◆クリスマスマーケット
◆西洋のなまはげ祭り「クランプス」
◆ディナーコンサート

こんにちは！ トラベルコンサルタントの田中です。2023年12月にオーストリアのザルツブルク視察に参加してきました。今回は、この時期のイベント「クリスマスマーケット」と、日本のなまはげ祭りの原型とも言われる祭り「クランプス」を中心にご紹介いたします。

◆クリスマスマーケット

＊1日目：ザルツブルク市内

2日間に渡って、2ヵ所のクリスマスマーケットを訪れました。初日はメイン会場である大聖堂前の「レジデンツ広場のクリスマスマーケット」を楽しみました。ザルツブルク旧市街の、とても趣きのある場所でした（2023年は11月23日～1月1日に開催）。レジデンス広場の入口付近から乗ることができる馬車で、旧市街を周るのもおすすめです！

大聖堂は17世紀にバロック様式で建て直されており、内装が荘厳で美しい教会です。正午から30分間、7つのパイプオルガンを使ったクラッシックコンサートが楽しめます。

大聖堂の前に広がるレジデンツ広場では、朝早くから夜までクリスマスマーケットの屋台が、コの字を描くように軒を連ねています。店頭には、グリューワイン（ホットワイン）などの飲み物に、温かい食べ物やスイーツ、クリスマスならではの飾りや手作り製品などが並びます。

＊2日目：ザルツブルク郊外

2日目は、2001年から始まったザルツブルク郊外「ヘルブルン宮殿のクリスマスマーケット」を訪れました。オーストリアで最も美しいと評判のクリスマスマーケットです！ 800本の針葉樹からなるクリスマスツリーと10,000個の赤いボールが、小さな電球が繋がったフェアリーライトで彩られます。

かわいいお店や美味しそうなお店がいっぱい並んでいます。夜になるとライトアップされ、さらに美しさがアップ！ おとぎの国に迷い込んだような雰囲気に包まれる素敵な所でした。

◆西洋のなまはげ祭り「クランプス」

「クランプス」はヨーロッパ中部の伝説のモンスター。その不気味な存在は見るからに恐ろしい風格ながらも、実は心やさしい聖ニコラウスの付添い人で、悪い子を正す役割を与えられていたそうです。秋田県の「なまはげ」は、西洋の仮面をつけた祭りや儀式の文化が海を渡って日本にやってきたのではとも言われ、なまはげの起源はこの「クランプス」だという説もあります。

夜、暗くなったころ、不気味な音と共に、突然こわ～い仮面をつけた集団が現れます！

◆ディナーコンサート

ザルツブルクは音楽の町。2日間、趣きの異なる2ヵ所の「ディナーコンサート」を楽しみました！

＊ザルツブルク モーツァルトコンサート＆ディナー

1ヵ所目は、ヨーロッパ最古のレストラン「シュティフツケラー ザンクト ペーター」で、3コースディナーを楽しむモーツァルトコンサートです。ドン・ジョバンニ、フィガロの結婚、魔笛など、モーツァルトの名曲と伝統のレシピで作られたお食事を楽しめます。

＊ホーエンザルツブルク城塞 クラシックコンサート＆ディナー

2ヵ所目は、ザルツブルク旧市街にそびえ立つホーエンザルツブルク城塞でのクラシックコンサートです。本物のお城でのコンサートは、まさに中世の世界。こちらでは、コンサートの前に城塞内のレストランでディナーをいただきます。

モーツァルトだけなくシューベルトなどの音楽も演奏されます。この日は寒すぎて、こぢんまりした会場でのコンサートでした。

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