【ホテルレポート】ルレ ベルナール ロワゾー(フランス・ブルゴーニュ地方[ソリュ]/2024年3月視察⑦)

こんにちは。トラベルコンサルタントの角です。2024年3月にフランス国立観光開発機構主催による視察ツアーで、ブルゴーニュ地方を周らせていただきました。ブルゴーニュ地方と言えば、世界に誇るワインの銘醸地。ワイン愛好家にとってはもちろんですが、おいしいワインと美食を満喫するにはうってつけの旅先です!

そして、そんなブルゴーニュ地方だからこそ、わざわざ泊まりに行きたいのが“オーベルジュ”です。今回は、ブルゴーニュ地方の5つ星オーベルジュ「ルレ ベルナール ロワゾー Relais Bernard Loiseau」で、贅沢な時間を過ごさせていただきましたので、その様子をご紹介いたします。

ルレ ベルナール ロワゾー

ルレ ベルナール ロワゾー

■オーベルジュとは?

フランス発祥の、宿泊施設を備えたレストランをいいます。フランスには、大自然に囲まれた郊外に、その土地の素材を使用した料理を出すレストランが多く存在します。そして、料理にワインはつきもの! 飲酒後に長距離を運転して帰るわけにもいかず、宿泊設備を備えたレストランが多く誕生しました。

ルレ ベルナール ロワゾーは、ブルゴーニュ地方の小さな村、ソリュにある5つ星オーベルジュで、21世紀の新しいフランス料理の扉を開けたといわれる天才シェフ、ベルナール ロワゾー氏から受け継いできた美食を堪能できます。もともとは、レストランとして名声を確立したルレ ベルナール ロワゾーですが、ホスピタリティーに関してもすばらしく、フランスで誕生し今では“上質”の代名詞となったホテル&レストランの会員組織、ルレ エ シャトーのメンバーにも選ばれています。

上質の証!

上質の証!

天才シェフ、ベルナール ロワゾー氏

天才シェフ、ベルナール ロワゾー氏

ホテル内には2軒のレストランがあります。メインダイニングはもちろん、ミシュラン2つ星レストラン「ラ コート ドール(La Côte d'Or)」。現在のシェフ、ルイ フィリップ ヴィジラン氏による、最高級の創作フレンチをいただけます。明るい時間は、中庭の景色も楽しめる、ぬくもり感のあるレストランです。

ラ コート ドール外観

ラ コート ドール外観

中庭から見た、ラ コート ドール

中庭から見た、ラ コート ドール

中庭の景色を楽しめる店内の様子

中庭の景色を楽しめる店内の様子

■創作フレンチのフルコースディナー

夕食は創作フレンチのフルコースをいただきました。

今回いただいたコースは写真の順番通り、前菜2品、メインの魚料理(鯛)と肉料理(シャロレー牛のブルゴーニュワインソース)、デザート2品、プティフール(小菓子)、チョコレートです。特に前菜のホタテのカルパッチョ キャビア乗せが一同大絶賛でした!

今回いただいたコースは写真の順番通り、前菜2品、メインの魚料理(鯛)と肉料理(シャロレー牛のブルゴーニュワインソース)、デザート2品、プティフール(小菓子)、チョコレートです。

特に前菜のホタテのカルパッチョ キャビア乗せが一同大絶賛でした!

■名酒がそろったワインセラー

ホテルの地下には「ワインセラー」があり、豊富なワインが貯蔵されています。鍵のかかっているセラーには、ドメーヌ ドゥ ラ ロマネコンティ(DRC)の名酒がずらーり!

ワインセラー

ワインセラー

ドメーヌ ドゥ ラ ロマネコンティ

ドメーヌ ドゥ ラ ロマネコンティ

レストランの隣には、ギフトショップ「ブティック ベルナール ロワゾー」が併設されています。

ブティック ベルナール ロワゾー

ブティック ベルナール ロワゾー

ベルナール ロワゾー オリジナルのワイン

ベルナール ロワゾー オリジナルのワイン

ベルナール ロワゾー オリジナルの食料品

ベルナール ロワゾー オリジナルの食料品

もうひとつのレストランは、17世紀の建物を利用したビストロ「ロワゾー デュ モルヴァン(Loiseau du Morvan)」です。高級レストランとは違った雰囲気で、地元の郷土料理が自慢とのこと。宿泊ゲストの朝食はこちらで提供されます。

朝食はビュッフェスタイル、卵料理はオーダーで。とにかくパンがおいしかったです♪

ビュッフェスタイルの店内

ビュッフェスタイルの店内

おいしかったパンの数々

おいしかったパンの数々

パブリックスペースには、贅沢にも広い空間が用意されており、ライブラリースペースや、ラウンジエリア、バーラウンジなど、とても優雅な設えとなっています。

ライブラリーエリア

ライブラリーエリア

ラウンジエリア

ラウンジエリア

暖炉のあるバーラウンジ

暖炉のあるバーラウンジ

ワインコーナー

ワインコーナー

また、ホテルの敷地内には、四季折々の植物を愛でることのできる中庭や、サウナや泥風呂、フィットネスセンターまでが備わったスパ棟も設けられ、心身ともにリトリート時間(心と体を癒す時間)を満喫できそうです!

お庭では桜が満開でした

お庭では桜が満開でした

スパ棟

スパ棟

ホテルには、8タイプ、計34室のお部屋が用意されています。スタンダードルームから豪華なスイートまで、木を基調としたそれぞれの部屋は、ブルゴーニュ地方らしさのある、温かみのある空間が特徴です。ほとんどの客室には、バルコニーやテラスがついているので、さまざまな植物が植えられたお庭が望めて、のどかな田舎の別荘に住んでいるかのようにくつろぐことができます。

今回、私が宿泊させてもらった客室タイプは「スイート」(55~81㎡)でした。お部屋はデュプレックス(中二階形式)タイプで、まさに別荘気分です

広々としたリビングスペース

広々としたリビングスペース

リビングの端に階段があります

リビングの端に階段があります

階段を上がると…

階段を上がると…

ベッドルーム

ベッドルーム

バスルームにはバスタブと独立したシャワーブース

バスルームにはバスタブと独立したシャワーブース

最後に、各都市からルレ ベルナール ロワゾーまでの行き方についてご紹介します。

【パリから】
高速列車TGVでモンバール(Montbard)まで約1時間、モンパールからバスで約1時間、または車で45分。

【ディジョンから】
車で1時間、または普通列車TERと公共バスで約2時間(モンバールで乗換)。

お部屋の窓を開けたら桜の木!

お部屋の窓を開けたら桜の木!

余談になりますが…
2024年6月2日、東京 市ヶ谷にある東京日仏学院に「ロワゾー ドゥ フランス」が開業! フランス料理界伝説のシェフである、ベルナール ロワゾー氏の想いを引き継ぐ、ベルナール ロワゾー グループが、フランス食文化の新たな発信地として、誰もが楽しめるフランスの食空間を展開しています。

ロワゾー ドゥ フランス
住所:東京都新宿区市谷船河原町15 東京日仏学院1階

公式HPはこちら
角 千春

トラベルコンサルタント 角 千春

ルレ ベルナール ロワゾーの様子はいかがでしたか? “お目当てのレストランへわざわざ出かける旅”というフランスらしいスタイルから発祥したオーベルジュ。なかでも、ルレ ベルナール ロワゾーは、美食家たちにとって憧れの老舗オーベルジュです。おいしいワインと食を~ぜひご堪能ください♪

おいしいワインと食を求める、フランス・ブルゴーニュへの旅に興味のある方は、ぜひお気軽にティースタイルにお問い合わせください。


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