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コンコルド広場 Place de la Concorde(フランス・パリ)

パリ最大の広場「コンコルド広場 Place de la Concorde」は、東西南北の通りが広場で交わる、パリの中心となるような広場です。コンコルド広場の中央には、1825年当時のエジプト国王ムハンマド・アリから寄贈されたパリで一番古いモニュメント「オベリスク(石造の記念碑)」があります。広場にある「川の噴水」と「海の噴水」というふたつの大きな噴水も有名です。

当初はルイ15世の命で作られ「ルイ15世広場」と呼ばれていましたが、フランス革命が終わった1795年に現在の「コンコルド広場」という名になりました。フランス革命中はコンコルド広場は処刑を行う刑場であり、有名なルイ16世やマリー・アントワネットもここで処刑された悲しい歴史があります。コンコルドとは「調和」という意味で、多くの国民が敵対しあった過去を忘れて、和解を願う思いが込められています。

地下鉄コンコルド駅を出ると、すぐそこがコンコルド広場です。シャンゼリゼ大通りと凱旋門は、コンコルド広場から西側に伸びているので、観光の起点にもなります。周囲には美術館や観光スポットが多くただ通り過ぎてしまいがちな人が多いようですが、その静かな佇まいや歴史をぜひ立ち止まって感じてみてください。交通量は割と多いので、オベリスクや噴水を近くで見に行く場合は少し注意が必要です。

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※写真はイメージです。