Mexican Plateau TOPICメキシコ中央高原(メキシコシティ周辺) トピックス
メキシコシティから足を延ばして! メキシコ中央高原のコロニアル都市へ
古くから文明が栄え、数々の古代遺跡が残るメキシコ中央高原一帯。16世紀以降にはスペインに征服され、各地に植民都市が建造されました。今も荘厳なカテドラルや区画整備された街並みが往時の面影を伝えています。
メキシコ中央高原の中心に位置する首都メキシコシティから足を延ばして、周辺の魅力的なコロニアル都市を訪ねてみませんか?
ここではその一部をご紹介します。
メキシコ中央高原のコロニアル都市へ!
クエルナバカ(Cuernavaca)
メキシコシティから南へ約75km。
モレーロス州の州都。平均気温20℃ということから「常春の街」として知られ、メキシコシティの富裕層の別荘地となっています。
アステカ帝国を征服したコルテスが館を構えるなど、スペインの植民都市として発展してきました。あまり大きくない歴史地区には、州庁舎やアルマス広場(ソカロ)、コルテスの命で建てられたカテドラル、現在は博物館となっているコルテス宮殿などが見られます。
また郊外には、紀元前2000年頃まで遡るトラウカイ族の「テオバンソルコ遺跡」もあります。
(アクセス)
メキシコシティからバスで約1~1.5時間。
タスコ(Taxco)
メキシコシティから南西へ約170km。
スペイン人による銀の発掘で栄えた高原の街。18世紀にシルバー・ラッシュが始まると街の規模は大きくなり、教会や庭園などが建てられました。銀鉱脈が枯れた現在は、コロニアル調の静かな白い街として観光客に人気となっています。
ソカロ(広場)周辺には、銀の富で建てられた豪華な「サンタプリスカ教区教会」やタスコの銀鉱王ボルダ一族が暮らした「ボルダの家」など見どころが多く集まります。
ソカロ周辺やソカロとサンフアン広場を繋ぐクアウテモック通りには、レストランやカフェ、銀細工のお店などが軒を並べ、散策するのにぴったりです。
(アクセス)
メキシコシティからバスで約3時間。
トルカ(Toluca)
メキシコシティから西へ約66km。
メキシコ州の州都で、メキシコで最も高地にあるコロニアル都市。アステカ時代から重要な商都として栄え、今もメキシコ第5の都市です。街の南西には、標高約4,600mのトルカ山(ネバド・デ・トルカ)がそびえ、頂きに雪をかぶった姿を一望します。
トルカの中心ソカロ周辺には、カテドラルや州庁舎、公園などが集まっています。
また郊外にはこの地のマトラツィン族によって造られた神殿「カリストラワカ遺跡」や都市遺跡の「テオテナンゴ遺跡」などが残っています。
(アクセス)
メキシコシティからバスで約1時間。
プエブラ(Puebla)
メキシコシティから東へ約120km。
プエブラ州の州都で、交通の要衝として発展してきた大都市です。植民地時代に造られた旧市街は、近郊にある「チョルーラの古代遺跡」とともに世界遺産に登録されています。
碁盤目状に整然と区画された街の中心にはソカロ(アルマス広場)があり、周辺にはふたつの鐘楼をもつ荘厳な「カテドラル」、黄金や宝石で飾られた「サントドミンゴ教会」など見どころが集中しています。
(アクセス)
メキシコシティからバスで約2~2.5時間。
2021.09.30 updated
※上記掲載内容は予告なく変更される場合がございます。あらかじめご了承いただけますようお願いいたします。