Veneziaベネチア

サンマルコ寺院 Basilica di San Marco（イタリア・ベネチア）

ベネチアで最も有名な大聖堂

「サンマルコ寺院 Basilica di San Marco」は、ベネチアの守護聖人である新約聖書の福音書の記者、マルコを祀っています。元々はベネチア共和国総督個人の礼拝堂でしたが、今は市が所有しています。1807年にベネチアを占領したナポレオンにより大司教座が設置され、サンマルコ寺院は司教が座る場所という意味を持つ「司教座聖堂」といわれる最も格式の高い教会となりましたが、現在も歴史上の呼称に合わせ“大聖堂”ではなくサンマルコ“寺院”と呼ばれています。

東ローマ帝国の首都、コンスタンティノープル（イスタンブール）にあった十二使徒聖堂がモデルといわれており、5つのドームが特徴的なビザンティン様式の建築物です。内部の壁や天井には輝かしく色鮮やかな金箔やモザイク装飾が施され、数千個もの宝石がちりばめられた黄金の祭壇画「パラ・ドーロ」は当時の栄華を物語ります。

元来寺院内はキリスト教徒の聖域です。タンクトップ、半ズボン、サンダルなど露出の多い服装では入場できません。寺院内の写真撮影も禁止されています。また、大きな荷物は持ち込めませんので、寺院の外にある荷物の預かり所に預けてください。

ベネチアのシンボルであるサンマルコ寺院は、とても人気の観光スポットです。それにくわえて寺院内は一部有料ゾーンはありますが入場無料のため、行列ができる観光スポットとしても知られています。しかし、混雑する4月～10月前後のみ、有料（3ユーロ）で公式サイトから入場予約も事前にできます。効率よく観光されたい方は、事前予約をおすすめします。

サンマルコ寺院公式HP

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※写真はイメージです。