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ホテルスタッフインタビューVol.5/ル ムーリス(フランス)の大岡 陽子さん

ティースタイルがおすすめするホテルのスタッフにお話を伺う連載の第5弾です。

今回はフランス・パリの「ル・ムーリス」の大岡 陽子さんにご登場いただきます。ル・ムーリスは、フランス独自の格付け最高位にあたる“パラス(Palace)”の称号を冠した老舗ホテル。長い歴史を有し、各界の著名人を顧客にもつ、パリを代表するホテルのひとつです。

Qプロフィールを教えてください。

ル・ムーリス 大岡 陽子さん

神戸生まれ 。幼少期の7年間をパリで過ごしたのち帰国。関西学院大学フランス文学科卒業後、パリ政治学院(シアンス・ポ)で広報学の修士号を取得。バカラ、ルイ・ヴィトン、ルイ・ロデレールといったラグジュアリーブランドで経験を積み、2009年にパリの老舗高級ホテル、ル・ムーリス(Le Meurice)に入社。総支配人秘書、セールスを経て、現在はコミュニケーション・マネージャーとして、ホテルのPRとブランディングを担当しています。

神戸生まれ 。幼少期の7年間をパリで過ごしたのち帰国。関西学院大学フランス文学科卒業後、パリ政治学院(シアンス・ポ)で広報学の修士号を取得。バカラ、ルイ・ヴィトン、ルイ・ロデレールといったラグジュアリーブランドで経験を積み、2009年にパリの老舗高級ホテル、ル・ムーリス(Le Meurice)に入社。総支配人秘書、セールスを経て、現在はコミュニケーション・マネージャーとして、ホテルのPRとブランディングを担当しています。

AInstagram @mademoiselleyoko
Marie-Claire Style オフィシャルコラムニスト「リュックスなパリ時間

Qル・ムーリスは、どんなホテルですか?

A1835年創業のホテル、ル・ムーリスは、パリ1区のチュイルリー公園前に位置し、ヴァンドーム広場やオペラ座、ルーヴル美術館まで徒歩圏内です。その180年の歴史の中で、王族や文豪、芸術家を多く迎えてきました。ナポレオン3世が訪れ、ココ・シャネルがパーティーを主催し、パブロ・ピカソが結婚披露宴を開催した場所でもあります。多くの逸話を残したゲストは、画家のサルヴァドール・ダリ。30年間、毎年12月に1か月間滞在しては、数々の伝説を残したと記録が残っています。そんな歴史あるル・ムーリスも、デザイン界の巨匠フィリップ・スタルクの手によって、伝統美を保ちながらもモダンさを融合させた、芸術品のようなホテルに生まれ変わりました。160室の客室を誇り、巨匠アラン・デュカスのレストラン、シックなビストロ・ダリ、伝統的なバー228はパリジャンの集いの場となっています。建築、インテリアデザイン、フランス料理や現代アート。ル・ムーリスはまさに今のフランス・パリ文化を発信し続けています。

Qパリでのおすすめの過ごし方を教えてください。

Aパリは季節によってさまざまな過ごし方を楽しめる街です。ル・ムーリスではそんなパリのカレンダーに合わせて、お客様のご滞在をキュレートしています。パラスホテルの特徴のひとつは、コンシエルジュとゲストリレーションズの情報とサービス力です。パリで開催されている展覧会や、催しもの、ブランドの工房など特別な場所にご案内することもできます。有名な画廊へ特別にご案内したり、アーティストのアトリエにご招待したり、歴史あるパラスホテルだからこそ可能なサービスにはリミットがありません。お天気や距離感、パリを知り尽くしたエキスパートをぜひ頼ってください。それにル・ムーリスには日本人コンシエルジュの木村大介がいます。コンシエルジュ協会のクレ・ドールでも活躍している日仏英堪能な彼はどんなリクエストにもお答えします!

Qパリのおすすめの観光スポットやアクティビティはありますか?

A主要観光地巡り以上に、それぞれの地区をぜひ楽しんで頂きたいです。

パリ6区のサンジェルマンデプレ地区なら、パリ最古サンジェルマンデプレ教会の星の天井画を愛でて、お隣カフェ・ド・フロールで朝食を。画家ドラクロワの邸宅美術館に訪れた後はサンシュルピス教会の彼の壁画を観に行って、小道に並ぶ画廊やアンティーク家具のお店を覗いてみてください。

パリ6区のサンジェルマンデプレ地区なら、パリ最古サンジェルマンデプレ教会の星の天井画を愛でて、お隣カフェ・ド・フロールで朝食を。画家ドラクロワの邸宅美術館に訪れた後はサンシュルピス教会の彼の壁画を観に行って、小道に並ぶ画廊やアンティーク家具のお店を覗いてみてください。

リュクサンブール公園も散歩する価値のある美しい場所です。お子様がご一緒だと、池でボートを浮かばせ、ポニーにも乗れます。近くの人気パン屋のポワラーヌで素朴なクッキーを味わって、有名絵本屋シャントリーヴルではお気に入りの絵本が必ず見つかるはずです。

リュクサンブール公園も散歩する価値のある美しい場所です。お子様がご一緒だと、池でボートを浮かばせ、ポニーにも乗れます。近くの人気パン屋のポワラーヌで素朴なクッキーを味わって、有名絵本屋シャントリーヴルではお気に入りの絵本が必ず見つかるはずです。

テーマを設けて一日の予定を立てるのも素敵です。

美術に興味がある方なら、隠れた小さな美術館巡りがおすすめ。ギュスタヴ・モロー美術館、ロマンティシズム美術館に、マイヨール美術館 。まるで絵画に飛び込むような素敵な経験なら、オランジュリー美術館でモネの睡蓮を鑑賞してから、車でジヴェルニーに訪れてください。現代アートが好きな方は、ルイ・ヴィトン財団やパレ・ド・トーキョー、ポンピドゥーセンターのブティックでアート本をチェックしてから、マレ地区の人気アートギャラリーで新進気鋭のアーティストの作品を鑑賞しては?また、パリは最近職人ブームなので、職人ブランドを巡るのも楽しいです。11区バスティーユにある壁紙職人アントワネット・ポワソンのアトリエ見学や、7区の扇子屋デュヴェルロワでデザイン性の高いお気に入りの扇子を探してみてください。日本でも人気のセラミック、アスティエ・ド・ヴィラットはまるで宝探しのようなお店です!

美術に興味がある方なら、隠れた小さな美術館巡りがおすすめ。ギュスタヴ・モロー美術館、ロマンティシズム美術館に、マイヨール美術館 。まるで絵画に飛び込むような素敵な経験なら、オランジュリー美術館でモネの睡蓮を鑑賞してから、車でジヴェルニーに訪れてください。現代アートが好きな方は、ルイ・ヴィトン財団やパレ・ド・トーキョー、ポンピドゥーセンターのブティックでアート本をチェックしてから、マレ地区の人気アートギャラリーで新進気鋭のアーティストの作品を鑑賞しては?

また、パリは最近職人ブームなので、職人ブランドを巡るのも楽しいです。11区バスティーユにある壁紙職人アントワネット・ポワソンのアトリエ見学や、7区の扇子屋デュヴェルロワでデザイン性の高いお気に入りの扇子を探してみてください。日本でも人気のセラミック、アスティエ・ド・ヴィラットはまるで宝探しのようなお店です!

夜はお洒落をしてレストランへ出掛けても良いし、ホテルのバーでアペリティフを楽しんでから、オペラ座でバレエ鑑賞、もしくはシャンゼリゼ劇場のクラシックコンサートへ。
パリは必ず自分の「好き」に出逢える街です。

Qパリのおすすめレストランを教えてください。

Aおすすめはもちろんル・ムーリス内のレストランです。
ル・ムーリス アラン・デュカスでは、就任したばかりの31歳の料理長アモリー・ブウールが腕を振るっています。伝統的なフレンチを踏襲しながらも、時代の流れと持続可能性を意識し、食材の95%以上はフランス産を利用しています。地元の生産者を応援することと物流ルートを短くすることによって素材の「本質」をテーマにしたフランス料理をご提供しています。もう一つは、ホテルのカジュアルダイニング ル・ダリ。ここはカフェ・ソサエティのような社交場で、オールデイダイニングです。また、世界一のパティスリーを堪能するなら、ル・ムーリスのシェフ・パティシエのセドリック・グロレの「フルーツ」シリーズを是非味わってください。ル・ダリでのアフタヌーンティー、もしくはブティックでテイクアウトもして頂けます。

Q最後に、ティースタイルのお客様にコメントをお願いします。

A世界の誰もが惹かれる街パリの魅力は尽きません。主要観光地と同じように、パラスホテルも、パリ市の歴史の一部であり、現在のパリ文化を発信する場所の一つです。宿泊をされなくとも、朝食やランチ、アフタヌーンティーやバーに訪れて頂くことで、そのホテルにしかない香りや音を五感で楽しんでいただけます。ル・ムーリスは、まるで命を吹き込んだひとつの作品のように、フランスを代表する職人技を駆使し、細部にまでデザイン性にこだわったホテルです。ここに通った多くの王侯貴族や芸術家の魂を肌で感じに、ぜひ遊びにいらしてください!


大岡さん、たくさんの情報をありがとうございました。

みなさま、ル・ムーリスはいかがでしたでしょうか。パリへご旅行の際は、ぜひご宿泊やお食事に訪れてみてください。

フランス旅行についてはティースタイルにお気軽にお問い合わせください。

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2020.10.28 updated