Nice REPORTニース 視察ブログ
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【視察レポート】 アート・観光・グルメを楽しむプライベートツアーでニースを周遊!(フランス/2023年12月視察②)
皆様こんにちは! ティースタイルのトラベルコンサルタント関です。2023年12月にカンヌで開かれた商談会の後、フランス最大のリゾート地であるニースに立ち寄りました。今回は、現地のツアー会社「Top Holiday France」のご案内で、専用車にてニース市内とその近郊を巡ってまいりました。天候に恵まれず雨天での観光となりましたが、雨の日でもお楽しみいただける観光コースとなっておりますので、皆様のご参考になればと思います。
◆ニースについて
ニースは、パリに次ぐ2番目の観光都市で、世界的に有名なリゾート地です。ヨーロッパのバケーションシーズンの6~9月には、国内外問わずたくさんの観光客が訪れ、美しいコバルトブルーの海が、訪れる観光客を魅了しております。
市内には、プロムナード デ ザングレと呼ばれる風光明媚な海岸沿いの大通り、歴史的な建物の残る旧市街エリア、シャガールやマティスなどニースにゆかりのある画家たちの美術館、少し足をのばすと、断崖絶壁にある鷲の巣村エズ、美しい村サン ポール ド ヴァンス、国際映画祭で有名なカンヌ、F1レースの舞台モナコなどへ、日帰りで訪れることもできます。
◆愛にあふれた幻想的でカラフルな世界「シャガール美術館」
「シャガール美術館」はロシア出身のユダヤ系の画家で、“色彩の魔術師”や“愛の画家”と呼ばれたマルク シャガールの美術館です。ユダヤ人として生まれ育ったバックボーンから、旧約聖書に基づく作品も多く、一途に敬愛した妻の存在もあり、愛にあふれた色彩豊かな幻想的な作品は、現在でも高い人気を誇っております。戦後はステンドグラス、タペストリー、舞台デザインなどの制作活動を行っておりました
◆「マティス美術館」でアンリ マティスの作品を鑑賞
「マティス美術館」では、アンリ マティスの生涯の作品の変遷を観ることができます。アンリ マティスは美術史において、ルネサンス期以降の伝統であった写実主義に対し、目に映る色ではなく、心が感じる色を表現したフォーヴィズム(野獣派)のリーダー的存在であり、後にシャガールと同様に“色彩の魔術師”と呼ばれる画家です。
マティスは、ポール セザンヌを代表とする後期印象派の影響を受け、自由な色彩の表現をすすめていきます。そして、さらに単純化が進み、大病を患ったこともあり、彼の代表的な作風である切り絵に到達していきます。
◆南仏にある鷲の巣村のひとつ「サン ポール ド ヴァンス」
ニース近郊の「サン ポール ド ヴァンス」は、たくさんの画家や詩人が魅了された、素朴で美しい村で、中には多くのギャラリーがあります。
比較的コンパクトな街並みの中には、現地の銘菓がそろうお土産屋さん、絵画、ファッションなどのショッピングもお楽しみいただけます。6~9月のヨーロッパのバケーションシーズンには、たくさんの観光客でにぎわうとのことでした。
見晴らしの良い位置にある墓地には、村の美しさに魅了され、20年もの間この村で暮らした、シャガールのお墓もあります。ユダヤ人ということもあり、お花ではなく小石が供えられていました。
◆アンティーブ岬に佇む「ピカソ美術館」
ピカソが、1946年から10か月間アトリエとして使った歴史ある建物で、現在は改装されて「ピカソ美術館」となっております。当時の愛人だったフランソワーズ ジローと過ごしており、ピカソとの子供を妊娠したことが、創作活動に大きな影響を与えたと言われております。世界大戦後の貧しい時代ということもあり、物がない時代で、キャンバスの代わりに破材、絵の具の代わりにペンキなどが用いられた、ピカソの生涯の制作活動の中で試作の場所ともいわれています。
今回は、Top Holiday Franceの長谷川さんに観光ガイドを担当いただきました。ニースや各観光スポットの歴史、グルメ、最新のニュースに至るまでのさまざまな情報をご案内いただきました。今回訪れた美術館では、作品ひとつひとつのバックボーンまでお教えいただき、美術史についての知識が浅い私でも、楽しむことができました。ぜひ、ガイド付きで観光されることをおすすめいたします。
◆おすすめのレストラン情報
*京都出身のご夫婦が営む人気フレンチビストロ「ロー ドゥ ヴィ」
新鮮な地元の食材をつかい、繊細な日本食のエッセンスが散りばめられた「ロー ドゥ ヴィ(L'Eau de vie)」のフランス料理は、観光客だけでなく、地元ニースのお客さんでにぎわっておりました。ホールでサービスを担当している奥様の、日本らしい温かい接客とシェフこだわりのお料理で、楽しいディナーとなりました。ニースにお越しのお客様に、ぜひぜひおすすめいたします。
ニース市内&近郊を巡るプライベートツアーはいかがでしたか? 冬場、オフシーズンでの滞在でしたが、また夏場のベストシーズンに戻ってきたいなと思える都市でした。南フランスに関するご旅行は、ぜひティースタイルまでご相談ください。