YOGYAKARTA REPORTジョグジャカルタ 視察ブログ
【ホテルレポート】アマンジウォ(インドネシア・ジョグジャカルタ/2024年12月視察④)
トラベルコンサルタントの石田です。世界中にラグジュアリーリゾートを展開するアマンが、1997年にインドネシアのジャワ島に開業した「アマンジウォ AMANJIWO」の視察をさせていただきました。アマンジウォは、ジャワ島の東部、ジョグジャカルタ郊外にあります。
インドネシアで最も人気の観光地であるバリ島は、ヒンドゥー教の島ですが、アマンジウォのあるジャワ島は、イスラム教が中心となっています。そのため、リゾートの周辺には、イスラム教のモスクがあり、1日5回、コーランが流れてきます。気になるほどの音ではなく、BGMの様に気がついたら流れているのですが、日本とは違った非日常を感じられる瞬間でした。
ジョグジャカルタ空港の到着ゲートを出たところで、アマンジウォのスタッフが、ボードを持ってお出迎えしてくれました。専用車内では、無料のWi-Fiサービスがあり、いろいろなコンテンツにつなぐこともできます。
ジョグジャカルタ空港から車で約90分、世界遺産のボロブドゥール遺跡近くにあるこのリゾートからは、まっすぐ正面にボロブドゥールを望むことができます。リゾート自体もボロブドゥール遺跡をオマージュした設計で、重厚感のある造りが印象的でした。
ロビーを中心に、左右対称のデザインで、優しいクリーム色をした外壁は、宮殿のような堂々とした存在感があります。ロビーの真っ直ぐ正面の先に、ボロブドゥール遺跡があります。
◆お部屋のご紹介
アマンジウォのお部屋は「ガーデンスイート」、「ガーデンプールスイート」、「ボロブドゥールスイート」、「ボロブドゥールプールスイート」の4タイプと、2ベッドルームある「ダレムジウォスイート」になります。
ガーデンスイート、ガーデンプールスイートは、緑に囲まれたガーデンビューのお部屋。ボロブドゥールスイート、ボロブドゥールプールスイートは、お部屋のテラスから遠くにボロブドゥール遺跡を望むお部屋になります。これら4タイプのお部屋の造りはすべて同じで、テラスにプールがあるか、ないかのみの違いになります。
*ガーデンプールスイート
私が滞在させていただいた「ガーデンプールスイート」をご紹介します。白とライトブランの優しい色味のインテリアで、落ち着いた時間を過ごせました。
こちらは、ボロブドゥール遺跡が見えるお部屋の、プールサイドにあるガゼボからの眺めです。
◆レストランのご紹介
*ザ レストラン&プールテラス
施設内にはレストランが2軒あります。
メインの「ザ レストラン」では、ジャワ料理やインターナショナル料理を提供しています。私は、バリ島に滞在したのちにアマンジウォへ移動したため、バリ料理とジャワ料理の違いを楽しむことができました。ジャワ料理はココナッツミルクなどを使い、甘辛い味付けが特徴的です。
*ザ プールテラス
もう1軒、こちらのプールサイドにあるカジュアルなレストラン「ザ プールテラス」です。
こちらのプールテラスでは、地中海料理を提供しています。営業時間は07:00~18:00までの営業です(2024年12月時点)。また、ザ レストランのメニューから注文も可能です。
*ラーマヤナ舞踊劇を観劇しながら伝統料理を
滞在中は、プールサイドにてインドネシア伝統的な舞踊であるラーマヤナ舞踊劇を観劇しながら伝統料理をいただくという、貴重な経験をさせていただきました。
食事は、ジャワの伝統料理を、一品ずつひとつのお皿に盛り付けていってくれる、ワンプレートスタイルでいただきました。ラーマヤナ舞踊劇は、ストーリーを事前に教えていただいたので、悪役の表情やお姫様の仕草などと照らし合わせて見ることができ、とても楽しく観劇させていただきました。演者の方たちは、地元のプロの方とのことで、衣装やメイクは、細部にまでこだわっていました。
◆施設のご紹介
リゾート内は、ジム、ライブラリー、ブティック、キッズクラブといった施設も充実しており、長期での滞在にも向いています。電動自転車の貸出も行っており、リゾート外への散策も可能です。電動自転車と普通の自転車がありますが、リゾートのまわりは坂が多いので、電動がおすすめです!
◆イベントのご紹介
滞在中は、不定期でいろいろな「イベント」が開催されています。私が滞在中には、「陶器作り」と、インドネシアの伝統的なろうけつ染めの「バティックペインティング体験」をしていました。滞在中に作った作品は、出発時に渡してくれます。想像以上のでき上がりに、旅の思い出が増えてとてもうれしかったです。
おすすめのイベントなので、滞在中に開催されている場合は、ぜひご参加ください♪
*陶器作り
「陶器作り」は、手動のロクロを、スタッフの方が巧みな手さばきでサポートしてくれます。
*バティックペインティング体験
ろうけつ染めの「バティックペインティング体験」は、伝統的な手法で、蝋を使って絵を描いていきます。下書きがあるので、絵心がなくても安心です(笑)
◆アクティビティのご紹介
*ボロブドゥール遺跡への訪問
アマンジウォ滞在中に絶対に欠かせない「ボロブドゥール遺跡への訪問」も、アマンジウォが、送迎からガイドさんまですべて手配してくれます。日本語のガイドを手配してもらえるため、ボロブドゥール遺跡のレリーフの意味などを詳しく知ることができ、遺跡への理解が深まりました。
以前は、ボロブドゥール遺跡への入場制限はありませんでしたが、あまりの人気に、重みでなんと遺跡が傾いて来てしまったそうで…現在は1日の入場者数を最大1,200名までに制限しています。訪問をご希望の場合は、お早めにお知らせください。
*プロゴ川でのブレックファスト
もうひとつ、滞在中にぜひ体験していただきたいおすすめのアクティビティとして、「プロゴ川でのブレックファスト」があります。
まさに、アマンマジックにかかったような特別な空間が広がっており、プロゴ川を眺めながら、優雅でリラックスした朝のひとときを楽しむことができます。近くの民家では、整備されたお手洗いも借りることができるので安心です。お弁当の提供もあり、ローカルセットとウェスタンセットの2種類、用意されています。
パラソルの下にはクッションなどで心地の良い空間が用意されています。
トラベルコンサルタント 石田 麻希子
アマンジウォは、白亜の宮殿のような建物から見るボロブドゥール遺跡と、青々と茂った木々の緑に、アマンならではの最高のおもてなしが相まって、最高の滞在を送ることができます。敷地内は、多少階段が多くなっていますが、足の悪い方などへは、段差の少ないお部屋を用意していただけますのでご相談ください。シンメトリー(左右対称)にデザインされた宮殿のような敷地内を、マンゴーの木で覆われた通路を、迷路のように迷いつつ、遠くに見えるボロブドゥールを目印に散策していると、タイムスリップしたような不思議な感覚になりました。部屋に戻れば、設備の整った居心地の良い空間があり、すれ違うスタッフは、最高の笑顔で挨拶をしてくれます。最高のアマンマジックを経験できる、素晴らしいリゾートでした。
インドネシア旅行のご計画は、ぜひティースタイルにご相談ください。
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