Berlin REVIEWベルリン お客様の声
【お客様の声】鉄道で巡るデンマーク・ドイツ・フランス周遊 9日間の旅
ご旅行先:ドイツ・デンマーク・フランス
(2016.8.10)滋賀県 F様ご夫妻
今回は、北ドイツをメインにデンマーク、フランス(アルザス地方)もまわり、盛り沢山の旅でした。
私は熱心な鉄道ファンではありませんが、鉄道には多少興味があります。今回の旅は、渡り鳥ライン、SLモリー、シティナイトライン(寝台列車)、フランスのTGV(高速列車)、ハンブルクの鉄道模型テーマ―パークと充実した鉄道旅行でした。
☆★こだわりポイント★☆
◆KLMオランダ航空 ビジネスクラス利用
◆渡り鳥ライン(※1)を利用したい
◆SLモリー(蒸気機関車)、シティナイトライン(寝台電車)、TGV(高速列車)など魅力的な移動手段で周遊したい
◆一部区間はレンタカーで移動をしたい
(※1)デンマークのコペンハーゲンとドイツのハンブルクを結ぶ鉄道ルート。海峡を渡る途中に、乗車したまま列車ごとフェリーに乗り込むのが特徴です。
フランスのアルザス地方では、花に飾られた綺麗な家並みを楽しむ花の旅でもありました。
リューベック名物のお菓子(マジパン)や変わったワイン(ロートシュポン)など各国で美味しい料理も食べられ、グルメ旅行としても満足でした。
ベルリンでは、ドイツの負の歴史、分断の悲劇、再統一に至る近代の歴史を知る旅でもありました。またベルリンのナイトライフを楽しみ、新しい文化の息吹を感じました。
今回も私の趣味で企画し手配をお願いしたもので、盛り沢山でちょっとハードだったかもしれませんがご紹介していきます。
1日目
関空からオランダのアムステルダム経由で、デンマークのコペンハーゲンに到着。
まず空港駅でコペンハーゲン・カードを購入。これでコペンハーゲン市内までのエストー(近郊列車)に乗れます。空港の地下駅から列車に乗り、約15分で中央駅に到着しました。真夏というのに寒いのでコートを着ている人も多い!歩いて5分ほどでホテルに着きました。
ホテルの近くの夜遅くまで開いているチボリ公園に行ってみました。コペンハーゲン・カードで入場できます。公園内にはいくつもレストランがあって、仕事帰りの人や家族も食事しています。さすがに北欧でもホテルに戻る10時頃には辺りは暗くなっていました。
2日目
早朝からコペンハーゲン市内観光です。エストーに乗り、世界三大がっかり名所の一つと言われる人魚姫の像を目指します。朝早いためか、観光客が少なくゆったりと写真撮影できました。今度は水上バスに乗船し、カラフルな建物がぎっしりと建ち並ぶニューハウンに到着。開いているカフェを見つけ朝食を頂きました。また、ローセンボー離宮の王冠や宝石のコレクションは豪華で凄かった。
2日目もチボリ公園へ。園内のレストランで昼食後、ICE(高速列車)に乗ります。
ドイツのハンブルクとデンマークの首都コペンハーゲンを結ぶ国際路線。4つの島を渡って行くので渡り鳥ラインとの愛称があります。一部国境の島間はフェリーで結ばれています 。ここから列車はこのまま乗客ごとフェリーに積み込まれます。車も乗って来ます。列車は北ドイツの都市リューベックに到着しました。(この列車はハンブルクまで行きます。)
リューベックは、バルト海に面した北ドイツの代表都市です。旧市街全体が世界遺産で、運河が周囲に掘り巡らされています。歩いて運河に架かる橋を渡り旧市街に向かいます。有名な歴史のあるレストラン「シッファーゲゼルシャフト(船員組合の家)」にやって来ました。
16世紀当時のインテリアで飾られた博物館のような店内で、美味しい魚料理を食べました。
3日目
昼過ぎまでリューベック観光をしました。ゴシック様式のマリエン教会の上部にはパイプオルガンが見えます。かつてこの教会のオルガニストだったブクステフーデのレッスンを受けるために、音楽家バッハがここに400kmの道を歩いて通いつめたそうです。戦争で落ちて壊れた鐘が、今も戦争の悲惨さを伝えるために、この状態で残されています。
市庁舎前にある1806年創業の「ニーダーエッガー」の本店へ行きました。
リューベック名物マジパン(マルチパン)の専門店で、1階は広いマジパンの売り場、2階にはカフェがあります。その後、RE(快速列車)でリューベック中央駅を出発、ハンブルク中央駅に到着です。
ガイドブックに載っていたヘア・マックスというカフェに行ってみました。美味しいケーキに満足して、Uバーンと呼ばれる地下鉄で次の目的地「倉庫街」へ。倉庫街の一部は現在では博物館やレストラン、カフェなどに改装されています。
さて次は私が是非とも行きたかった倉庫内にある「ミニチュア・ワンダー・ランド」です。夏は特に大変混み会うとの情報でネット予約しておきました。ハンブルクでは人気の鉄道ジオラマで世界一の規模です。私達は4時間を過ごしましたが、すべては見きれませんでした。
このあと近くの倉庫を改装したレストランで夕食を済ませ、タクシーでホテルへ帰りました。
4日目
早朝駅に向かうと予定していた列車が無く、なんと土日は9時からオープンという掲示。仕方なくまず目的方向の列車に乗り、とても親切な車掌さんから乗継方法を聞いたところ、ローカル列車を4本乗り継ぎと判明!覚え切れないので乗り換え方法の画面を次々と撮影させてもらい、乗り換えが確実に把握でき大変助かりました。
目的地はドイツ東北部のバルト海岸に近い保養地「バート・ドーベラン」幸いに予定していた10時半ごろに到着。バート・ドーベランとキュールングスボルンの間を走るモリー狭軌(きょうき)鉄道では、SLがカンカンと鐘を鳴らしながらゆっくり走ります。ここで可愛いSLに乗り4時間ほど過ごしました。バート・ドーベランを出発、ロストックで乗り換えてRE(快速列車)でベルリン中央駅に3時間ほどかかり宿泊のホテルに夕方無事到着。ホテル内のドイツ料理レストランで夕食。ホテルもレストランも最高でした。
5日目
ホテルチェックアウト後、ハッケシャー・マルクト駅(ベルリンの駅)へ行き、「ベルリンの歴史ツアー」に参加しました。
ガイドは英語ですが、ベルリンの歴史が分かり某口コミサイトでは一番人気です。このツアーはベルリンのミッテ中心部の博物館島、ベルリンの壁のあったところなどを回り、3時間(実際は4時間)ほどでブランデンブルグ門の近くにて解散です。解散後、統一前の東ドイツの生活が展示されているDDR博物館に行ったりベルリン観光を満喫しました。
夕方からは「カメレオン ヴァリエテ」と言う小さな劇場でアクロバットショー。軽食を席で注文できます。ショーを見終えた後は、ベルリン中央駅でシティナイトラインに乗ります。長年乗ってみたいと思っていた夜行寝台列車ですが、ヨーロッパでも高速鉄道の普及が進み、夜行列車は減ってきているそうです。洗面台、トイレ、シャワー付きです。
6日目
バーゼル(スイスの都市)に着いたらハーツでレンタカーを借りて、すぐにそのまま国境を通過しフランスに入りました。カーナビ付きでなくスマートフォンのオフ・ライン型のナビゲーション・アプリを使用。使い勝手が分かっているので、スムーズに走れました!
1日で約160㎞の道のりをドライブして回るのは、アルザス地方のエギスハイム(フランスの最も美しい村に指定されている)、コルマール、リクヴィール、リボヴィレ、ユナヴィル、ケゼルスベール、最後にストラスブールに到着です。どこも花に飾られた美しい木組みの家が印象的な所でした。たくさんの綺麗な写真をとることが出来ました。
無事にアルザス地方の中心地ストラスブールに到着、レンタカーを返却し、ホテルにチェックイン。近くのレストランで遅い夕食でこの日は終了。
7~9日目
アルザス最後の日。タクシーでストラスブール大聖堂まで行き、その後運河クルーズ(1時間15分)に乗船することになりました。クルーズを終え写真スポット「ラ プティット フランス」へ。
午後、TGV(高速列車)に乗り直行でフランクフルト中央駅に到着しました。
高級ホテル「シュタイゲンバーガー フランクフルター ホフ」に歩いて到着。ホテルから近いので歩いてレーマー広場と大聖堂を訪れました。大聖堂そばの1704年創業の老舗レストラン「Zum Storch am Dom」へ。ガイドブックの勧めに従ってドイツ料理各種が味わえるフランクフルト・プレートを注文し、ビールで乾杯!現地最終日の夜を楽しみました。
翌日、フランクフルト空港よりアムステルダムを経由し、関空行きに乗り継ぎで無事帰国しました。
スケジュール
日程 | 内容 | 滞在地 / ホテル |
---|---|---|
1日目 |
***デンマーク*** |
コペンハーゲン / アブサロン ホテル |
2日目 |
***ドイツへ*** |
リューベック / ホリディ イン リューベック |
3日目 |
ハンブルク / NH コレクション ハンブルク シティ |
|
4日目 |
ベルリン / ホテル アム シュタインプラッツ オートグラフ コレクション |
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5日目 |
車中泊 |
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6日目 |
***スイスからフランスへ*** |
ストラスブール / ベストウェスタン プラス モノポール メトロポール |
7日目 |
***再びドイツへ*** |
フランクフルト / シュタイゲンベルガーフランクフルター ホフ |
8日目 |
機中泊 |
|
9日目 |
ティースタイルより
F様
いつもご利用いただきありがとうございます。
たくさんのご感想とステキなお写真をありがとうございました。
毎回ご希望日程を詳細にお知らせくださるので、スムーズに手配をすすめることができます。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
ティースタイル
大槻 晋介