

Cote d'Azur TOPICコートダジュール トピックス
南仏・コートダジュール ~ニースを基点に色彩あふれるリゾート地を巡る~
温暖な気候に、美しい海岸線をもつコートダジュールは、地中海に面した高級リゾート地として知られた場所。「フレンチ・リヴィエラ」とも呼ばれています。その中心となるニースは、かつては素朴な漁港でしたが、19世紀初頭、イギリス人をはじめとした貴族たちの保養地として注目を集め、リゾート地として発展しました。今も海岸沿いの大通りは「プロムナード・デ・ザングレ(イギリス人の散歩道)」と呼ばれ、その名残が感じられます。
そしてコートダジュールの魅力は、海だけではありません。内陸に目を向けると、「鷲の巣村」と呼ばれる中世の村がいくつも点在しています。これらは敵の攻撃から逃れるため山の頂に造られたもので、卵や雛を守る鷲の巣にたとえてそう呼ばれました。小さな村の中を狭い路地が迷路のように続く、昔ながらの街並みを散策しましょう。
また陽の光が降り注ぎ、鮮やかな色彩にあふれることから、マティスやシャガール、ピカソなど多くの芸術家たちをも魅了してきました。この地で数多くの作品が生まれ、彼らのゆかりの街には、美術館やアートスポットもあり、ミュージアム巡りも楽しめます。
ここではニースをはじめ、コートダジュールの魅力ある街や村をご紹介します。

陽光溢れるコートダジュール
◆ニースの観光スポット

プロムナード・デ・ザングレ
海岸沿いに延びる全長約3.5kmの大通りで、「イギリス人の散歩道(Promenade des Anglais)」という意味をもちます。「ネグレスコ」などの高級ホテルが立ち並び、夏にはビーチパラソルに埋め尽くされ、リゾート感覚が楽しめます。

旧市街
海岸と新市街に挟まれたエリア。サント・レパラット大聖堂のあるロセッティ広場(写真)や、朝市や花市、アンティーク市の立つサレヤ広場など、観光客や地元住民で賑わっています。迷路のような路地など散策にぴったりの場所です。

シミエ地区
ニースの高級住宅街であるシミエ地区。丘の上には広大な公園が広がり、敷地内には歴史あるシミエ・フランシスコ会修道院(写真)をはじめ、マティス美術館、シャガール美術館、古代ローマ遺跡(円形闘技場)など見どころが点在しています。
◆コートダジュールの魅力ある街や村

エズ
コートダジュールにいくつも存在する鷲の巣村の中でも必見のエズ。海抜約420mの頂上に位置し、断崖絶壁から望む地中海は息を呑むような美しさです。

カンヌ
毎年5月に開催される国際映画祭で知られるカンヌ。地中海沿いに約2kmにわたって延びる大通り「ラ クロワゼット」でリゾート気分を満喫できます。

マントン
温暖な気候で、レモンやオレンジの生産が多いマントン。冬には「レモン祭り」で賑わいます。ジャン=コクトーも頻繁に訪れたことからコクトー美術館もあります。

サン・ポール・ド・ヴァンス
鷲の巣村の中でも、その美しさで人気の高いサン・ポール・ド・ヴァンス。マーグ財団美術館があり、ボナールやミロなどの現代美術の作品を数多く展示しています。

トゥレット・シュル・ルー
スミレの栽培で知られる鷲の巣村で、11~3月は村中がスミレの香に包まれます。通りには、陶器や革製品、織物、ジュエリーなど工芸家のアトリエがあります。

グルドン
海抜720mの切り立った岩山に位置する鷲の巣村で、公共交通機関ではアクセスが難しいのでツアーがおすすめです。「フランスで最も美しい村」に登録されています。

グラース
18世紀から香水産業が盛んになり、“香水の首都”として有名なグラース。『シャネルNo.5』もここで誕生しました。3軒の香水工場で無料で香水の製造過程が見学できます。

アンティーブ
大型クルーザーが停泊できるヨットハーバーがあるリゾート地。かつてピカソがアトリエを構えたグリマルディ城が、現在はピカソ美術館となっており、多くの観光客が訪れています。

サントロペ
女優ブリジット・バルドーに愛されたことで、その名を知られるようになったサントロペ。今もセレブリティの別荘やクルーザーがある高級リゾート地で、おしゃれな街として有名です。
◆コートダジュールを巡るおすすめプラン
ニースを基点に、コートダジュールを巡るおすすめプランを所要時間ごとにご紹介します。
ティースタイルでは、専用車で巡るエクスカーションツアーの手配を承っております。また日本語ガイドの手配も可能です。
山の中のアクセスしにくい鷲の巣村など、1度にいくつもの街や村を効率よく周遊するには、ツアーをご利用いただくのがおすすめです。
※ニースを出発地としていますが、お客様のスケジュールによりアレンジ可能です。
※エクスカーションツアーのみの手配は承っておりません。ティースタイルにて航空券やホテルの手配と共にお申込みください。
*3時間コース
ニース市内周遊
3時間なら、ニースを徒歩と公共交通機関でぐるっと周遊できます。
シミエ公園(※) ~ 旧市街 ~ 城跡公園(展望台)~ 旧市街などで解散
※シミエ公園はご希望によりマチス美術館、あるいはシャガール美術館に変更可能です。

城跡公園の展望台からニースの港を一望できます
*4時間コース
A:ニース発 ~ アンティーブ ~ サン・ポール・ド・ヴァンス ~ ニース着

ニース発着

アンティーブ

サン・ポール・ド・ヴァンス
B. ニース発 ~ エズ ~ マントン ~ ニース着

ニース発着

エズ

マントン
*8時間コース
A:ニース発 ~ グラース ~ グルドン ~ トゥレット・シュル・ルー ~ サンポール・ド・ヴァンス ~ ニース着

ニース発着

グラース

グルドン

トゥレット・シュル・ルー

サンポール・ド・ヴァンス
B:ニース発 ~ サントロペ ~ カンヌ ~ アンティーブ ~ ニース着

ニース発着

サントロペ

カンヌ

アンティーブ
※上記にないコースでも、お客様のご希望に沿ってお見積りいたします。お気軽にご相談ください。
◆鷲の巣村で泊まるなら
日帰り観光だけでなく、鷲の巣村で宿泊するならエズにある2つのシャトーホテルがおすすめです。
(写真をクリックいただくと、ホテルの紹介ページにリンクしています。)

シャトー エザ(Château Eza)
石畳の細い道を上り、辿り着くのはロマンティックなシャトーホテル。地中海の眺望を独占できるレストランでの食事は、一生の思い出になるに違いありません。要予約。

シャトー ドゥ ラ シェーブル ドール(Château de la Chèvre d’Or)
中世の村に佇むシャトーホテルで、パノラミックな眺望が魅力です。レストランやプールで、優雅なひと時をお過ごしいただけます。
※上記掲載内容は予告なく変更される場合がございます。あらかじめご了承いただけますようお願いいたします。
2023.03.31 updated