巨大な氷河群を有する国立公園

1981年世界自然遺産に登録されたパタゴニア最大級の国立公園「ロス・グラシアレス国立公園 Parque Nacional Los Glaciares」。フィッツロイ山を含む広大な敷地は山梨県とほぼ同等の面積があります。

グラシアレスとはスペイン語で氷河を意味し、その名の通りロス・グラシアレス国立公園には48もの氷河があり、世界第3位の規模を誇る巨大な氷河地帯です。国立公園で最も有名なペリト・モレノ氷河、最大級のウプサラ氷河、他の氷河よりも高さのあるスペガッツィーニ氷河が代表的です。威厳に満ち溢れた氷河の景色は圧巻です！

特にペリト・モレノ氷河は崩落が見られることで知られ、クルーズでも訪れることのできる非常に人気の高い氷河です。氷河と言えば、バリバリと雷のような地鳴りとともに崩れる崩落のシーンが思い浮かびますが、実は大きな崩落はなかなか見ることはできません。小さな欠片が落ちる崩落は日々起こっていますが、大きな崩落は成長の周期とタイミングが合わなければ見ることができません。しかし、ペリト・モレノ氷河は今でも毎日2mずつ成長を続ける「生きた氷河」とも呼ばれ、他の氷河よりも非常に活発なのが特徴です。そのため大きな崩落を見れる可能性が高いため、世界の中でもおすすめの氷河観察スポットです！

また、氷河の青さも世界有数で、天然に作り出された色とは思えないほど美しい氷河の色に吸い込まれそうになります。荒々しく削り取られた氷河、荒涼と広がる寂しげな大地とさまざまな顔を見せてくれるロス・グラシアレス国立公園は、アルゼンチンへ行ったら絶対に訪れるべき観光スポットです。

ロス・グラシアレス国立公園 公式HP

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