ない夏場だとおよそ10時間で到着する場合もあります。
★カタール航空 羽田発のおすすめポイント2
JALの機材での運航となりますが、カタール航空として予約をした場合には、なんと!プレミアムエコノミーの座席も、エコノミークラスの料金で指定して座ることができます。知る人ぞ知る!大人気のシートとなりますので、ぜひプレミアムエコノミーの座席を事前指定されることをおすすめいたします。
エコノミークラスでも、他の航空会社に比べて広々としていますが、プレミアムエコノミーのお座席は、横7列となっていてさらに広々。これは、昔であればビジネスクラスに匹敵するほど。世界最高峰のシートとなっていて、世界No.1のプレミアムエコノミーシートとして表彰されております。
こちらがプレミアムエコノミーのお座席です。“コクーン(繭)型シェルシート”とも呼ばれているもので、前の席が倒れてこない仕様になっています。ですので、前の席が近づいてくることもなければ、後ろの方に気をつかうことなく、遠慮せずに、リクライニングを最大限倒すことができます。
※ご注意※
・プレミアムエコノミーに限らず、事前の座席指定はできない料金がございます。担当のコンサルタントには、“事前座席指定ができる予約方法で”と前もってお伝えくださいませ(その場合はお伝え済みの料金とは異なってくる場合がございます)。
・ご予約は、基本はご搭乗の1か月前からとなります。その時点にて全席予約が入ってしまっている場合にはお座りいただけません。
◆ドーハでの乗り換え
ドーハに無事に到着したあとは、次のフライトへの乗り換えです。遅延もなく、実にスムーズに乗り換えをすることができました。通常でしたら、日本出発時に、ドーハから先の搭乗券も入手できていますので、トランジットカウンターへの立ち寄りも不要です。
手荷物チェックでは、液体物(香水、お酒も)は没収されますので、免税店や機内での購入は避けてください。
空港では、次のフライトの搭乗ゲートを何度も確認し、巨大空港を端から端まで見学してまわっておりました。ワーキングエリアも充実。ターミナル内は、どこでも無料Wi-Fiが飛び交っています。
◆ドーハからカサブランカへ
≪利用したフライト:QR1397便 定刻 ドーハ08:15発→カサブランカ14:30着(所要時間:8時間15分)≫
*出発
空港を存分に楽しんだあと、カサブランカ行きの搭乗ゲート前までやってきましたが、飛行機まではバスでの移動となりました。ドーハ空港も混雑する空港のひとつです。搭乗橋が足りずに、今回のように、機内へはバスでの移動となったり、滑走路が空くのを待っているために離発着に時間がかかったりと、何かと遅延しそうな原因が詰まっています。
それでも、カタール航空の遅延率は、他の航空会社に比べて非常に少ないことで知られております。それも、カタール航空の魅力のひとつかと思います。自分たちのせいで、フライトを遅延させることがないように、早めに早めにゲートへは到着していましょう。
*機内にて
このフライトは、ずっと明るい中でのフライトとなりましたが、フライト中は、すべての窓が閉められ、ずっと暗い機内でのフライトとなりました(窓からの景色を見ながら過ごしたかったなぁ~)。
機内食は、離陸から2時間後ほどに。それから、到着2時間前ほどにスナックが提供されました。
7時間が過ぎたころ、モロッコの大地が見えてきました。
★カタール航空のおすすめポイント3
この区間はカタール航空での運航便です。ここで、カタール航空がおすすめできる理由の紹介をさせていただきます。まず、中長距離区間の場合には、エコノミークラスでもアメニティグッズの提供があります。歯ブラシやアイマスク、耳栓が無料で用意されています。
また、個人モニターで見られるエンターテインメントは、日本が含まれない今回のような路線であっても、日本語の選択が可能で、日本語プログラムは日本路線同様に充実しています。
さらに、機内Wi-Fiがお得なのも魅力です。カタール航空のマイレージプログラムに加入をしていれば、1時間無料で利用することができますが、それを超えた場合でも、フライト中ずっと10USドルで利用することができます。これ、他の航空会社と比較しても格安な設定となっています。
それから、機内での楽しみのひとつの機内食。あいにく機内では、メニュー表の用意はされてはいませんが、路線ごとに、アプリ内にて事前に確認することが可能です。事前に確認をしていれば、クルーの案内が聞き取れなかった場合でも、好みの食事を頼むことができますよね。
カタール航空の素晴らしいサービスをもうひとつ。スマホやパソコンを、機内モニターとUSB(タイプA)にて接続することができます。これで、旅行中に撮った写真などを、機内モニターで拡大して見ることもできますし、スマホにダウンロードしておいた動画なんかも、大きく見ることができます。
また、自分のスマートフォンやヘッドフォンを、機内エンターテインメントシステムと同期させ、自前のデバイスで楽しむこともできます。なお、サービスは機材によって異なってまいりますので、詳細はカタール航空公式サイトにてご確認いただければ幸いです。
◆カサブランカ(モロッコ)到着
カタール航空の機内を楽しみながら、予定より早くカサブランカ空港へと到着いたしました。この日の実際の所要時間は、7時間30分でした。
そのまま入国審査へと向かいましたが、入国審査の行列に30分以上は並んでいたでしょうか。大行列!という印象はなかったのですが、ひとりひとりの審査に時間がかかっていたようです。ただ、私自身の入国審査はいたって簡単でした。入国カードや必要な提示物はまったくなく、パスポートを提示するだけで質問もなく、無事に入国となりました。
*預け荷物をピックアップしたあと注意点
入国後は預け荷物をピックアップ。いよいよ、モロッコ周遊研修へと向かうのでありました。が、ここでひとつ、注意点がございます。
荷物をピックアップした時点で、私はいつも通り、荷物タグやバーコードは、スーツケースからすべてはがして捨てておりました。その後、空港を出る前にも荷物のX線検査があり、その手前で、荷物タグ記載の名前とパスポートとを照らし合わせるスタッフがおりました。捨ててしまっているので、荷物にはタグなどなく、「捨ててしまったから付いてはいません」、「どこに?」、「あっちのごみ箱に…」 そんなやりとりが少し面倒でした。その後、無事に通してはいただけました。
このような行程にて、日本からモロッコへと移動してまいりました。少しでも皆様の参考になりましたら幸いです。
※羽田~ドバイ線のJALとの共同運航便は、2025年3月までとなり、それ以降はまだ未定となっています(2024年10月現在)。
※今回紹介しました、ドーハ~カサブランカ間のフライトは、エアバスA350-900型機での運航となります。ほかの機材での運航路線の場合には、今回ご紹介しましたサービスの一部はお受けいただけません。ご予約の際には、利用機材など、お確かめの上でご準備くださいませ。
トラベルコンサルタント 阿部 正寿
今回は、日本からモロッコまでの入国の流れと、カタール航空のおすすめポイントもあわせて紹介させていただきました。ぜひ皆様も、世界でわずかに10社ほどしかない5つ星認定の航空会社である、カタール航空の空の旅を十分にお楽しみいただければと思います。
モロッコ旅行をお考えの方、そしてカタール航空にご興味が沸いた方、お気軽にティースタイルまでお問い合わせくださいませ。 飛行機好きな方のお問い合わせをお待ちしております。
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